わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

(44)新快速だけを乗り継いで琵琶湖一周【最長片道切符の旅2021】[草津→岐阜]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅25日目の後半の模様をお届けします。

 

2021年8月30日(月)25日目②

柘植駅から乗車した草津線普通列車にて、終点の草津駅には12:47の到着。すぐに琵琶湖線の列車へと乗り換えます。

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乗車するのは草津12:52発の新快速 姫路行。いよいよこれから、琵琶湖をぐるっと一周していくことになります。

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223系が堂々の12両編成でホームに入線。定刻通りに草津駅を発車です。

草津駅の一つ隣には「南草津駅」があり、ここにも新快速は停車します。実はこの南草津駅が、県庁所在地の大津駅を凌いで滋賀県内で最大の乗降客数を誇る駅となっているようです。

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10分ほど乗車し、13:03に大津駅へと到着。ここで少し時間を設け、休憩を取りたいと思います。

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まずはお昼ご飯をいただきます。大津駅に併設されたお店で名物の近江ちゃんぽん(750円/「日本の食」97品目)をいただきました。和風醤油だしのきいたスープはとてもあっさりとした味わいで、こってりとしたちゃんぽんのイメージとは一線を画す美味しさでした。また麺がラーメンのように細かったのも意外で、普段よく食べるちゃんぽんとはだいぶ特徴が異なります。とても美味しかったです!!

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さくっと食べ終わったのですぐに列車に乗っても良いのですが、その先の乗り継ぎの予定もあるので大津市内をうろうろ徘徊したいと思います。

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大津駅周辺には、古くからの街並みが残された地区が存在します。ここにはかつて東海道の大津宿が置かれ、特に大きな宿場の一つだったようです。

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京阪京津線が真ん中を通る道路を歩いていくと、京阪のびわ湖浜大津駅付近に出ます。その先琵琶湖の湖岸まで進むと、景色を一望することができます。左側にそびえる山々のあたりには延暦寺があるものと思われます。

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さて大津駅へと戻り、続いては14:34発の新快速 姫路行へと乗車します。

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1つ隣の山科までしか乗車しないので普通列車でも何でも良いのですが、たまたまちょうど新快速がやってきたのでこれに乗車することにします。

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わずか4分で山科駅に到着。駅名標の隅にある「京」の文字からも分かる通り、逢坂山を越えて京都市内に入りました。

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山科駅からは湖西線へと進んでいきます。14:50発の新快速 敦賀へと乗車していきます。

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まもなくすると京都方面から列車がゆっくりと入線。この日3本目となる新快速ですが、前面の路線記号を見てみると「A」ではなく「B」と表示されています。これが湖西線経由の目印ですので、乗る際は注意しましょう。

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定刻通りに山科駅を発車し、すぐに先ほどまで走っていた琵琶湖線と分かれこちらもトンネルへと入ります。

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トンネルを抜けた先にある最初の駅が、大津京駅。かつては「西大津」という駅名でしたが、2008年に現在の駅名に改められました。大津の市街地の一角をなし、かつては一部の特急列車も停車していたようです。

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今でこそ関西と北陸を結ぶルートの大動脈に組み込まれている湖西線ですが、その全通は1974年と意外に新しく、大部分が高架線になっています。途中ところどころで遠くに琵琶湖を望むこともできます。

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途中駅(おそらく堅田駅)のホームを見てみると、何と「雷鳥 自由席」と書かれた乗車目標の文字が残っていました。後から黄色い点字ブロックを敷いたようで「雷」の文字の上半分が見えなくなってしまっていますが、かつての乗車目標の案内サインはこんなに文字が大きかったということに驚かされます。

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15:34に列車は近江今津駅へと到着。ここで何と12両のうち後寄り8両が切り離され、敦賀まで行くのは前寄りの4両のみとなります。京都や大阪の辺りを高速で駆け抜ける長編成の「新快速」のイメージとはうって変わって、この辺りまで来ると名前こそ同じ「新快速」ですが4両編成が各駅にゆっくり停車していく列車になります。ローカル線の装いすら感じさせるほどです。

また、近江今津駅からは小浜駅へと向かうバスが接続しており、JRではこの近江今津駅で列車とバスを乗り継ぐルートが推奨されているようです。

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近江今津駅を発車し、さらに列車は進んでいきます。途中にあるこのカタカナ表記の「マキノ」という駅が小さい頃から気になって気になって仕方なく、夜しか眠れません。

