秋旅 備後~奥出雲⑫廃止決定の奥出雲おろち号。 | 山中鉄道部GOLDのブログ

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息子が中学生の時にふざけて始めた「山中鉄道部」
そんな息子も立派なアイドルヲタクに成長し鉄道趣味から離れてゆきました。
私も思春期は鉄道趣味を恥ずかしくて隠していましたっけね~
面白そうなのでアラフィフの親父が引き継ぎました。

11月の中頃

土日を絡めて月火と3泊4日で

北関東から中国地方の奥深く

ローカル線を巡る旅をしました。

 

いまここ(クリックでその記事に飛べます)

1日目

自宅→羽田空港→広島空港→(路線バス)→白市駅→(山陽本線)→福山駅→1泊目

2日目

福山駅→(福塩線)→府中駅→(福塩線)→三次駅→(芸備線)→備後落合駅→(芸備線)→

新見駅→(特急やくも)→松江駅→2泊目

3日目

松江駅→(山陰本線)→宍道駅→(木次線)→木次駅

 

 

奥出雲おろち号乗るために

木次線き♡駅に降り立ちました。

 

実際「きつぎ」と読んでいた私も

白市駅員と同類w

 

宍道方面からの乗り継ぎ時間は25分。

トイレ行ったり写真撮ったり散策出来ます。

 

 

九州にはこんな駅もあります。

あとなんかありましたっけ?

(興味無いw)

 

 

話が逸れました。

車庫から出て来て佇む

トロッコ列車奥出雲おろち号。

 

ディーゼル機関車が客車2両をけん引する

昔ながらのスタイルと車両。

 

 

ここ木次駅から備後落合駅まで

往路は2時間30分

復路は3時間かけての運行。

 

 

なかなかの長時間乗車ですが

トロッコ列車ですから

ビュンビュン飛ばされても困ります。

ビュンビュン飛ばせませんボロいんで。

 

 

指定券取りにくいこともありますが

首都圏あたりから

この列車に乗りたいのなら

バスツアー組み込みでない限り

丸一日この出雲地区に

滞在しなければならない。

乗り鉄にとってハードルの高い

日本一乗りづらい観光列車

揶揄されています。

 

私も松江連泊という手段を選びました。

 

逆言うと、地元観光業界には良く考えられた

アリ地獄のようなダイヤなんですね。

失礼。

 

 

そんな1998年から運行を開始した

人気の観光列車ですが何と!

2023年度で最後

JR側、車両の老朽化を理由に

無くなっちゃうんです!

 

沿線自治体の多大なる支援で

運行されている観光列車ですが

地元関係者も存続運動から

代替車両の新造運動に転換。

 

つまり、まだ白紙...

 

この車両は2024年に

お星さまになっちゃう確定(涙)

 

 

乗車する2番線に列車が入ってきました。

ヘッドマークも格好いいですねぇ~

客車列車らしくて好きです。

 

わたらせ渓谷鐵道では同年代

トロッコわたらせ渓谷号

まだバリバリ活躍しているのにねぇ。

 

実は2週間前、気温とか服装とか

トロッコの練習をした記事はコチラ↓

東武さん!

程度の良いタマ出ましたよ(笑)

是非、御社コレクションの一員に!

(コレクションってw)

 

 

また話が逸れましたね。(汗)

ディーゼル機関車も客車も

統一された精悍なデザイン

銀河鉄道をモチーフにした☆模様

 

 

往路備後落合行き

客車側1号車先頭となります。

運転士さんが後ろの機関車に乗り込んで

バック運転するのではなく...

 

 

1号車に取り付けられた運転台

後部の機関車を操るのですね。

 

普段乗ってる電車では気にしてませんが

スゴイ技術に感じる。

なにげに運転席シートはフカフカっぽいw

 

 

そんな運転士さんを横目に

楽しいトロッコ旅が楽しめるのは1号車。

 

形式 スハフ13 801

種車 スハフ12 148 1977年~

 

 

12系客車の原型をほとんどとどめない

完全に窓のないオープン構造です。

新鮮な外気と景色を楽しめる列車ですね。

車端にはグループ利用に便利な席も。

 

指定券発売されるのは

この1号車のみ。ざっと数えて60席。

見た感じ

40席くらいはツアーのお客さんですから

普通にきっぷ買って乗る人は

チケット争奪戦です。

 

かくいう私も

座席位置「どこでも良い」

で申し込みました。(汗)

乗れなきゃ話は始まりませんからね...

 

 

2号車は何なのかというと

素敵なペイントは置いといて

外観は12系客車まんまな感じ。

 

これはいいぞ。

どちらかと言うと

これが今日のターゲット。 

 

形式 スハフ12 801

改造 スハフ12 3001

種車 スハフ12 40  1970年~

 

車掌さんがしきりに言っていた

「もうこの車は50年も走ったんだから」

労いの言葉

この車両を言ったんですね。

 

いや、

僕も50ね...同い年みたい。(笑)

 

 

悪天候時や休憩に利用する

冷暖房完備の

控え車となっています。

 

定員は1号車と同じになっており

自分の指定券番号と同じ席を利用します。

 

とはいえ今日は雨降ってないし

みなさん来ないだろうから

あとでゆっくり堪能できるでしょう。

 

 

座席は

12系客車純正のボックス席ではなく

 

おろち改造前に使用していた

急行仕様の簡易リクライニングシート。

 

君もバタンコなのか?と

座席を倒してみたら

ストップ機能もありました。

 

 

トイレも2号車。和式ダメな人

往路で唯一停車時間の長い

出雲坂根駅で5分勝負

 

 

そして最後尾には

無人で後押ししてくれる

ディーゼル機関車

DE10 1161 1972年~

 

ペアでタッグを組んでいた

DE15 2558機は一足お先に

お星さまになりました。(涙)

 

 

年間1万人以上も乗車する

島根県を代表する観光資源として

先日、

車両を新造する場合は県が補助すると

JR側に打診があったそうです。

 

 

あったとしても現実的には

山陰本線の観光列車

天地(あめつち)

こっちで走らせるんでしょうかねぇ?

 

関係者に伺ったら

木次駅までは「あめつち」が入れるよう

線路を直してるいそうです。

 

どうやら車両の老朽化だけではなく

路盤のメンテナンス費用

木次~備後落合の廃止問題も深く

関連しているようでした。

 

コロナのバカ...

 

 

つづく。

 

 

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