※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤字・誤変換等もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
夏の臨時列車の一覧を見ていたところ、烏山線に[ビューコースター風っこ号]を使用する多客臨を発見!とは言え[ビューコースター風っこ号]は何度も乗車していますし、烏山線にも2度訪ねていますのでパスしようと思ったのですが、よ~く時刻表を見たところ、今回の多客臨は毎日走っている普通列車のダイヤで走ることがわかりました。
…ということは、烏山線で走っている国鉄一般型気動車標準色ふうのキハ40と[ビューコースター風っこ号]が連結して走る可能性もあるのでは?と思い、急ぎみどりの窓口に駆け込んだところ、発売から3日が経過していましたが余裕で指定席を確保することができましたので、早起きをして乗車してきました。
(←高崎 クハ106-119+クモハ107-119 横川→)
当初は前日の夜から[ムーンライトえちご]に乗車して、長野→直江津→新津→新宿→宇都宮と大回りをする予定でしたが、金曜日の仕事が遅くなったため、27日の朝、超・早起きをして横川から乗車することにしました。
横川駅からは始発電車で高崎に向かいます。駅のホームには107系が入っており、今回の「乗り鉄」はこの列車からスタートです。
横川駅を発射するときは私を含めて3名しか載っていなかったのですが、松井田駅を過ぎると学生を中心に結構乗客があり少々驚きでした。
高崎からは湘南新宿ラインを通って小田原まで行く快速列車で大宮に向かいます。乗車時間が1時間を越えますし、朝、家を出るのが早かったので、迷うことなくsuicaにグリーン券情報を記録してグリーン車の2階に席を取ります。
本当は211系に乗りたかったのですが…。
211系に乗るチャンスはないのかな?と思いながら乗っていたところ車内放送で「深谷駅始発の後続の列車に…」というアナウンスがあったので車内から伺っていたところ、3番線ホームに待っていたのは211系の普通列車でした。この列車に乗り換えても宇都宮行きの乗換には間に合いますので、快速列車を降りて普通列車に乗り換えました。
で、なぜ、この列車に乗り換えたかというと、この211系のグリーン車には113系グリーン車から改造された列車があるからです。ご存知のとおり113系については、定期列車からは8月末で引退となり、現在、まさに最後の活躍を房総地区で行っています。残念ながら房総には行けませんので、せめて最後のはなむけということで、昔、手をつないで走っていたグリーン車に乗車をしたい!と思った次第です。
ホームに下りてグリーン車に近づいていくと、まさに思っていたとおり113系グリーン車からの改造を施された車両が待っていましたので、4号車のサロ212-113に乗車して大宮へ向かいました。
大宮からは宇都宮線に乗り換えて宇都宮を目指します。こちらも1時間以上の乗車となりますのでグリーン車に乗車します。…というか時間よりも1度グリーン車に乗ってしまうと、ちょっとロングシートには…となってしまいますよね。
(←烏山④ キハ40-1003+キハ48-1541+キハ48-547+キハ40-1007 ①宇都宮→)
宇都宮からは今回お目当ての[風っこ烏山号]に乗車します。この列車ですが、定期列車の代走も兼ねることから[ビューコースター風っこ号]の前後をキハ40で挟んだ形の4両編成で運転されます。また、[風っこ烏山号]としての運転は宝積寺から先になることから、宝積寺までは[ビューコースター…]ではなく、通常のキハ40に乗車していく必要もあります。ホームでは『一般のお客様は先頭の4号車へ、風っこ号の指定席をお持ちの方は1号車に…』というアナウンスが流れます。
[風っこ烏山号]の宇都宮駅への入線は9時10分頃となります。[ビューコースター風っこ号]を一般型気動車標準色となったキハ40が挟み込むという、とても贅沢な編成となっています。
ひととおり写真を撮っていると間もなく発車の時間です。ホームでアナウンスがあったとおり1号車に乗車して宝積寺に向かいます。[風っこ烏山号]の客扱いが宝積寺駅からなのは複線なので危ないからなのかな?と思っていたのですが列車に乗ってすぐに理由が分かりました。理由は速度ですね。宝積寺までの間は宇都宮線の電車に混じってキハ40が走りますので、飛ばすこと飛ばすこと…。「キハ40ってこんなに速いんだ。」と思える速度で走りますので、このような中、トロッコ車両に乗るのは絶対に無理でしょうから客扱いを宝積寺からとしたわけですね。
