東武鉄道 定期入場券 北千住駅 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

JR東日本と国鉄首都圏地区の定期入場券をご紹介したついでに、東武鉄道の定期入場券をご紹介して最後といたします。

 

 

令和3年7月に東武鉄道伊勢崎線北千住駅で発行されました定期入場券です。

 

 

TRC/とぶてつ緑地紋券で、駅名、料金、発行箇所は記入式となります。

 

先のエントリでご紹介いたしました逗子駅の定期入場券と同様に、料金は記入式となっておりますが、この券にも報告片は設けられておらず、常備券のような位置付けであると思われます。

 

東武鉄道では、同社の旅客営業規則第294条(入場券の発売)第2項に「定期入場券は、社で指定した駅において発売する。」とあり、一部の駅で定期入場券が発売されておりますが、北千住駅には駅構内に自由通路が設けられておりますので、入場料金を支払って駅構内を通り抜ける需要は存在していないにもかかわらず、定期入場券の発売が行なわれており、東武鉄道の他の定期入場券発売駅でも駅構内に自由通路が設けられている駅が存在しています。

 

北千住駅には特急専用ホームが設けられており、乗車以外の目的で入場する場合には普通入場券が必要で、現在も特急乗換口の窓口で硬券の普通入場券の発売も行なわれておりますが、北千住駅だけ特急専用ホームへの入場用に定期入場券を発売を継続しているとは思えず、自由通路の設けられていない時代に「社で指定した」定期入場券発売駅では、自由通路が設置されても、定期入場券の発売が廃止されずに継続されているのでしょうか?

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

JR東日本の定期入場券と殆ど同じ文言ですが、第3項がJR東日本は「列車内に立ち入ることができません。」となっておりますが、東武鉄道では「列車内に立ち入ることができません。」となっています。