大晦日の17000系

 慌ただしくしているうちに、新しい年になった。

 年末年始はハレ(非日常)の最たる時期であるが、ケ(日常)が忙しいとハレもせわしなくなる。年末最後の数日間は正月の準備であまりにも慌ただしく過ぎた。ようやくたどり着いた元日になるとドッと疲れが出て、昨日、今日はほとんど何もせずのんびりと過ごしている。でもそれもまたハレだと思っている。

 そんなこんなで、このブログに新しい年の表紙を付けるような余裕もなく、普段通りに記事を載せていくことにした。しかし、今年もこうやって何気ない記事を積み重ねていくことが、私にとっては何より大切なことである。

 さて、そのせわしなかった年末にあっても、いつも通りちょっとした隙に近所で新型車両の17000系を見送ることは忘れなかった。大晦日にも、こうやって見送っていた。
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 この車両が登場したての頃は、身近に現れた新型車両が知らないうちに増えていくのは嫌だと思って、見る機会を増やすためだけに追いかけていたのだが、最近はもうすっかり馴染みになったので、そこまで頻繁に印象付ける必要もない。でも、だんだんこの車両を目にすることが楽しくなってきている。丸みを帯びたその顔つきは親しみが持てるし、日常の車両としてすっかり顔馴染みになったのだと思う。

 その17000系を、新しい年2022年にもできるだけ多く眺め、利用することができるようでありたい。そんな願いを込めながら、この風景を捉えていた。


東京メトロ
17000系電車 東急東横線祐天寺駅~学芸大学駅にて 2021.12.31
by railwaylife | 2022-01-02 23:50 | 東京メトロ | Comments(0)
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