2021年7月10日(土)


おはようございます...zzZ

ただいまの時刻は朝の6時半、7月ともなると5時台で外が明るいです。

旅のスタート地点はJR難波駅ですが、JRに乗車する訳ではありません。

これから、高速バスで四国に上陸します。



土曜朝の高速は大きな混雑もなく、4列シートのハイデッカーは順調に西へ進む。

トンネルを抜けて現れる大きな明石海峡大橋に心躍らせた後は、眼下に海を眺めながら淡路島を縦断していきます。



難波を出発して約2時間半、定刻通りに徳島駅に到着。

前回の6年前に来た時を思い返しますが、周辺は大きく変わっていない印象です。

そうそう、立派な駅ビルに対してホームは古さが垣間見えるシンプルなつくりだったよなと思い出す。

 


旅の目的は四国の未乗路線を訪れることですが、ちょうどスタバから日本上陸25周年を記念して47JIMOTOフラペチーノが期間限定で発売されていたのでこちらも飲んでいきます。

徳島限定のフラペは、ガッツリすだちとシトラス果肉ですっぱうまでした。

 


今日だけでフラペを3杯飲む予定なので、食事は考えていません。

でもまぁせっかく徳島まで来たんだし、お腹も余裕があったので駅前の麺王へ。

普通のラーメンを注文しましたが、これくらいの量でちょうど良かったです。

値段も、生卵を付けて600円とお手頃。



駅に戻って、最初のランナーは特急うずしお。

2700系は四国を走る特急の顔のひとつですが、前回に訪れたのが6年前なので2600系・2700系は何気に初乗車です。

新しい車両は、車内が明るく快適〜



徳島駅を出発後、しばらくして長さ約1kmの吉野川橋梁を渡ります。

海と見間違うごとき、とても広い広い川幅です。

一方で穏やかな川面とは対照的に、空は段々と雲行きが怪しくなってきました。

 


讃岐山脈の大坂峠を越えると香川県入り。

列車は、香川最初の駅に向けてスルスルと坂を下っていく。

奥にうっすら確認できる島影は、おそらく小豆島。

その後は、海が見えそうで見えないところを走ります。



徳島はフラペだけの目的で訪れましたが、香川では未乗路線に乗っていきます。

まずは特急を志度駅で下車して、国道を渡ったところにある、ことでんの駅に乗り換えます。

また志度ですが、江戸時代の奇才であった平賀源内の故郷になります。

駅舎の至る所に源内があしらわれており、この角度からでは列車がうどんになると遊び心に溢れていました。

 


乗換時間は5分と短かったですが、駅前にある信号のタイミングも良く何とか間に合いました。

窓口でフリーきっぷを買おうと財布を出しましたが、きっぷの準備に時間がかかるのか瓦町駅でお願いと頼まれてそのまま乗車。

瓦町駅は、全ての路線の乗換駅ですね。



すぐに、右手に志度湾が現れます。

眼前いっぱいに広がる海は、ことでんの人気車窓のひとつ。

カーブを描きながら海岸線のかなりギリギリを走るので、列車の撮影でも有名な場所です。

 


並行するJRと対照的に、短い駅間で乗客を拾っていきます。

所要時間ではJRに劣りますが、運転本数では勝ります。

最初はぽつりぽつりの乗客も、終点の瓦町駅に着く頃には立ち客が出ていました。

そして窓に細かな水滴が付き、とうとう雨が降ってきた。

でも、旅行中はずっと列車に乗っているので問題なしです。



無事に、フリーきっぷを調達。

価格は1,250円なので、長い距離もしくは多くの回数を乗らないとお得感はないかな。

今回は乗りつぶしなので、何も考えずに購入しましたが。



瓦町駅にスタバがあったので、ここで香川限定のフラペを飲んでいきます。

味は、抹茶と香川で有名な和三盆の和テイスト。

中にも上にもたっぷりと砂糖が入って甘々なのに、嫌にならないのは和三盆の成せる技でしょうか。

ただ、和三盆が何度もストローに詰まる...

 


志度線の次は、長尾線に乗車していきます。

瓦町駅を中心に北東へ延びる志度線に対して、長尾線は郊外を南東へ延びます。

あとともに終点は四国八十八ヶ所の最寄りで、志度駅には第86番札所の志度寺が、長尾駅には第87番札所の長尾寺があります。

参拝路線としての性格も持っているのですね。



水田駅で、対向列車とすれ違い。
2020年に伏石駅が開業するまでは、長らくことでん唯一の高架駅でした。
そもそもことでんは全線地上なので、高架部はオーバーパスなど限られています。


綺麗な円錐形の山容は、白山。

讃岐七富士のひとつで、三木富士とも呼ばれます。

春には桜が山裾を覆い、よく整備された登山道は幼児でも登れるとのこと。

 


瓦町駅から約30分で長尾駅に到着です。

すぐ近くに長尾寺がありますが、折り返し列車の発車が5分後なので、駅舎を外から眺めたらそそくさと車内に戻ります。

ほんと、久々に観光要素のない乗り鉄旅です。



続いて舞台を香川から高知へ移しますが、ことでんのフリーきっぷがあるので、JRの乗車区間を短縮する狙いで琴平駅に向かいます。

そしてまた、乗換駅の瓦町駅に戻るのです。

 


ことでん琴平線は既に乗車済みですので、ことでんは長尾駅で完乗しています。

なんなら香川県内のJR線も乗車済みですので、香川の乗りつぶしも出来ています。

琴平線では、綾川町を過ぎた辺りで讃岐七富士で一番大きな讃岐富士を見つけることができますよ。

 


約1時間の乗車で、終点の琴平駅に到着。

石の鳥居があるとおり、周囲はこんぴらさんの門前町です。

隣に聳える山の中腹に社殿が確認できますが、今日はここで失礼と道端で手を合わせる。



JRとの乗換時間があったので、香川と言えばのうどんを食べに行きます。

昼ごはんにしては遅すぎる中途半端な時間ですが、住宅地を彷徨って目的のお店へ。



しょうゆうどんを注文。

これで150円と、めちゃ安いです。

工場併設のお店で、麺は既に製麺されています。

味は、可もなく不可もなくといった感じでしょうか。

客層も観光客はあまり見かけず、地元の方がよく利用している印象です。



食べた時間とボリューム的に、フラペが昼ごはんでうどんがおやつとよく分からない状態になっています。

旅行中は1日1食だったり食べ過ぎたりと、いろいろ食生活が崩壊しがち...

気を取り直して、次は特急で高知駅に向かいます。

ではではノシ


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