「北斗星」いつかのメリークリスマス | 空の下、レールの上を人生と共に(JNR Forever)

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なつかしい人が はるかな日々が 時の流れこえて ほら めぐる旅路さ…

「北斗星」に私は8回乗りましたが、そのうちの5回は札幌からの上りでした。

「北斗星」で津軽海峡を越えて、帰りは飛行機という人が多かったからでしょうか、上りは寝台券が取りやすく、上りで希望の列車・個室を外したことはありません。

 

 

2レ

2013.2.23 上野

冬の夜行列車は、方向幕の結露に長旅の厳しさを実感しました。

 

 

北海道は何日か滞在すると「帰りたくなくなる」魔力がありました。

 

初めて北海道に行った時に聞いた話ですが、やはり初めて渡道したある人が、北海道滞在最後の日に函館の夜景を見ていたたまれなくなり、道内に引き返して民宿を経営しているとか。

 

私はそうは行かないので、「北斗星」に乗る楽しみで「魔力」を断ち切っていました。

クルーズトレインの存在を否定はしませんが、少し頑張れば夢に手が届いた「北斗星」「トワイライトエクスプレス」には、いつまでも走っていて欲しかった…


 

1991.12.9 札幌

全盛期は「北斗星」を3往復も走らせる需要があるか疑問視されましたが、好調を受けて開放B寝台の不定期1往復に、急遽個室車両を投入した手際の良さには目を見張りました。

 

札幌発1992年8月26日乗車の「北斗星6号」ツインDX寝台券

 

夜行列車、用事が無い時はうっとりと見とれていましたが、今はそんなことも出来なくなりました。

 

1レ 

2011.12.30 上野

 

 

上野発の夜行列車が、13番線から発車する「カシオペア」「北斗星」「あけぼの」の3本だけになった現実は、すぐには受け入れられませんでした。

2010.12.22 上野

 

 

今やチケットレスの時代になり、みどりの窓口に備え付けの「封筒」にきっぷを入れる機会も少なくなりました。

「北斗星」デビュー直後のそれは、「北斗星」の魅力を凝縮した秀逸な出来映えでした。

 

 

またいつの日か、青い客車、いや、でもそうでなくてもいい。

機関車の牽く列車で津軽海峡を越えたい…