2021年10月に再販された台湾高鐵700Tは予想通りの人気だったようです。私も増結セットを無事入手できたことで、所定の12両編成で運行できるようになりました。

 

製品付属の説明書の最終行には、「※本セットはAssyパーツの設定はございません。」と明記されています。参考までに、KATOの同製品のHP(→こちら)に掲載されているASSY表(付属の説明書)のリンクを貼っておきます。

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実車が、東海道・山陽新幹線の700系をベースに開発された車両ですので、模型でも700系の関連パーツに流用が効くものがあるのではと想定できますが、実は「台湾新幹線700T」と名の付くASSYパーツがホビーセンターカトーから11月に販売されていました。私の知る限りでは次の2点です。

①台湾高鐵700T 動力ユニット(品番:4612-2B) 2,420円(税込)

②台湾高鐵700T パンタグラフ(品番:4608F) 550円(税込)

動力ユニットは編成で2モーター化される方にとっては必需品ですが、不用意にセーターの袖に引っかけて破損するリスクの高いパンタグラフこそ、一般的な予備品として押さえておきたいパーツではないでしょうか。

 

台湾高鐵700Tの先頭車とパンタ付き中間車

 

シングルアームのパンタグラフです。

 

一般流通している「台湾高鐵700T パンタグラフ」(品番:4608F)です。パンタグラフ単体ではなく、パンタカバー部分を含む一体パーツになっています。

 

裏返すと、パンタカバー部分にボディ取付用のボスがありました。


700系新幹線用のパンタグラフは、流用が効かないのでしょうか。KATOの700系新幹線「のぞみ」(品番:10-1645/10-1646)製品のHP(→こちら)に掲載されているASSY表(付属の説明書→ 700系新幹線「のぞみ」.pdf)のパーツ写真でパンタグラフ(品番:4396F)を見ると、殆ど同じ形状をしている様に見えますが、パンタカバー部分が全体に白色一色です。

 

 

台湾高鐵700Tのパーツでは、パンタ前後の箇所がグレーに着色されている点が異なります。パンタグラフ単体では互換性があるのかも知れませんが、700系新幹線の車両を持っていないので詳細は判りません。

 

新幹線のシングルアームのパンタグラフでは、かつて痛い目にあったことがあります。

KATO製の秋田新幹線 E3系「こまち」(品番:10-221)です。新品購入後、レンタルレイアウトで初めて走行させて帰宅後に、パンタグラフのシングルアーム部分を紛失していることに気付きました。翌日、レンタルレイアウトに現品持参でアーム部分が落ちていなかったかと問合せましたが、営業終了後に確認・清掃した際にはなかったとのことで愕然としました。

 

幸いにも大阪江坂(当時)のホビーセンターにASSYパーツの在庫があり、事なきを得ました。左側がアーム部分を紛失したパンタ台、右側が本来の形状です。これに懲りて、何れは入手困難となるであろう台湾高鐵700TのパンタグラフのASSYパーツを確保しておいた次第です。

 

一部量販店やホビーセンターカトーの通販ページには、まだ在庫があるようですので、老婆心ながら同車両をお持ちの方は確保しておかれますことをお勧めします。

 

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