(山口県の科学館)
2022/1/9現在,山口県防府市の青少年科学館「ソラール」では2つの企画展が行われています.「ソラール」は「太陽のシアター」や「太陽望遠鏡」など太陽をテーマとした展示で知られています.
鏡の世界であそぼ!万華鏡展
企画展のうち一つは「万華鏡展」です.さまざまな企画展が行われていますが,最近は光・視覚に関する展示が多い気がします.
展示品の一つ「不思議な出窓」です.左右から覗き込んだ際に別々の物が入っているように見えます.
鏡を多用した迷路「ミラーメイズ」です.思わず鏡面にぶつかりかねないので,怪しいと思えば触って進んでいきます.そのためか一度に1組の案内となっています.一応攻略法はあります.
本物はもちろん一つのみです.
ハーフミラーを活用してどこまでも続く井戸が表現されています.
その他,万華鏡の機構面の様々な実物解説,万華鏡作品の展示が行われていました.かなり充実しており様々な発見ができると思います.
この企画展は10月から開催されていますがすでに1万人以上の来場を動員,一部の販売商品が完売するなど高い反響を得ているそうです.
走る!鉄道模型展
「ソラール」では時折鉄道模型の展示走行が行われていますが,今回は通常「太陽のシアター」を投影する「回廊展示室」で行われました(従って「太陽のシアター」は休演です).
走行するのは「HOゲージ」の車両です.走行していた製品はKATO・TOMIX・天賞堂のプラスティック製品でした.多くは山口県周辺で活躍していた車両になっています.
この「C56+DD51+12系」の「SLやまぐち号」も全てKATO製品で揃います.
HOゲージで15両編成のブルートレインはなかなか見ることができません.
鉄道模型の動く仕組みの説明や記念撮影用の制帽も用意されています.鉄道模型の動く仕組みは筆者の展示会でも頻繁に尋ねられているため,今後は説明文を用意したいと考えています.
中央のテーブルにはパソコン・マイコンや電子回路・ハンダゴテが並びます.今回の走行は「DCC」で行われており,自動で制御されて走行するものとなっています. DCCシステムを個人で用意すると費用的に大変であり,まさに博物館ならではといえます.
そしてこの展示が行われているのは「回廊展示室」,壁面に地球の歴史を見ながら2Fへ上っていくという演出がなされていますが,
つまりはこの展示を真上から見ることができるということです.いかに広いレイアウトであるかがよくわかります.
なお,ソラールの常設展示には人力発電でHOゲージを動かす展示があります.
この両展示,万華鏡展は来週1/16まで,鉄道模型展は明日1/10まで行われています.お近くの方はぜひお越しいただければと思います.
「鉄道模型展」をラジオ(12/28 16:30ごろ FM山口「COZINESS」)で告知して頂いた「sMALL wORLD」の駅長および,全てのソラールのスタッフの皆様にお礼申し上げます.
ソラールについては以下のリンクもご覧ください.
※テーマ「【訪問記】博物館・博覧会・保存車両」を追加しました.鉄道・交通・科学・軍事以外の博物館・美術館・博覧会・屋外展示品などを扱う場合もあります.
※写真は確認の上撮影・掲載しています.会期の関係で1/9の早めの時間帯に更新しました.