所有歴では2番目に古いKATO 165系JR東海バージョン。
鉄道模型N復帰時には、鉄道趣味からも十数年離れていたので、Nの予備知識は全然時代遅れでした。一番の衝撃はカプラーの進化でした。
実車165系は、高校入学前に大垣夜行で東京まで、記念にグリーン車に乗ったこと、165系末期に紀勢本線で新宮まで乗ったこと。思い出の風景の節々に165系がいました。
だから、この165系を逡巡した挙句、購入を決めました。
後々Nの知識が増えるにつれ、JR仕様だし、床下はグレーだし、張り込んで取り付けた室内灯は麦球だし…ということで見劣りして走行機会が減少することになりました。
ディテールアップ加工して愛着を深めます。
まずは違和感のあるJRアンテナを取っ払います。
JRアンテナといっても、国鉄末期には導入されつつあったアンテナなので、親の仇のように唾棄すべきものではないのですが、付いているとイメージにそぐわない車両というものはあります。
国鉄時代の165系には違和感があるかと…
おでこに残ったアバタのような穴を塞ぎます。
本来なら延ばしプラランナーを挿し込むのがセオリーなのですが、JRアンテナの取り付け脚を切って穴に詰め込みました。
ABS樹脂なのでプラセメントでは接着出来ませんが、横着です。
麦球の室内灯は取り外します。
分解して分かったことは、ヘッド・テールライトは麦球ではなくLEDでした。ちょうど白色LEDが市場に登場するかしないかという時代で、白色LEDの値段はまだ高価だったと記憶しています。
残念ながら不自然な黄色LEDですから要換装です。
グレーの床下・台車は艶消し黒に塗り替えましょう。
その前に台車から集電板を抜かなければいけません。ついでに集電板ピポッドと車輪のクリーニングもしましょう。
室内はシートをブルーに塗ります。
屋根も取り外してクーラーとベンチレーターは明るいグレーに、屋根は濃い目のグレーにしてザラザラ仕様にしましょうか…
まずは解体して、一挙に流れ作業出来るようにパーツごとに腑分けします。
ただし、電動車は他車と構造が違い、また塗装で繊細な通電機構を悪くさせたりしないように腰を落ち着けて別に作業します。