前回の続きです。
内容は乗車記念賞、缶マグネット2種、VSE登場時に作成されたパンフレットです。パンフレットは小田急電鉄内の在庫が非常に少なく、データを今回のためにデータを借りて複製したとのこと。かなりの気合いの入れようだと思います。パンフレットのカバー代わりにA4の封筒ももらえたので、記念乗車証も入れて持ち帰りましたが、これならプラスチックケースを持参するべきでした。今後に活かします。
↓マグネット2種、記念乗車賞証、パンフレット(複製)
マグネットに使われた写真は、ツアーに添乗した社員の一人がプライベートで撮影したものだそうです。
↓裏面の基本データ。諸元表
↓相模大野まで戻ってきました。
↑5000形(5052)の急行と同時の到着でした。このツアーのために到着ホームを変更したそうです。
状況としては、↑の動画ではラストの4つ目のチャイムが最初にに流れ、動画内1曲目、2曲目の順に4つのチャイムが流れました。この動画内1曲目でようやく、体験イベント実施中であることに気づきます。すでに諦めていましたが2周目が始まり、急いで録音を開始しました。最後にどういうわけか、録り損ねたはずのチャイムが鳴り、結果的に全種類を録音できました。
↑↓新百合ヶ丘の多摩線ホーム。唐木田までの多摩線内は座席逆向きです。VSEで多摩線に乗車というレアな事象に加えて座席は逆向き。経験できた人は限られています。(多摩線でのVSEがどれほど貴重か、改めて記事にします。)
↑小田急永山から隣の小田急多摩センターでは京王相模原線(こちらは京王永山、京王多摩センター)との競争を期待して、反対側を映しています。ご覧いただければ分かりますが、最後まで楽しく丁寧に案内いただきました。
先の記事で触れた初めてVSEに乗車したスタッフHDさんも「プライベートで乗りたい」と気に入ったようです。
↓15時29分、定刻通り唐木田に到着。車内点検、整備の時間を利用した15分間という短時間の撮影会取られました。
当然、管理人も少しばかり撮影します。
↑新宿寄り先頭車
↑↓動画版
↑↓片瀬江ノ島・箱根湯本・唐木田寄り先頭車。スペースが狭く、全面部分が入りきりませんが
一眼レフでは記録できました。VSEは3月11日限りで通常運転を終了、予備車を兼ねた臨時または団体列車用として残留したのち、来年秋で完全引退です。あと1年半でどれだけ唐木田に来るのか、いずれにしても貴重な機会です。
↑この時点で唐木田までの先頭車は、最後尾用の赤ランプに変わっており、回送列車となっていました。夢のような1日、まだ乗っていたいですが夢はいつか覚めるものと決まっています。名残惜しいというよりも、何ら支障なく無事に終わたことを喜ぶこととします。
撮影に夢中な参加者を傍目に、電鉄とトラベルの乗組員各氏は車内の点検と弁当、ペットボトルのゴミ出し、乗務員各氏はホーム上で参加者対応と安全確保、車内で回送の発車準備を行っていました。弁当の空容器がゴミ袋の中で綺麗に重ねられていたのは驚きです。
ツアー中も全スタッフが慌ただしく車内を動き回っていました。何が言いたいかというと、楽しいイベントの裏では入念な準備や打ち合わせで計り知れないほどの人が動いているということを改めて実感しました。今回のケースでは、企画から募集、車内イベント実施のタイミング、座席券やクイズ用紙の準備、記念品や弁当の発注、添乗員の確保、車両の小田原までの送り込みと唐木田から喜多見の車庫への戻しを含めたダイヤ設定、乗務員の手配、それに伴う定期列車の変更、関係各所(駅、信号担当、乗務員所属箇所、指令など)との連絡というような、参加者からは見えないところでの労力を想像すると、大変という一言では片づけられない苦労があったことと思います。
このあとは、いったん改札を出て全線走破ミステリーは終了です。
これにてツアー本編は終了ですが、京王線との共演を狙うのでVSE回送の1本前の列車で多摩センターへ向かいますが、次回に続きます。
↓ツアー出発
↓本編1
↓本編2