キハ48系快速「リゾートしらかみ3号」に乗車しました! | 乗りつぶしに行ってきた!

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2021年10月16日(土)

10時30分 秋田駅

 

秋田から奥羽本線東能代から川部まで五能線を全線走破し

再び奥羽本線に入り、弘前または青森まで向かう快速リゾートしらかみ

昨年もリゾートしらかみは乗車したわけですが、

全部で3編成走っており、昨年はHB-E300系の「青池」編成でした。

今回は3編成の中では一番古いキハ48系の「くまげら」編成に乗車しました。

 

 
 
 
前面だけだとキハ48系の面影はありませんが、連結部分を見ると見覚えのある姿を見ることができます。
 
 

全部で4両編成で3号車に乗車。

車内は2×2の座席が10列並んでいます。

 
 
座席は鮮やかな赤紫色で
 
 
最大限リクライニングを下げてみると、首都圏の普通列車グリーン車並みの倒れ方をしていました。
 
 
リクライニング機能の他に座面スライドレバーもあり、
 
 
座面がわずかですが前に出てきて、昔懐かしいE4系新幹線の普通席を思い出すことができました。
 
 
折りたたみテーブルも普通列車のグリーン車のような広さで、
 
 
肘掛からはミニテーブルも取り出すことが可能で、これは普通列車にはない設備になります。
 
 
テーブルの下には網ポケットとボトルホルダーがつけられています。
 
 
前の席との座席間隔は1,200mmもあり、新幹線のグリーン席(1,160mm)よりも広く取られています。
 
 
そして、窓際にある足置きはキハ48系やキハ40系特有の設備で、
 
 
正確には足置きではなく機器類が入っているスペースだと思いますが、ここに片足を乗せて車窓をボケ~と眺めていました。
 

荷物棚はステンレス製の棚で大きめのスーツケースはおそらく乗らないと思いますが、

足元がとにかく広いので、横に寝かせれば問題ないことでしょう。

 
 

窓のサイズは非常に大きく、観光列車特有のサイズになります。

ブラインドは白を基調としています。

 
 
車内の端にはフリースペースが設けられていて、誰でも自由に座ることができるベンチが設けられています。
 
 

他の車両を散策してみることにしましょう。

隣の2号車はリゾートしらかみ名物のボックス席でくまげら編成の場合、8つ設けられています。

 

 
フルフラットにすることも可能で、長時間乗車していてもかなり楽に過ごすことができます。
1号車に向かうと、9列ある座席のうち、
 
 

運転席から一番離れた座席は1席ずつのみの配置になっています。

これは車椅子対応座席となっており、車椅子を固定するためのベルトが備え付けられています。

 
 

運転台のすぐ後ろにはベンチが備え付けられており、L字になっておるのが特徴。

L字ベンチの前には前面展望ができるようにベンチが置かれています。

 
 

キハ48系の内装を改造しているせいかフリースペースと座席の境目あたりはスロープとなっています。

 
 
1号車とデッキの間にある扉は非常に綺麗な木材を使用しているわけですが、
 
 
扉の横には室温計が付けられていて、室温は22.1℃でした。
外は15℃くらいとやや肌寒かったので、車内は天国のような暖かさでした。
 
 

秋田10時50分→弘前15時49分

リゾートしらかみ3号

 

秋田を出発して1分も経たないうちに踏切内の安全確認を行うために一旦停車しましたが、

5分ほどで運転再開となりました。

 
 

幸先思いやられる始まりでしたけど、その後は東能代で9分間、能代で15分間停車するので、

その間で遅れはゼロになっていました。

東能代に到着。

2,3番線ホームの隣には2021年3月まで走っていたキハ40、48の車両が停められていました。

 
 
そして手前には検測用車両のキヤE193系気動車も停車中でした。
 
 

一部車両は地方私鉄へと譲渡される話も聞くので、1両でも多く残ったら良いなと思いながら東能代を出発。

ついさっきまで通った奥羽本線から五能線へ入り、

 
 

能代に到着。

ホーム上では名物のバスケットボールのフリースローチャレンジと和太鼓と笛による生演奏が

約10分間ずっと鳴り響くお出迎えとお見送りを受けながら能代を出発。

 

昨年、「青池」編成に乗った時は五能線内は青空の下を走ることができたわけですが、

この日は雨こそ降ってこなかったもののずっと曇り空が続く中での走行で、

 
 

地元の人曰く「1年のうちで晴れの日がくるのは3分の1ほど」とおっしゃっていたのを思い出すことができました。

それでも海沿いを走る五能線らしい車窓は十分楽しむことができて、

さらに「くまげら」編成だとデッキ部分の窓は少し開けることができ、

 
 
深浦から広戸渡良瀬轟木風合瀬あたりの鬱蒼とした車窓を存分に楽しむことができました。
 
 
千畳敷に到着。
 
 

15分間の停車時間が設けられていて、駅から徒歩30秒のところにある千畳敷海岸も曇り空で、

ここだけはできれば晴れていてほしかったです…

 

 
川部に到着して五能線は終わりとなり、
 
 

再び奥羽本線に入り、7分ほど走るとリゾートしらかみ3号の終点・弘前に到着。

天気こそそんなに恵まれなかったものの、五能線をキハ48系気動車が定期的に走るのはもう「くまげら」編成の2本(リゾートしらかみ3号6号)のみなので、また乗りに行きたいところです。

ですが、来年3月まで公表されている運行カレンダーを見てみると、来年1月~3月は運行されないことになっていて、

少し心配ではありますが、春以降に戻ってくることを願っています。