前編はこちら
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オールドな客車
通常の普通車両(メロス号)の後ろに、
古い客車が1両繋がって、ホームに停車していました。
通常は、
機関車(DD352)+普通車両(メロス号・気動車)+ストーブ列車(客車)
の編成らしいのですが、今季は機関車はお休み😭
2両での運転です。
1952年製の古い機関車は、
多客時にしか動かないようで運次第になります。
(多客時でも動かないときや、3往復中2往復目以降しか動かないときがあるようです)
毎回牽引しないのは延命対策とのこと。
で、機関車は五所川原駅構内でお休みしてました。
動くのを見たかったなぁ…🥲
ストーブ列車の車内
今回乗った車両は1948年製のオハフ33。
車内は床も座席も木製でなかなかなレアな車両です。
(現存しているほとんどの旧型客車は鋼体化工事実施済で木製は少ないです)
温かみのある車内
床は木製
網棚も紐で懐かしさを感じます
栓抜きも健在(一部座席のみ)
出発する前から
ストーブ列車は全席自由。
ストーブが見える席を確保します。
(写真には一部モザイク加工しています)
ちなみに「混雑時のストーブ前の席は交代制にしてください」とのこと。
座席に座るや否や出発を待たずに早速、車内販売開始です。
お客さんが少ない事もあって販売メニューは少なくしているみたい😧
もちろん、スルメとストーブ酒を購入します。
このセットはマストですね😁
スルメは「後程、焼くので袋を開けて待っててくださいね」とのこと。
そうこうしているうちに出発です。
列車は、「津軽半島観光アテンダント」と呼ばれる案内係の方と販売兼スルメ焼きを担当する津鉄の社員さんと車掌さんの3名が乗員です。
●津軽半島観光アテンダント 公式HP
ストーブ列車の中でのお約束
ストーブ列車の中でお約束事があります。
①走行中はデッキに出てはならない
これは、ストーブ列車の乗降ドアが「手動」であることから安全対策でそうなっています。
デッキに出ようと思うならアテンダントさんや社員さんから厳しい注意を受けることになりますので気を付けましょう
②客車の窓は開けてはいけない
雪は木造の車両を痛めつけます。
特に窓枠は腐りやすいそうで、メンテナンスをしているものの劣化のため窓を開けると閉めれなくなるらしいので「開けないで!」とのことです。
③ストーブはスルメ以外は焼いてはいけない
昔は各々持ち込んでいろいろ焼けたそうですが、
観光列車化となった今はスルメしか焼けません。
また、スルメも車内で買ったものしかダメです。
ご乗車の際はルールを守って楽しく乗りましょー
アノ有名なお方が描いた列車
津軽五所川原から5つ目の嘉瀬駅ではキハ22が留置されています。
イラストが描かれたカラフルな車両👀
実は、1997年に元SMAPの香取慎吾さんがTV番組「SMAP × SMAP」の企画で地元の子供さん達と一緒に描いた「夢のキャンバス列車」(通称:慎吾列車)なのです。
これ、テレビで見てました❗️
ビストロSMAPが好きで、メニューを再現したレストランを見つけて食べに行った青年時代でした😊
2000年に老朽化から営業運転を引退。
嘉瀬駅に置かれているのです。
2017年、TV番組「おじゃMAP」の企画で香取慎吾さんが再び塗り直しをされて現在に至るのです。
今の様子を動画で上げていますのでご覧くださいませ
焼いたスルメとストーブ酒
列車の半分はツアー客。
その影響で座席はほぼ埋まっている状態で、
アテンダントさん、社員さんはスルメ焼きにバタバタ😅
やっと、私達のスルメが焼かれる番になりました。
アテンダントさんが言うにはひさびさのツアー客らしく北海道新幹線開通5周年を記念した地元の方限定のモニターツアーだったようです。
津軽弁のアナウンスと残雪の景色。
「・・・んだ」
そして、スルメのいい匂い…🤤
木が刺さっているのは防雪柵を外した跡。
防雪柵とは、吹雪で視界が見えなくなるのを防ぐためで線路沿い建てる柵の事です。
景色を見ていると、津軽に来たんだとじわじわ感じてきました。
まだまだ「ストーブ列車」の旅、続きます☺️
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※2021年3月現在の情報です。
不要不急の外出を避けるようにお願いがある都道府県がありますので旅をされる場合は自治体の情報にご留意の上お願いいたします。
また、緊急事態宣言の状況で列車の運行や内容が変更される場合があります。