「きかんしゃトーマス」登場で、新年も出発進行! 京都鉄道博物館の梅小路蒸気機関車庫と”C11形トーマス”

世界中の子どもたちに愛されてきた「きかんしゃトーマス」の原作出版75周年を記念したヘッドマークを付けた蒸気機関車の運行もある。

人気アニメ「きかんしゃトーマス」も登場し、マスクを着けた家族連れでにぎわいを見せている。10日まで。

 京都鉄道博物館(京都市下京区)の扇形車庫(国重文)で、戦前・戦後を代表する蒸気機関車が一堂に見学できる恒例の「新春SL頭出し展示」が開かれている。

日本におけるリアル・トーマスといいますと、大井川鐵道のC11-227が有名ですが、もちろん、そんな超・人気機を京都くんだりまで運んでくるわけにもいきません(なにせ、大井川鐵道のきかんしゃトーマスは、下手をしたら〔しなくとも(?)〕“稼ぎ頭”ですからね・・・)。

・・・ということで、京都に降臨したトーマスは、〔大井川鐵道と同じく〕C11型に手を加えて再現したものです。
具体的には、京都鉄道博物館にもともと静態保存収蔵されているC11-64を〔おそらくは大井川鐵道のノウハウも見習いながら〕改装したものとなります。C11-64は動きません!

JR西日本の鉄道博物館に人気アニメ「きかんしゃトーマス」も登場し、家族連れでにぎわいを見せている。しかし「きかんしゃトーマス」と言えば、大井川鉄道が本家!

 

きかんしゃトーマス』(Thomas & Friends) は、鉄道模型及びCGアニメーションで制作された英国の幼児向けテレビ番組です。

大井川鐵道を走る「きかんしゃトーマス号」。

 

すっかり夏休みの人気イベントとなった大井川鐵道を走る「きかんしゃトーマス号」。

8年目となる2021年も公式イベント「Day Out With Thomas 2021」として2021年6月12日から10月18日までの

77日間にわたって開催される。このほど概要が公表されたので、見どころをご紹介しよう。

「きかんしゃトーマス号」と「きかんしゃジェームス号」がお揃いの千頭駅。

車内は、ボックス席のヘッドカバーがトーマスデザインのものを使用。アナウンスもトーマスが大井川や茶畑など沿線の見どころや列車運行に関する注意を説明する。車窓からトーマスの仲間が隠れているのを見つけるのもお楽しみである。 きかんしゃトーマス弁当やお菓子、SLグッズもあるので、記念に買う人が多いようだ。また、トンネルが近づくと窓を閉めるように大人が子供たちに指示したりと車内は和やかな雰囲気である。なお、客車はエアコンがないので、それに対応した服装で乗車するのがいいだろう。トーマス号が吐き出す煤で顔や服が汚れることもあるので注意したい。

▼千頭駅トーマスフェアで会えるきかんしゃジェームス号

きかんしゃジェームス号とトーマス号

期間中の土休日を中心に、金曜や月曜など平日の運転もあり、2021年8月と9月の運転日は平日を含めかなり多い。

■きかんしゃトーマス号の運行について 片道乗車料金:大人1名=3050円、小人1名=1530円(乗車記念グッズつき)※料金はすべて税込、以下同 【トーマス号の列車ダイヤ】 新金谷発10:38⇒千頭着11:54 千頭発14:10⇒新金谷着15:27

 

イギリスウィルバート・オードリー牧師が1945年より創刊した『汽車のえほん』(原題:The Railway Series)を原作とする映像作品。1984年から英国で放送が始まった1番ゲージ鉄道模型を使用して撮影される人形劇、現在はコンピューターを使用した3DCGアニメーションとして放送されている幼児向けテレビ番組です。

イギリスのアイリッシュ海に浮かぶとされる架空の島ソドー島に敷かれた鉄道で働く、顔と意志を持った蒸気機関車ディーゼル機関車などの車両たちと、それに関わる人々を描く。発表当時の英国鉄道における出来事や情勢を色濃く映した原作に対して、本作は当初からキャラクターコンテンツとしての側面がクローズアップされ、その一環として原作絵本では一機関車としてしか描かれていなかったトーマスを、明確な主人公と位置付けした上で制作されている。

1986年の第2シリーズ制作を皮切りに、以後も放送形態・制作会社・制作形態を変更しながらもシリーズは断続的ながら長期的に放送されており、世界的にも知名度の高い作品である。さらに幼年向け番組でありながら、撮影において使用される鉄道模型の緻密さ、キャラクターが実在の鉄道車両を基に設計されていることなどから、観点別で幅広い世代に評価されている。

大井川鉄道のきかんしゃ「トーマス」の仲間、「ジェームス」クリスマスのサンタに扮装したC56 44号機。

1989年よりアメリカでもPBS子供番組シャイニング・タイム・ステーション』にてコーナードラマとして放映を開始し、日本では1990年よりフジテレビ系の子供向け番組『ひらけ!ポンキッキ』内のコーナードラマとして放送を開始した。2018年現在では世界185の地域で30ヶ国語以上の言葉に翻訳されて放送されている。

紆余曲折を経ながら30年を超える長寿シリーズに成長し、幼児向けキャラクターの定番として大量の商品が流通している。ビデオ/DVD化された番組自体をはじめ、絵本や玩具・日用品・衣料など、2007年現在で日本国内のきかんしゃトーマスのキャラクター商品の売上額は年間300億円に上る。

 

by   GIG@NET

 

 

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