宝積寺駅からは[ビューコースター風っこ号]の使用が可能となるため、短い停車時間で移動をします(子連れが多いのでもう少し停車時間が欲しかったですね。)。列車は宇都宮線を左手に見ながら東方向に向きを変えて田園地帯を走ります。トロッコ列車というと『ゆっくりと…』というイメージですが、この列車は定期列車の代走も兼ねていますので、思いのほか速い速度で走ります。
さて、今回この車両ですが、ご存知のとおりキハ48を改造した[ビューコースター風っこ号]が使用されています。この車両は車体側面を大きく開口し、外気を十分に感じることができるようにするとともに、冬場の使用も考慮してガラス戸をはめ込むこともできるようになっています(車内にはストーブも付いています。)。
この車両、改造直後は仙台支社管内を中心に活躍をしていましたが、現在ではJR東日本各支社からの引き合いが多いようで、週末にもなると各地で多客臨として走っており、どの列車も家族連れを中心に人気が高いようです。
列車は多くのカメラマンや沿線の方たちが待ちうける中を走り続けます。
私、烏山欄に[風っこ号]が走るのは初めてだと思っていたのですが、色々な方のHPなどを見たところ2005年の10月に[烏山風っこ号]という名称で運転されていることを知りました。ただ、その時には宇都宮方にキハ401両を連結した形で走ったようですので、今回のように[風っこ号]の両サイドをキハ40が挟み込んでの運転は初めてのようです。
龍門の滝を見て、烏山線唯一のトンネルを抜けると間もなく終点です。多くの人が待ちうける烏山駅に[風っこ烏山1号]は定刻どおり到着しました。
(←宇都宮① <キハ40-1007+キハ48-1541+キハ48-547+キハ40-1003 ④烏山→)
烏山駅からは[風っこ烏山2号]で戻ります。
帰路はどこかの駅で下車して[風っこ烏山3号]の撮影をする予定を組んでいたのですが、小雨が降ったりやんだりという天気でしたので、撮影は断念してこのまま宇都宮駅に戻ることにしました。
帰りの宝積寺駅では乗客の移動を行うため長めの停車時間があります。多くの人たちは停車時間中に先行する宇都宮線の普通列車に乗り換えますが、私にとってはちょうどいい撮影タイムになります。おかげで人が少ない中、じっくりと撮影ができましたし。また、運がいいことに「燃料電池車」の試運転にも遭遇することができました。
宝積寺駅からは[ビューコースター風っこ号]には乗車できませんので、1号車のキハ40に乗車しましたが、一般型気動車標準色のDCに乗ることもできてラッキーな1日でした。
PHOTO:この組み合わせは烏山線でしか見ることができません。
宇都宮駅からは三度、グリーン車に乗って大宮へ向かいます。ここからはひたすら横川駅に向かって戻ります。
大宮駅では約10分の待ち合わせで高崎行きの普通列車に乗り換えます。高崎線と宇都宮線の列車については全てグリーン車への乗車となります。
大宮駅に入ってきたのは今朝乗車したC13編成でした。今回はやはり113系からの改造車となるサロ213-1120に乗車して鴻巣まで乗車しました。
鴻巣駅で後続の特別快速に乗り換えて高崎に戻ります。
湘南新宿ラインから直通の列車のためでしょうか、グリーン車も結構乗車しており、2階席の「壁前」席しか空いていませんでした…。
(←横川 クモハ115-1033+モハ114-1044+サハ115-1007+クハ115-1034 高崎→)
本日の最終ランナーは107系4連で横川駅に戻ります。考えてみるとこの車両も165系の部品を流用して製造されていますので「国鉄型車両」ということですね。
グリーン車の乗り心地もいいですが、やはり115系のボックス席に座ると安心しますね(私だけかな?)。
※1号と2号では表も裏の図柄も異なっていました。裏面のキハ40はどうみても6分割してあるように見えますので、1号から6号まで乗車しないとコンプリートができないようですね。
やや「乗り飽きた感」のある[ビューコースター風っこ号]ですが、乗ってみると窓ガラスが無い車内から見る景色は新鮮で良いですねぇ~。また、今回は一般型のキハ40との連結走行シーンの撮影もすることができ、DL・DC好きの私としては最高の1日でした。
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