出発前に見かけたいかにも大阪らしい金色の泉北ライナー、
泉北ニュータウンと大阪難波を結ぶ通勤ライナーですが、
通勤に特化した設定ですので特急停車駅のここ堺東も容赦なく通過です。
この2代目泉北ライナーは当初から窓がボディ同色で外からはブラインドになっています。
今回のすみっコぐらしラッピング初の窓にまで及ぶイラストは、このドット処理がここで定着していたためではないかと勝手に推測しております。
前置きが長くなりましたが、
今回はここに停まる方の特急、
30000系こうや、これに乗って行きました。
ニュータウンの林立する大阪府南西部の丘陵地帯を抜け、
和歌山県との県境である紀見峠を抜けていきます。
橋本駅からは単線となり紀ノ川を渡ります。
この前渡った和歌山市駅の手前の南海本線の走る海岸部からは40㎞以上内陸になります。
しばらく行くと、
真田信繁(幸村)ゆかりの地、九度山駅、真田の赤地に六文銭の旗印が見えます。
ここを過ぎると一気に山岳鉄道の様相を見せてきます。
勾配が増し、急カーブが連続し、沿線はもとより駅周辺にすら民家が殆ど見えない風景となります。
この赤い欄干の橋が駅名にもなっている極楽橋です。
終点極楽橋駅に到着、
リニューアル後のこの駅を見るのは初めて、
天井絵巻
電車からケーブルカーの駅に向かう通路、
幕の色が進むにつれ黒から赤へとグラデーションで変わっていきます。
さっき電車から見えた極楽橋、
見てわかるように駅周辺には民家も商店もありません。
電車とケーブルカーとの接続のためだけの駅。
こちらにも天井絵、
先ほどの電車(地上)側が黒基調でこちらのケーブル(山)側が赤基調、
黒が俗世を、赤が聖域をあらわし、
先ほどの連絡通路のグラデーションは聖域に踏み入ることをそれぞれ表現しているのだそうです。
とここで
いったん俗世に戻り、
極楽橋駅構内にてスタンプラリー9つめ、
クイズラリーのぬいぐるみと同じえびふらいのしっぽくんの絵柄、
壁にも描かれていたとおり極楽橋で極楽鳥ということですね。
ここから高野山ケーブルに乗車。
編成の麓側がN20形で山側がN10形、
スイス製で2019年に導入されたばかりの新型、
前回ここを訪れたのは2012年なので乗るのは今回が初めてです。
内装も真新しい感じです。
車両にも天井絵が、
山上の高野山駅に到着。
10カ所めのチェックポイントはこの駅舎の2階、目と鼻の先なのですが、
ここまで来てスタンプだけ押して帰るなどという勿体ないことはできないので、
町は駅から離れているためここからはバスでの移動となります。