鉄道旅に欠かせないもの〜食編③ | よしひろ よしちゃん 鉄道写真館

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みなさんこんにちは!よしひろよしちゃんです。 

今回は鉄道旅に欠かせないものの1つである食についてご紹介します。



皆さんは列車に乗る際に食べ物や飲み物を持ち込みますか?長距離なら駅弁、近距離でもお菓子やジュースなどを持ち込むことがあるとでしょう。

鉄道の食にも様々なものがあります。
ここでは駅そばなど駅にある食堂についてご紹介します。

③駅そばなど駅にある食堂
駅にある食堂で一番多く見かけるのは、駅そばではないでしょうか?

★軽井沢駅 駅舎
駅そばの始まりは長野県の軽井沢駅とされています。

軽井沢駅から群馬県方面の横川駅へ向かう間に激しい勾配(碓氷峠)があり普通の列車では走ることができないので勾配区間で列車を助ける補助機関車を連結する作業がありました。

その長時間停車の間に蕎麦と弁当が売られたのが最初だそうです。

鉄道旅に欠かせないもの〜食編①でも同じような内容が出てきましたよね。

あれは碓氷峠群馬県側の横川駅、日本最古級の駅弁屋で、こちら長野県側軽井沢駅、最初の駅蕎麦屋ができた場所であります。

長い鉄道旅に食文化は欠かせないとわかりますね〜

★富士見そば(JR静岡駅ホーム内)
今でも、昔ながらの駅そば雰囲気を出す店をたまに見かけることがあります。


★駅そば 爽亭(JR上野駅ホーム内)


★駅そば 爽亭(店内)
店内は狭く簡素なつくりに、なっていて無駄なスペースがないこの雰囲気が最高ですよね!

★駅そば 爽亭 (うどん)
また注文してすぐに、できるのが蕎麦(うどん)の良さです。そしてささっと食べることができてしかも美味しい。

駅構内で展開される飲食店は蕎麦屋が多かったそう。それは機関車の交換や乗換時間に利用することが多く、少ししか時間がないからです。短時間でもさっと食べれるのがいいですよね。


★駅にある食堂(JR出雲市駅)
※写真はイメージ
駅そばが手軽だということで、展開していきましたが食堂がある駅もあり、がっつりご飯を食べれる店もあったそうです。


★姫路駅えきそば(まねき食品)
姫路駅在来線ホームには、駅弁事業者まねき食品が展開する、全国的にも有名な蕎麦屋があります。

★えきそば(まねき食品)
かつては機関車交換や乗換時間などを使い利用した駅そばですが、ここはわざわざ食べにだけ来る人も多いお店です。


★えきそば まねき食品(レトルト)
大人気なことから、レトルト食品も販売されています。姫路駅のほか最近では新大阪駅でも買えるそうです。

★駅蕎麦屋(幡生駅) ※閉店
駅そばは現在も乗換時間など限られた時間で食事をする人や旅行好きに人気ですが1970年頃になると、もっと手軽に食べれるファーストフード店などが普及し少しずつ数が減っています。


★モスバーガー成増店(1号店)
日本生まれのハンバーガー店です。池袋駅から東武東上線で約10分成増駅下車徒歩3分程度の場所にあります。1972年3月12日にオープンしました。


★なか卯茨木店(1号店)  ※現在は閉店
手作りうどん店として1969年6月にオープンしました。阪急大阪梅田駅から阪急京都線で約20分茨木市駅下車徒歩2分の場所、駅直結のソシオ2号館の地下にありましたが2005年に閉店しました。

★なか卯茨木店(1号店)看板
その後入居者が居なかったのか看板は現在も残ったままになっているので雰囲気だけは今でも感じることができます。


★なか卯茨木店が入居していたソシオ2
しかし阪急茨木市駅周辺再開発の計画がありソシオビルは解体される予定なので看板が見れる時間もそう長くはないのかもしれません。


★ソシオビル 飲食店案内板
ビル内にある一部地図、全く書き換えられておらずなか卯の表記がされたものもあります。

●ご家族みんなで楽しいお食事を●

見た感じ、チェーン店がなか卯以外ないですよね。ここになか卯がオープンしたときは、個人店のような感じだったそう。日本を代表する親子丼や牛丼チェーン店と当初は思ってなかったのかもしれません。素晴らしい成長です!

なお、こういったファーストフード店が現在JRをはじめ鉄道会社のビルや駅構内に入居していることも多くなりました。時代の流れを感じます。

ハンバーガーや牛丼も美味しいですが!やっぱり駅で食べるのは、駅そばでしょうか?笑

少し話が逸れましたので、駅そばの話に戻りましょう!

先程まで紹介してきました。駅そばは軽井沢駅や姫路駅のように、駅弁を販売する業者などが運営している店舗のほかに旧国鉄時代の退職者などに対する余剰人員対策の救済事業として直営展開してきた店舗がありました。

このほか退職者などに救援事業として開業したものが大阪駅前にあります。

★大阪駅
ニュースでよく出てくる場所。ここからすぐ近くです。





★新梅田食道街
名前は皆さんご存知ではないでしょうか?
JR大阪駅付近にある高架下にある飲食店が立ち並ぶあの場所です。阪急大阪梅田駅にも隣接しており、関西在住の方はここで一杯やったことあるな〜また遠方の方は特急列車の時間まで、まだあるけど何処かへ行く時間はないってときにぷらっと立ち寄ったな〜などあるかもしれません。

くいだおれの街、大阪と言えば難波心斎橋・道頓堀や新今宮などが浮かびますが、特急列車が発着する大阪駅、新幹線が発着する新大阪駅からは少々離れているため、大阪の味を少しでもいいから求めたいときに、とても便利な場所です。




★新梅田食道街 内観

この食道街を知っている方も鉄道と関係していることをご存知の方はそこまでいないでしょうか。このほか各地にある高架下のお店は先程紹介した内容と同じ救済事業としてできたものが多いそうです。

新梅田食道街は1950年12月15日にオープン。当初は18店舗だったそうです。もちろん皆、鉄道員だったわけですから飲食に関しては素人ばかりなので、玄人店に参加を願い広めていき現在は100店舗近く入居しているそう。


★新梅田食道街 内観
高架下なのに2階もあるため、かなり天井は低めです。

戦時中に人員が増え戦後復員により膨れ上がり退職した人々が集まってできた食道街。当時はとても大変だったと思いますが現在は大阪名所の一つでもあり毎日とても賑わっています。さすが大阪ですね!

ちなみに新梅田食道街には一部チェーン店も入居しておりマクドナルドや吉野家などがあります。このマクドナルド(新梅田店)は、かつて売り上げ全国1位になったこともある店です。

近年ではファーストフードを手軽に利用する人。また最近は出前需要も増えていますが、これからもある駅そばや食堂など昔から伝わる飲食店が末長く営業してくれることを願っています。

鉄道の食、3つ目駅そばなど駅にある食堂の歴史などをご紹介しました。

ご覧いただきありがとうございました。
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