JRの定期急行列車は2015(平成27)年3月ダイヤ改正の「はまなす」廃止で消滅しましたが、ロマンを感じる急行料金の設定は大好きでした。
新幹線は三角表で、「ここまで乗るならキッチリこれだけ頂きますよ」と言われているようですが、急行料金は201km以上乗ればどこへ行っても同額。
201km以上乗って頂ければ、あとはどこまでも…という大らかさがたまりませんでした。
急行「出羽」酒田発1979(昭和54)年8月18日乗車時の急行券
1,000km以上走行する急行列車は、残念ながら10代の頃に廃止されましたが、「八甲田「津軽」は全区間乗ることが出来ました。
501レ 急行 きたぐに
EF81 100[酒]+12系6連+オユ10[大ミハ]
1979.4.3 酒田
「高千穂」「桜島」は私が小学生の頃廃止されましたが、「鉄道ジャーナル」1974(昭和49)年5月号の列車追跡は今も大切にとってあります。
写真は富士宮への団臨と思いますが、実物はこんな感じだったでしょうか。
8101レ?
EF58 14[東]
1979.4.22 新子安-東神奈川
国鉄時代の夜行急行は気軽に乗れましたが、大半の列車は速度が遅いのが難点で、高速道路や飛行機が台頭すると急速に競争力を失いました。
新しい発想の急行列車を期待したいですが、整備新幹線の延伸で在来線が分断された現状ではもはや無理でしょう。
急行として運転される「飯田線秘境駅号」は、せめて頑張って欲しいですで。