NO.2600 新幹線開業に伴う新たな駅の工事が進行しています、旧駅舎も姿消す、長崎駅東側の現状 | コウさんのコウ通大百科 PART3

コウさんのコウ通大百科 PART3

在住する九州を中心に、鉄道・バスを中心としました記事を毎日更新しております。
(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 長崎の玄関口でもあります、JR長崎駅と言いますと、令和2年3月に高架開業しておりまして、現在稲佐山側にあります西口におきましてきれいな姿を見る事ができております。

 

 この長崎駅の高架化は、今年秋に開業します西九州新幹線の開業に合わせまして一足先に浦上~長崎間におきまして開業したものでありまして、この事業は「長崎本線連続立体交差事業」の一環として、NO.2596でもご紹介しました、長崎駅に最も近い踏切で撮影スポットでもありました幸町踏切をはじめとしまして複数の踏切が姿を消しております。

 

 また、この西口の所にはイベントホールや稲佐山の展望スペースなども存在します、「出島メッセ長崎」と呼ばれる施設が昨年オープンしておりまして、以下画像にもありますように直接長崎駅とを結ぶ橋も設けられております。今回訪問時には、残念ながらこの施設に私自身訪問しておりませんでしたが、今後訪問時には是非とも訪問したいと思っております。

 

 さらには、周辺には長崎警察署や長崎放送(NBC)も移転しておりますし、長崎駅の南側にも長崎県庁なども設けられておりまして、長崎駅周辺も大きな変化が見られております。かつては、長崎駅の他には市場などが存在しておりました周辺でもありましたが、このような施設が設けられている事で大きく様変わりしている事が伺わせております。

 

 

 さて、このように変化が見られている長崎駅周辺ではありますが、かつての駅舎が存在していた東側では今後新幹線開業に合わせまして引き続き工事が進行しております。今回は、12月訪問時点での東側の現状、そして新幹線ホームの現状も併せて皆様にご紹介してまいります。

 

 

 まずご紹介しますのは完成予想図であります。画像左(南)側にあります「アミュプラザ長崎」も今後新たな姿に変わる事になっておりまして、さらに右(北)側には新たな広場が設けられる予定となっております。尚、画像にありますように最終的には2025年(令和7年)にフルオープンする事になっておりまして、今後段階的に工事が進行していく事にもなるようであります。

 

 

 ここからは現状であります。画像からもわかりますように、既に新幹線駅としての姿は見えておりますが、かつての側線が存在していた場所は整備されておらず、今後さらに進む事にもなるようです。それにしても、ここに6両編成のN700S系新幹線電車が入って来る事にもなる訳ですので、フル規格でもある分在来線よりも大きく整備しないといけない事もわかるような姿でもありましょうか。

 

 

 こちらの画像は、過去に撮影しておりました旧長崎駅駅舎の姿であります。以下画像は1階より撮影したもの、その下の画像は歩道橋上から撮影していたものですが、この長崎の玄関口とされましたこの駅舎も昨年残念ながら解体されてしまっておりまして、その姿は見られなくなってしまいました。

 

 (令和2年撮影)

 

 (平成30年撮影)

 

 

 こちらが旧駅舎があった所であります。上の画像の平成30年撮影画像と比べてみましても、かつて屋根があった場所は支えの部分が残されているのがわかります。また、「アミュプラザ長崎」もホテル(JR九州ホテル長崎)が建っている部分の営業は引き続き行われておりまして、この建物にあります映画館やショッピングモールなどは引き続き営業が行われております。

 

 (画像上部(線がある部分)が屋根の支えであった部分です)

 

 こちらは別位置(1階)で収めたものですが、やはり駅舎が姿を消している事もありまして、JR九州ホテル長崎をはじめ、「アミュプラザ長崎」などの施設が詳しく見られている事がお分かりいただけます。しかし、今後上の画像のように変わる事になりますので、このような姿もそう長くはないようではあります。

 

 

