ラストランに行く【1】伊予灘ものがたり | 車内販売でございます。

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車内販売を13年半で10000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 各地の観光列車に乗り鉄しています。

今回は、「伊予灘ものがたり」ラストランに出かけた話です。

 

【1】ラストランに

現在の「伊予灘ものがたり」は、運行開始から7年半。

使用されてきた車両・キハ47は、1978年に製造された古い車両を改造して運転してきました。

そのため、新しい車両に変更されることになりました。

今までも、乗務していたアテンダントさんが他の部署に移る際には、「ラストラン」として沿線の方から感謝をされてきました。

「初代・伊予灘ものがたり」の車両が引退することになり、2021年12月27日に、ラストランの運行をすることになりました。

(↑上の写真は、アテンダントOGが掲げていた看板)

 

【2】指定券争奪戦

「伊予灘ものがたり」の大ファンである私も、ぜひ乗りたいと思いました。

「ラストラン」の直前2日(12/26.27)には、愛媛に飛ぶため、無理して仕事を休みました。

乗車可能なのは、12月26.27日の計7本です。(12/26の朝イチの大洲編は時間的に無理)

多数の鉄道マニア・伊予灘ファンが、限られた指定券を確保しようと、すさまじい激戦を繰り広げました。

■11月26日に10時打ち・・・1枚ゲット

この日は、ラストラン前日(12月26日)の指定券の10時打ちを狙いました。

本来でしたら、双海編、八幡浜編、道後編の3本とも乗りたいのですが、10時0分0秒に窓口の係員が打っても、取れるか微妙な激戦です。

運よく双海編の指定券を確保することができました。

■同時にスマホでツアー・・・×玉砕

そして、10時になると同時にスマホを操作し始めました。

最終日12月27日の「大洲編・道後編」は、50席のうち40席はJR四国の旅行商品として販売されました。

その旅行商品の申し込みが、同じく10時からなのです。

しかし・・・ダメでした。

10時の受付開始から1分半ほど過ぎて、申し込みボタンまでたどり着き、申し込みました。
しかし、上の写真の通り「キャンセル待ち」となりました。
操作性が悪いスマートフォンからの申し込み、そして目の前に10時打ちをしている係員という条件では、時間がかかってしまいました。
■11月27日に10時打ち・・・玉砕
最終日は、大部分がツアーで埋まっていました。
でも残りのわずかの可能性を狙って、前日に続き1時間以上前に並びました。
1時間前に、2番目の人が並びましたが、この人も「伊予灘ものがたり」狙い。
窓口が2つあるので、共に10時ちょうどに打ちましたが、2人とも取れませんでした。
 
【3】キャンセル狙い
最初にとれなくても、キャンセルが出るかもしれません。
キャンセル狙いをして、何度も窓口に足を運びます。
■独自の流儀
窓口に行く際は、毎回申込用紙に記入するのが私の流儀です。
神頼みの要素がありますから、再利用だと御利益なさそうなもので。
この話はこちら↓
■宿泊ツアーのキャンセルが出た
「伊予灘ものがたり」の指定券と宿泊等がセットになったツアーも申し込んでいました。
取れなかったのですが、キャンセルが出て、12月26日の八幡浜編の席がゲットできました。
食事なども付いて若干高いものの、宿泊はしますので助かりました。
■1席ゆずってもらえた
何とラッキーなことに、最終日の双海編の席を譲ってもらえて、結局最後の2日間で3本乗れることになりました。
 
【4】サンライズ瀬戸で四国へ
サンライズ瀬戸で高松に着きました。

「いしづち1号」で松山に向かいます。「宇和海9号」で伊予大洲まで乗って、「伊予灘ものがたり・双海編」に乗ります。

ところが、松山駅の1つ手前・三津浜駅で人身事故があったとのこと。

自動車との衝突ではなく、早朝5時に発生した人身事故なら、「いしづち1号」が松山に着く10時頃には、復旧していると思っていました。

ところが復旧が難航して、今治駅で運転が打ち切られてしまいました。

10時打ちに並んで取った「伊予灘ものがたり・双海編」に乗れなくなってしまいました。

悲しすぎます。海側の最高の席、4Aなのに~っ!

私と同じように何としても乗りたい伊予灘ファンがいるはずです。

アテンダントさんも有終の美を飾るべく、盛り上げようと頑張ってるのに、空席が並ぶのはマズイと思い、泣く泣くみどりの窓口でキャンセルしました。

私が放流した席は、知り合いの常連さんが手に入れたとのことです(笑)

 

今年の夏にも、「いしづち1号」が遅れて、双海編に間に合いませんでした。

その時の話はこちら↓

 

 

【5】最後の食事

3本乗る予定が、26日の双海編に乗れずに、2本の乗車になりました。
2本で、最後の予約制の食事をとりました。
《双海編》レストランからり
双海編は、2段の重箱に入っています。
4つと9つの料理が収まっています。
種類も多いのですが、ボリュームも結構あって、満足感大です。
他にスープと、コーヒーがついています。
ホテルで朝食を腹いっぱい食べてきたので、少しキツかったです。
 
《八幡浜編》レストラン門田
レストラン門田の料理は、食材が厳選されていると素人でも感じます。
空腹状態だと若干物足りない面はありますが、牛丼大盛りを食べ慣れている鉄道マニアでなく、小食の女性向けと考えれば納得できます。
「人参のクリームスープ みかん風味」って、何だこりゃと思いましたが、違和感は全くなく楽しめました。
新しい「伊予灘ものがたり」でも、レストラン門田など現在のレストランが食事を担当するそうです。
料理は大きくは変わらないようです。
温かい料理を出しやすくなるという噂も聞いていますが、本当なのかな。
 
【6】最後の飲み物&スイーツ
《1品目》伊予灘らぶかんフランボワーズ
名物となった「らぶかん」ですが、この期間は「フランボワーズ」(木いちご)を使用していました。
パッと見るとシンプルですが、上品さがあって美味しいです。
《2品目》生ビール
やはり生ビールは料理に合います。「伊予灘ものがたり」のロゴマークに入ったビール、ウマいです。
食事を予約したので、あまり追加注文をしませんでした。
もったいないことしたなあ。
 
【7】車内販売
「初代伊予灘ものがたり」最後の車内販売を利用しました。
今まで「伊予灘ものがたり」82回乗ってきましたから、大半の品は購入済みです。
双海編では、ボールペンとマスキングテープです。
実はグッズの一部は、既に完売していて、品切れだったのです。
八幡浜編では、タオルを買いました。
もう4回目の購入だったと思いますが、肌触りが良い実用品なのです。
↑購入したタオル
 
【8】車内の飾り
ラストランにあたって、車内の飾りつけも変化がありました。
各方面からの花です↓
赤い花は美しいです。
クリスマスの時期なので、クリスマスの飾りが施されています。
今年は仕事でクリスマスなんて無関係でしたが。
 
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沿線での歓迎や、記念式典、アテンダントさんの話は近いうちに。
何しろ仕事を休んで強引に出かけたので、しわよせがぁ~。
 
現在、2021年の車内販売利用回数は549回になっています。
あと1回利用して、今年は550回で終わるかな。