世の中、好むとか好まざるとか、それぞれの拘りや思い入れがあって、それはそれで良いとは思いますが、 「サロンカーなにわ」 はこのカラーでないとあかんですよ。

もう一つ、 「サロンカーなにわ」 は大きな金字塔を誰も気付かないけど、一つの足跡として残しています。

国鉄末期からJR黎明期にかけて、雨後の竹の子の如く出没した 「ジョイフルトレイン」 。その殆どが姿を消している昨今、 「サロンカーなにわ」 は21世紀、いや、令和の今もJR西日本の現役団体用車両として活動しており、登場からもうそろそろ40年になりますが、まさに 「稀有」 の言葉がピタリと当てはまる孤高の存在と言えるでしょう。

 

更新工事を受けて、窓周りのゴールドが山吹色に変わってからの 「サロンカーなにわ」 は何度か見たことがありますが、登場当初の “ゴールドカラー” は見たことが無いです。それ以前に 「サロンカーなにわ」 は東京にあまりお出ましにならなかったですしね。

この色が好きだった故に、Nゲージの 「サロンカーなにわ」 でも、現行製品ではなくて、 “ゴールドカラー” の旧製品をわざわざ探して購入したくらいですから。因みに、東京南局の 「サロンエクスプレス東京」 も好きな車両ですけど、あくまでも “欧風客車” としての同車が好きであって、和式客車 「ゆとり」 が好きかと言えばそうではないということを付記しておきます。

国鉄時代における 「サロンカーなにわ」 の “専属機関車” はEF58 100でしたけど、ゴハチ亡き後はEF65PFがメインだったのは周知の事実。様々な機関車とのコラボも大きな (鉄道雑誌の) 格好のネタになっていました。

 

一度くらい、 「ジョイフルトレイン」 に乗ってみたかったですね。

 

 

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い様