マサテツ〜食べ鉄旅日記〜

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JR四国の「四国まんなか千年ものがたり」そらの郷紀行②|香川県の地元食材をたっぷり使った洋風ランチ

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香川県の「多度津駅」と徳島県の「大歩危駅」間を走り、その名の通り四国のまんなかを貫く観光列車「四国まんなか千年ものがたり」。地元香川県の食材を使ったお料理と、里山と峡谷の美しい景色を楽しんできました!

*2021年11月の情報を基に作成しています

四季折々の色をイメージしたカラフルな車両

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今回は「多度津駅」を10時18分に発車する「そらの郷紀行」に乗車します

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乗車するのはこちらの車両!
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四季折々の色合いをイメージしたカラー。
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秋をイメージさせる真っ赤なボディ。
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こちらは新緑の春を感じさせてくれます。
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前面に掲げられたシンボルマークは、歴史を感じさせる立派な"大樹"がモチーフ。
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扉が開き、アテンダントさんがお出迎え。では車内へ。
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まるで木に包まれたような落ち着いた空間。とってもおしゃれ!

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列車は「多度津駅」を発車。左手に讃岐富士を望みながら走ります。
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テーブルでは食事の準備が始まりました。食事は4日前までにJR四国・JR九州・JR西日本・JR東日本のみどりの窓口や旅行会社等で「食事予約券」を購入する必要があります。
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「四国まんなか千年ものがたり そらの郷紀行」で頂くのは、金刀比羅宮が運営する「神椿(かみつばき)」の調理長が監修した、讃岐地方の食材を使った洋風料理です。

ラウンジ大樹でウェルカムサービス

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「琴平駅」に到着。ここでしばらく停車します。
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停車中に案内されるのは「四国まんなか千年ものがたり」の専用ラウンジ。
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"こんぴらさん"のロゴマークと黄金色に輝く畳は、記念撮影スポット。
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「四国まんなか千年ものがたり」のシンボルマークにもある立派な大樹が目を惹きます。
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食事を予約した方には、ここでウェルカムサービスが。「さつまいものスープ」をいただきました。
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ラウンジを出て「琴平駅」の駅舎を見学。大正時代に建築されたモダンでおしゃれな洋風木造駅舎は、登録有形文化財にも指定されています。

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「四国まんなか千年ものがたり」は「琴平駅」を発車。
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車窓にはのどかな里山の景色。
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いい天気でよかった!
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車掌さんから記念乗車証をいただきました。「四国まんなか千年ものがたり」で四季折々の景色が楽しめる様子をデザイン。かわいい!

香川県の食材が詰まった洋風プレート

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お食事が来る前にまずはビールで乾杯!千年ものがたりラベルの瓶、さらにグラスにも千年ものがたりのシンボルマークが入っていました!
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お待ちかね、お食事がやってきました!美味しそう!では、いただきます!

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南京入りのオムレツ。ちなみに関西では「南瓜」を「南京(なんきん)」と呼びます。香川県の銘柄豚、讃岐オリーブ豚の煮込みは、山椒の味と相まって美味。同じく香川県の銘柄鶏、オリーブコーチンはチーズ焼きに。
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三豊市で養殖されているオリーブ海老はフリットにして、サクサク食感と濃厚な海老の旨みが楽しめました。
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讃岐オリーブ牛のローストビーフ。とっても肉厚で柔らかい!ソースは西洋わさびを使ったレフォールソースでサラダともマッチ。
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コンソメジュレには、三豊産の茄子と帆立貝柱。タコとセロリのマリネも添えて彩り鮮やか。
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讃岐三畜と旬の地元野菜が詰まった洋風プレート。色が華やかで目でも楽しるお料理の数々でした。美味しかった!

秘境駅「坪尻駅」へ

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さて、列車は長いトンネルを抜けて、香川県から徳島県へと入りました。
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まもなく到着するのは、秘境駅で有名な「坪尻駅」。右下に見える駅を過ぎ、一旦引上線に入ってからバックで進入する"スイッチバック式"の駅です。
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引上線に入ると、車窓の左下には美しい滝が!
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運転士は列車の反対側へ移動。進行方向が変わり「坪尻駅」に到着します。
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牛山隆信氏が運営するサイト「秘境駅へ行こう」によると、2020年度版の秘境駅ランキング第5位。
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辺りに人家はなく、車が走る道までは山道を登って徒歩20分。平均乗降客数わずか1名。
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奥には、さっき到着前に進入した引上線が見えます。
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トンネルがあるのが本線。高低差の凄さがわかりますね。昔の蒸気機関車は勾配から動き出すのが難しかったので、このようなスイッチバック式の駅になったのです。
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少し色づき始めた紅葉。
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普段は静かな秘境駅も、この時ばかりは賑やかに。
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扉が閉まり「坪尻駅」を発車。再び静かな秘境駅へと戻りました。

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「坪尻駅」を出た頃、テーブルには最後のお料理が運ばれてきました。こちらは温かいお料理。赤ワインで煮込まれた、柔らかくて肉々しいジビエ肉のハンバーグ。そして栗のピラフ。美味しい!
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列車は吉野川を渡る鉄橋へ。
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雄大で穏やかな吉野川と紅葉で色づいた山々。美しい!

つたはーんとたぬきさんがお出迎え

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列車は「阿波池田駅」に到着。
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秋をイメージした車両の向こうに広がる、秋の紅葉の景色。
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ここでは、ゆるキャラの"つたはーん"がお出迎え!
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高校野球では有名な池田高校の蔦監督がモチーフという、異色のキャラです。
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「阿波池田駅」を発車。
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車内では食後のコーヒーが。ゆったり落ち着いた時間が流れます。
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「阿波川口駅」を通過。ホームにはたぬきさんがたくさん!ここは山城に伝わる妖怪たぬき伝説を活かした町おこしが行われていて、盛大にお見送りしてくれるのです!

千年ものがたりのクライマックス!大歩危小歩危

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いよいよ「四国まんなか千年ものがたり」はクライマックスへ!険しいV字形の渓谷の大歩危小歩危。
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エメラルドグリーンに輝く吉野川。
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山々は紅葉。
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鉄橋を渡ると、そこには美しい絶景が広がっていました!
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川の対岸にある道の駅から手を振る姿が!全力でバイバイ!

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多度津から2時間30分。「四国まんなか千年ものがたり」は終点「大歩危駅」に到着。
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ここでも地元の皆さんが賑やかにお出迎え。嬉しいですね!
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「大歩危駅」のホーム下にある展望台へ行くと、激しい吉野川の流れを真下に見ることができます。
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頭上には吉野川の渓谷を跨ぐ大きな大歩危橋。

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沿線で手を振ってくれたり、駅でお見送りしてくれたり、改めて四国って良いところだなって思えた列車旅でした。地元の美味しい料理も味わえて大満足。皆さんもぜひ「四国まんなか千年ものがたり」に乗車してみては!

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四国まんなか千年ものがたり公式サイト

www.jr-shikoku.co.jp