大地の端に上がった雲竜の如き黒煙は僅かに移動していて どうやら蒸気機関車の煙のようです。やがて煙は横に大きく広がり運炭列車を牽いたD51がようやく追分駅の構内に姿を現しました。
室頼本線 安平-追分 1974年12月26日
勢いよく降り出した雪で一瞬にして周りはまっ白な雪景色となりました。追分駅に入って来たD51のナンバーも判然としないような大雪で、木材を連ねた貨物列車のD51は霞んでしまい、せっかくのD51貨物列車同士のすれ違いも雪の中に埋もれてしまいました。
室蘭本線 安平-追分 1975年3月31日
この写真で北海道の厳しい冬の情景を感じて戴ければ幸いです。
最後まで御覧戴いて ありがとうございました。