西武2000系2401+2403F、西武園線を走る【2403】 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

12月19日、ここまでの記録

12月19日10時53分。
約10ヶ月ぶりに、西武園駅にやってきた。
前回に来た時には閑散としていた西武園駅だったが、今回はイベントということで大賑わい。
瞬く間に先頭には撮影者が群がっていく。

新宿線内ではまだ見れる並びではあるが、西武園駅で見る姿はかなり新鮮だ。

冬晴れゆえの影の悩みもあるが、年末になってこの並びはかなり胸熱である。
こういう部分のイベント開催のフットワークの軽さは、目を見張るものがある。

その時の運用次第だが、実質早朝のみしか見られない組み合わせ。
ましてブツ4とも称されるレアな編成だから、気温以上に体感は熱を帯びてきていた。

JR東日本185系の定期運用終了の時には、散見された車体の老朽化ぶりに目を覆うこともあったが
西武鉄道の黄色い塗装は、実によく手入れがされていて気持ちがいい。
周りの風景を反射・投影するほどの質感にうっとりする。

さて、ここまで撮影してきたところで…
西武鉄道のネタある所にこの人あり、な知人I氏に再会。
撮影しながらいろいろ言葉を交わしていたところで…

I氏「ところで、沿線では撮るの?」
T「いやぁー…先約があって12時半には出なきゃならないんですけど」
I氏「北山公園まで片道15分くらいだよ。まだ11時だし十分間に合うよ」

なんて話になり、撮影ポイントを案内するからとも仰っていただいたので、なかなかない機会だし
天気も良いし…ということで、沿線へ撮影に繰り出すことにこの場で即座に決定。
こういう出会いから動く物事は、ある程度乗っておくと面白いことは経験の積み重ねで分かる。

まずは、11:00、発車していく2000系を見送り…
2番線ホームから、10000系を前後から撮影して階段を上がる。

メイン会場のコンコースには、もうかなりの人出が繰り出していた。
これは1番線ホームに降りるのも時間がかかるだろう。
そう考えたら、沿線撮影に出ていくのは正解だったかもしれない。
もっとも、漠然と西武園駅近辺では撮ろうと考えていたが、ここまで深くなろうとは。

あれこれ会話を交わしながら歩き始めたら、早くも東村山から電車が戻ってきた。
日中は20分間隔の運転になり、単純換算で10分に1回は電車が行き来する計算。
これはなかなか効率よく撮れるなと、ここで改めてスイッチが入る。
まずは駅手前の最後の踏切で、唐突に1カット。

方向幕が変換途中だったが、この時はまぁ到着目前だし致し方ないと踏んでいた。
ところがこの先、列車による方向幕変換開始のタイミングには少なからず翻弄されることに。

実質最初の撮影ポイントは、西武園ゆうえんちの観覧車がバックに入る場所を案内された。
既にそれなりの人がいたが、労せずカーブミラーの所に収まり撮影。

架線柱をフレームに見立て、カットイン。
トリミングしてみたが、まあ良いでしょ。

普通のカットはこういう感じ。

振り返るとそこには…
しかしまぁ、境目のない公道上で三脚を立てるのってどうなんだろうかね。
あと、撮り鉄が輻輳して車が立ち往生しかけたことも…
たまたま近隣の方で鉄道好きな方がいたらしく、まだ談笑してて雰囲気的に和やかではあったが。

そして次は、八国山緑地を歩いて抜けていく。
霜が溶けた後か、所々ぬかるんでいて歩くのに多少難儀。
そして、また踏切が鳴ったので近づいてみると…
ここだ。

一番撮り鉄が集結した、東村山市立北山小学校北側の踏切。
踏切から八国山緑地方面は歩行者通路になっているものの、一般通行が一瞬ためらわれるくらいの
占拠ぶりには、電車の中から見る以上に威圧感があるとの感想を持った。
線路沿い、小学校との間の未舗装の道も北山公園につながる歩道なのだが、そこを歩くことすらも
一瞬ためらうほどの人垣、三脚、脚立の林立ぶりだったのだった。

…それでも、歩かなきゃならんから狭い脚立の間を抜けて歩いていくことになるんだがね。

それに対する意趣返しだったのだろうか、走行中の方向幕の変換は。
このポイントで変換中って、ちょっと狙いすぎじゃないのかなぁとは賤しくも感じたわけで。
確かにコマ数が多いから、変換が大変なのもわかるのだけど。
その辺の扱いの差が微妙な影を落としつつ、沿線撮影行脚は後戻りせずに進んでいく。