毎年恒例、京都市交通局より2021年度の除籍予定車(古乗合自動車売却)が公示されました。昨年度から詳細な車番は公開されなくなりましたが、導入年数、型番、車台番号からある程度推測ができますのでまとめました。


まずこの公示の限りでは、

・大型車両:27台

・中型車両:14台

とされています。昨年度は2月に追加除籍も出ましたので、まだこの限りではありません。

また、リストの上段に自走不可能車が4台いますが、車種や年式から推測すると、竹田に留置されている車両だと思われます。



次に現役車両についてです。※竹田留置車はノーカウントとしています。

・いすゞ

車種ごとの内訳では

・KL-LV280N1改(純正車体)…1台

・KL-LV280N1改(西工車体)…2台

・PDG-LV234N2改…3台



V8車は昨年度は純正車体を中心に多数が廃車されましたが、今年は純正・西工車を含め3台だけに。仮にこれだけの除籍でも、来年度に使用期限を迎えるグループなのでまだ活躍は見られそうです。


1番最後にCNGエルガの除籍車が出ており、てっきり1年近くニート中の1799〜1801かと思いきや、2009年式なので昨年度フルカラーLED化された2071〜2073のようです。

いきなりフルカラー車の除籍が出てしまいますが、2021年からは大阪シティバスや横浜市営バスなどでも同型車が相次いで廃車となっており、やはり整備に手を焼いているようです。

1799〜1801はどうするんでしょうね…。今年度でタンクの寿命なのですが。ガスタンク交換したの?


・日野

・KL-HU2PMEE(04年式)…5台

・KL-HU2PMEE(05年式)…9台



コンスタントに除籍の進むブルシチ。いよいよ北部地域で一大勢力を築いてる05年式からも除籍が出るようです。しかし数を減らしてもまだ20台は残りますので、ブルシチ天国はまだ不滅です。

ところで、04年式は6台在籍していますが、公示内では5台となっています。流石に除籍をしなければ、使用期限オーバーとなってしまいますのでリスト外で除籍するか、追加リスト入すると思われます。


・三菱ふそう

・KK-MJ27HL…14台

昨年度に市バスプロパー全廃後も生き残っていたMK観光バスからの転用車からも廃車が出ます。全体では20台おり、中型新車自体も16台なので若干数は残りそうです。


・日産ディーゼル

・KL-UA272KAM改…3台

2年前より少しずつ廃車になりながらも運用を続けているグループ。今回3台除籍予定となっていますが…。現在このグループは6台が在籍しており、リスト外の3台はどうなるの!?ということになります。04年式ですので除籍とならなければ使用期限オーバーとなってしまいます。また、昨年度は除籍リスト入しながらも除籍されなかった(売却されなかった)車両がおり、今回1番動向に注目なグループともいえます。


以上今回のリストをまとめましたが、毎年リスト外ながら廃車となる車両、追加で売却リスト入する車両もおりますので、これが全てではありません。あくまで参考程度にお願い致します。