 こちらは、歩道橋から見ました長崎駅駅舎であります。現在は旧駅舎・旧ホーム・旧側線が撤去されてそう長くはありませんので画像の姿が見られておりますが、これが上の画像のように変わる事になる訳ですので、どう変わる事になるか楽しみな所ではありましょうか。

 

 また、画像が現在の長崎駅駅舎へ通じる通路であります。令和2年の高架移行直後は、旧改札~旧3・4番ホーム~旧側線~新駅内(西口)コンコースへと長い距離で移動しないといけませんでしたので、正直大変であった事が偲ばれますが、現在は画像のようにダイレクトに行く事ができますので、本当に近くなったなと実感する所ではあります。

 

 

 今回の訪問では、その通路を通った際の画像も収めておりましたのでご紹介しますが、画像の入口から新たなコンコースがあります西口へと進む事になります。

 

 この通りでは、旧ホーム・線路跡を通る事になりますが、この時には画像のように黒い袋に入りました廃棄物と思われるものが山積しておかれている姿が見られておりました。今後これらを撤去しまして、駅の広場の整備へと移る事になるようですが、そうなる時が近いと言うのも待ち遠しい所でもありましょうか。

 

 通路から立山方向を収めたものであります。画像中央には長崎県営バスターミナルが入っているビルが見られておりますが、この建物の姿が目立っている事がお分かりいただけます。ここから中長距離路線が発着している訳でもありますが、新たな長崎駅ができますと今後どうなるのか気になる所ではあります。

 

 

 ここまで、長崎駅の東側の現状をご紹介しましたが、ここからは新幹線ホームの現状をご紹介してまいります。これまでもご紹介しておりますように、在来線側には留置線も長崎駅ホーム北側、そして幸町側に電車も留置できるスペースが設けられております。それにしても、昨年6月まではキハ66・67系気動車も存在しておりましたが、今やYC1系気動車のみしか気動車は見られませんので本当に寂しくなったなと思う所ではあります・・・。

 

 こちらは長崎駅の5番ホームであります。この5番ホームの対岸が西九州新幹線のホームにあたりますが、これからご紹介しますように工事が進行しておりました。そんな中今後新幹線の愛称に変わる事にもなります、787系電車の「かもめ」が停車しておりましたが、昨年2月訪問時はボロボロの車体を見せておりましたBM1編成も(NO.2434参照)、夏に小倉総合車両センターできれいな姿に改めた事もありまして、今や側面はフルカラーのLED行先まで設けられるほどきれいな姿を見せておりました。

 

 (側面フルカラー行先)

 

 

 こちらが、長崎駅の新幹線ホームであります。NO.2551でもご紹介しました武雄温泉駅のように、ホームドアまで設けられているなどほぼ完成した姿が見られているのとは対照的に、ホームの姿はまだ詳しくはできておらず、今後設置工事が行われるようになるようでした。正直まだこの段階であったかと思う所ではありましたが、秋の開業までには完成へと至る事にはなるようです。

 

 (武雄温泉方)

 

 (南側)

 

 5番ホームの「かもめ」が発ちまして、より南側が収める事ができました。ご紹介しておりますように、まだ待合室や発車標・ホームドアの姿が見られませんので、今後工事が行われる事にはなるようではあります。

 

 それでも、駅名標に関しましては枠も見られておりまして、今後「ながさき」が設けられる事にもなるようであります。ここまでご紹介した中でもまだ4割足らずくらいではあるようでしたが、秋の開業にはきれいな姿に変わる事を期待する所ではあります。

 

 

 今回は、長崎駅東側の現状をご紹介しましたが、やはりかつてのホーム・側線があった事もありまして、まだまだ完成にはしばらくの時間がかかる所ではあるようですが、それでも進行はしているようではあります。先述のように、武雄温泉駅がほぼ完成へと至っておりますので、それからしますと遅いかな?とは思う所ではあります。けれども、秋の開業には一部を除きまして整備される事にはなるようではありますので、正直待ち遠しい所ではあります。ご覧の皆様も、正直まだこれくらいかと思われた方もいらっしゃるようではありますが、秋にはきれいな姿に変わる事に間違いないですので、とにかく開業時の姿を期待したいと思います。