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テーマ:鉄道(21882)
カテゴリ:九州の鉄道ニュース
JR九州は、豊肥本線から熊本空港(益城町)へ向かう空港アクセス鉄道のルートに関し、肥後大津駅(大津町)からの分岐で整備を進めるよう、熊本県に提案する意向を固めたそうです。
これは青柳俊彦社長が熊本日日新聞のインタビューで明らかにしました。 豊肥本線と乗り換えなしで接続する直通運転を念頭に置いているみたいですね。 熊本空港へのアクセス鉄道は熊本市中心部と空港をつなぐ交通の利便性向上が狙いがあります。 熊本県はJR九州が提案している肥後大津駅ではなく、その2つ隣の駅・三里木駅(菊陽町)での分岐を軸に検討を進めてきました。 しかし、半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町への進出決定を受け、新工場建設地により近い原水駅(菊陽町)と肥後大津駅での分岐も俎上(そじょう)に載せました。 乗客数や整備コスト、採算性などを細かく比較し、熊本県は今年中にルートを一つに絞る考えだそうです。 JR九州の青柳社長は肥後大津ルートについて「鉄道事業者として非常にやりやすい。県がルートを再検討する過程で提案したい」と明言しました。 肥後大津駅は熊本市方面から一定数の輸送需要があり、熊本駅からの豊肥線の電化区間の終点で、アクセス鉄道への接続が直通運転でスムーズにできるという利点があります。 この熊本空港へのアクセス鉄道を巡っては、熊本県が2018年に3駅(三里木駅・原水駅・肥後大津駅)それぞれで分岐するルートの事業効果を概算で比較しました。 JR九州は当初、肥後大津駅での分岐を希望していましたが、県は県民総合運動公園(熊本市東区)付近に中間駅を新設する三里木ルートが「最も多くの利用が見込める」と判断しました。 JR九州も容認し、2019年2月、開業後の豊肥線の増収分から鉄道整備費の最大3分の1を負担することに合意していたようです。 熊本県の従来のルート案では、豊肥本線との直通ではなく、三里木駅ホームでの対面乗り換えを想定していて、その途中にある県民総合運動公園に途中駅を新設したいみたいですね。 しかし、JR九州としては熊本県の提案を尊重しつつ、本音は豊肥本線の電化区間の終点駅である肥後大津駅から熊本空港へ路線を伸ばしたい考えがありますね。 豊肥本線は何度か乗ったことはありますが、私もJR九州の肥後大津駅からの分岐案が良いと思います。 肥後大津駅の愛称も「阿蘇くまもと空港駅」の愛称がありますしね。 三里木駅の分岐案とくらべ距離が遠いですが、しかし、肥後大津駅が終点の列車をそのまま熊本空港に出来る新しい新駅で終点にしてしまえば良いですからね。 空港まで1時間は遠すぎる!? 現代「空港アクセス鉄道」事情 (交通新聞社新書) [ 谷川一巳 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.01.04 18:39:39
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