北しなの線の冬の車窓シリーズ…今回がいよいよ最終回となります。


 北長野駅を発車します。
 発車してまもなくJR貨物関東支社の北長野貨物駅とJR東日本長野総合車両センターが広がります。
 長野駅が北信エリアの旅客駅の一大ターミナルとすれば北長野駅は北信エリアの貨物輸送の一大ターミナルといえます。
 長野総合車両センターは旧国鉄時代は長野運転所や長野工場などがあり、多くの車両が配置され、長野工場では首都圏や信越地区の車両を中心に全検(自動車の車検に当たる重要な検査)や改造、廃車となった車両の解体作業が行われていました。
 国鉄分割民営化でJR東日本に継承された現在では組織改変が繰り返されて現在に至りますが、車両基地や工場などその役割を維持しています。
 昔は現在の長野駅新幹線ホームがあるあたりにも工場があるなど広大な敷地がありましたが、新幹線の開業により大きく変貌しています。
 かつて多くの特急型電車や急行型電車が配置されて華やかだったこの車両基地も現在では飯山線の気動車や首都圏から追い出されてきた211系などローカル輸送の車両ばかりとなり、広大な車両基地も少し寂しい光景となっています。
 しかし、主に首都圏の通勤型車両の重要な検査や改造、えちごトキめき鉄道の車両の検査、最近では神奈川県の私鉄・相模鉄道の車両なども改造工事でやってきたりするなど車窓なら見える車両はバラエティに富んでいます。
 長野総合車両センターの一番長野駅寄りには廃車置場があり、首都圏で活躍していた車両が解体を待っている姿も日常的に見られます。
 前述の189系NN102編成も3両ずつに分割されて留置されているのも一瞬ですが動画に写っています。

 長野総合車両センターの脇を過ぎると長野駅が近づいてきて列車は減速し、終点の長野駅が近づいてきます。
 北長野駅付近から一旦西側を通っていた北陸新幹線の高架が再び東側に移って長野駅構内へと入っていきます。
 長野駅に到着しました。
 6番線にはJR東海から乗り入れてくる383系特急「しなの」が発車時刻を待っています。
 そして手前の3番線にはしなの鉄道が提携を結んでいる台湾鉄道色を纏った115系が軽井沢方面への列車として止まっています。
 これで今回の「冬の北しなの線の車窓」シリーズは終了です。

 2番線に到着。

 乗り継ぐ新幹線まで少し時間があったので在来線ホームを歩いてみました。
 姿を減らしつつある国鉄型の115系。7番線にはJR東日本時代の旧長野色に復刻されたS7編成。
 6番線にはJR東海383系特急型電車

 新幹線の時刻が近づいてきたので13・14番線ホームへ移動しました。14番線には長野駅始発の「あさま628号」


 北陸地方の大雪の影響で少し遅れて到着した金沢からの「かがやき510号」。こちらに乗車して上野駅まで戻りました。


 

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