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山科駅から1時間と少々、16:01に近江塩津駅へと到着。ここでさらに向かいのホームで発車を待つ新快速へと乗り換えます。この日4本目の新快速、もはや頭がおかしくなってきました。

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近江塩津16:07発の新快速 姫路行。山科からここまでは湖西線経由の新快速に乗車していましたが、これより先は北陸本線経由になります。琵琶湖の東岸を進み、米原まで乗車していきます。

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列車は定刻通りに近江塩津駅を発車。実はこちら側のルートでは車窓に琵琶湖が見えることはほとんどありません。4両編成の223系車内からのどかな景色を楽しみます。

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途中の長浜駅では1本後に名古屋行の特急が来るようでした。「姫路行」と「名古屋行」が同じホームから発車するとはなかなかヤバすぎますね。

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16:42に米原駅へ到着。入線しながら同時に連結作業が行われ、これより先は12両編成で京都・大阪方面へと向かっていきます。

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米原からはJR西日本をいったん離れ、5日ぶりくらいにJR東海管内へと入っていきます。ということは新快速の呪縛から解かれる…! と思いきや、続いて乗車するのは米原17:00発の新快速 豊橋です。何と東海管内にも「新快速」があるのです。

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実は東海管内の東海道線大垣駅にて乗り換えが発生することが多いのですが、この列車については大垣駅で乗り換える必要がありません。その点とても便利で、先行する16:50発の特急に乗らずとも快適に岐阜方面へと移動できます。

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なお岐阜駅までは途中一駅も通過しませんので、岐阜駅までの利用となる私にとっては実質各駅停車ではありますが、とにかくこれが草津駅からずっと乗り継いできた新快速の5本目になります。「新快速」のフォントも西日本とは違った形でカッコいいです。

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列車は定刻通りに米原駅を発車。車窓左手に伊吹山を望みながら、関ヶ原付近を走っていきます。

そしてこの列車の車内では、何と偶然にも白衣さん@Lab_coat313)に再びお会いすることができました! 8月24日の夜に名古屋駅でお出迎えいただいて以来6日ぶりとなります。

白衣さんは今年春に最長片道切符を実施され、「リアル桃鉄」としてサイコロの出目の数に応じルートを進める過酷な挑戦を完遂された方でもあります。今回の私の最長片道切符の旅実施にあたっても、開始前から経験談等さまざまサポートしていただき、大変参考になりました。本当にありがとうございます!!

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旅の思い出話で盛り上がっているうちに、列車はあっという間に岐阜駅へと到着。引き続き名古屋方面へ戻られる白衣さんとはここで分かれ、私の25日目の移動もここまでとなります。

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岐阜駅には新幹線こそ通らないものの、ホームは高架でかなり立派な駅になっています。数年前までは繁忙期にムーンライトながらがこの岐阜駅にも停車していましたが、今では首都圏へ直通する列車はありません。

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少し歩いて名鉄岐阜駅近く、今夜はここ「スガキヤ」で夕食をいただきます。

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昼に続き夜も似たり寄ったりになってしまいましたが、スガキヤの特製ラーメン(480円/「日本の食」98品目)を注文。スガキヤは東海地区でチェーン展開するラーメンのファストフード店で、リーズナブルな価格設定から中高生にも人気のようです。私は今回初めて食べましたが、値段の割にはかなり美味しかったのでまた東海地区に来た際に機会があれば食べたいと思います!

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今夜の宿は「ウィークリー翔 岐阜駅南」です。その名の通り岐阜駅の南側にあるウィークリーマンションで、今回は2,050円で宿泊できました。ネットカフェとあまり大差ない額でベッドに寝られるのはありがたく、鍵付の部屋で安心感はありますが、何だか独特の匂い(たばことかではない)がやや気になったので今後も泊まるかどうかは状況次第といったところかもしれません。

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食後のデザート(?)には岐阜駅で買った名物の鮎菓子をいただきます(「日本の食」99品目)。お茶うけにもぴったりの上品な甘さの和菓子で、お土産にも喜ばれそうです。

 

というわけで25日目はここまで。

この後は高山本線方面へと進んでいきます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。