縁起の良い駅名

新年ということで、おめでたい話題にしましょう☺️
「縁起が良い駅名」といえば全国にいくつもありますが、皆様はどの駅を思いつきますか?
 
代表的なところでは、おかどめ幸福(おかどめこうふく)福生(ふっさ)大金(おおがね)黄金(こがね)極楽橋(ごくらくばし)などでしょうか。
 
今回ご紹介するのは、岐阜県の明知鉄道にある無人駅。
その名はインパクト絶大の極楽(ごくらく)です!
 

  極楽に到着!

恵那駅から明知鉄道に乗り、5つ目の駅が極楽駅です。
列車から降りたのは私ひとりだけ😂
ちらりとホームを眺めると、なんだかおめでたい雰囲気が漂っています。
 

 
まずは駅を出て、全景を眺めてみます。
傍線ホームが1本のだけの駅で、2008年に開設された明知鉄道で最も新しい駅なのです。

極楽の名前は公募で選ばれ、平安時代から室町時代にかけて近くにあった極楽寺というお寺が名前の由来。
 
 
駅名こそ極楽駅なのですが、あまり極楽感がなかったことから、2019年12月にリニューアル。
クラウドファンディングなども活用し、700万円かけて極楽に近づけたというわけ。
 

  極楽を感じる

それでは改めて駅の詳細を見ていきましょう。
駅入り口にある駅名看板。
 
 
少々高い位置にあるので撮影が難しいですが、雲が漂い雰囲気が出ていますね☁️
 
 
緩いスロープでホームに上がると、手に届く位置に極楽の看板がありました。

この前に立って記念写真を撮ると、後光が差したような写真が撮れるのだとか📷️
 
 
ホームには筋斗雲を模した1人用のベンチがあります。
ここに座れば幸せ間違いなしな感じがします。
後で聞いた話ですが、夏になるとこのベンチはかなりの高温になるそうで、真夏に訪問された際にはお気をつけくださいね😂
 
 
ホームには、屋根に筋斗雲が乗った朱塗りの待合室も設置されています。
 
 
それでは待合室にも入ってみましょう。

  待合室にも仕掛けが

待合室に入ると、観音様がいらっしゃいました。
良く見ると、観音様の頭上にはスピーカーが🙄
 
 
このスピーカーからは、三波春夫さんの「極楽音頭」が結構な音量で流れていています🎶
「こころ楽しくウキウキおどりゃ とにかくこの世は極楽さ~♪」と思わず踊り出してしまうような仕掛けになっています。
 
 
駅名標の隣には「あしたもいい日になりますように」と願う幸せ地蔵さんがいらっしゃいます。
 

帰りの列車に乗ったのも私ひとりだけ。
極楽を独り占めしてしまいました😁
 
極楽駅のグッズは、恵那駅明智駅で買うことができます。