旅は2日目に入ります。
この日は早朝5時過ぎにチェックアウトし、徳之島へ向かうため、名瀬フェリーターミナルへ向かいます。
夏ということもあり、空がもう明るくなってきていました。
ホテルウエストコート奄美IIからフェリーターミナルまでは徒歩10分ほどで着きました。
朝5時30分前ですが、フェリーターミナルはすでに多くの旅客で賑わっていました。
8割くらいは地元の人で、観光客らしき人は少なかったです。
チケットを窓口で購入します。
乗船券を買い求める人で行列ができていました。
窓口が3つあり、一番左が今回乗船するマルエーフェリー、真ん中はマリックスラインという会社で、一番右は叶運輸という旅行代理店です。
(マルエーフェリーホームページより)
航路を簡単に説明すると、鹿児島〜那覇までを結んでいる航路に今回乗船します。
地名はそれぞれ港の名前で、名瀬と書いてある島が奄美大島で、これから向かう徳之島は隣の亀徳と書いてある島です。
(マルエーフェリーホームページより)
ダイヤはこんな感じで、3日に1日くらいしか運航していないようにみえますが、マルエーフェリーの運航がない日は、先程紹介したマリックスラインが運航しており、毎日運航となっています。
今回は名瀬港から亀徳港までの利用なので距離にして109キロを3時間20分ほどかけて進みます。
ちなみに、鹿児島から沖縄まで全て乗り通すと丸1日以上かかる長旅になります。
こちらが乗船申込書で、名前等を記入して先程のカウンターに提出して乗船券を購入します。
こちらが乗船券です。
一般的な2等乗船券で2400円と比較的お値打ちです。
待合スペースは椅子が結構ありました。
出航時間が近づいてきたので乗船します。
5時50分が予定時刻です。
こちらが今回乗船するフェリー波之上です。
かなり大きな船でした。
鹿児島港からきたフェリーは奄美で50分ほど停泊し、その間にコンテナの積み下ろしが行われます。
乗船券を提示して船内に入ります。
船内は入ると大型船なだけあって広々としています。
(写真は乗船口の上の階から撮影)
こんな感じで、雑魚寝できる簡単な敷布団と毛布、枕が置いてあります。
距離をおいて利用するようになっているので使えるところが限られています。
すでに乗っている人だとトラックドライバーで休んでいる人が目立ちました。
こちらは2等寝台の部屋になります。
2等部屋は奄美から乗船した人で賑わっています。
5時50分、ほぼ定刻で奄美大島の名瀬港を出航します。
こちらがフェリー波之上の船内図です。
客室は4階以上になります。
こちらは売店です。
売店は各港の到着30分前から出発30分後までのタイミングのみの営業です。
お菓子やおつまみ、おにぎりにパン、カップラーメンが並びます。
沖縄や鹿児島の名産品、ライターやマスク、シャンプーといった簡単な日用品も売っていました。
こちらは自販機です。
コカコーラとキリンの自販機がありました。
お酒の自販機はキリン、サントリー、オリオンビールとラインナップ豊富でした。
夜間は販売を停止しているみたいです。
紙パック飲料、セブンティーンアイスの自販機もありました。
しばらくは奄美大島の西岸を進んでいきます。
屋上のデッキにきました。
マルエーフェリーのロゴが大きく描かれています。
名瀬港を出て15分ほどで日の出を見ることができました。
朝陽がつくる光の道が海を照らしていて綺麗です。
1時間ほど進み、ようやく奄美大島の南端が見えてきました。
というのも、名瀬港が奄美大島の真ん中より北部に位置しているため、大きな奄美大島の横を抜けるだけでも40キロ以上進む必要があるためです。
奄美大島の南端から徳之島だと実際50kmほどしか離れていないですね。
奄美大島を抜ける頃には売店の営業も終了していました。
こちらは食堂になります。
6時半から営業が開始し、7時半までの1時間の営業です。
券売機で食券を購入するスタイルで、いろいろメニューはあるのですが、
朝は焼き魚か明太子定食の2つのみです。
結構割高には感じますが、フェリーだとこんなものなのでしょうか。
給湯器、電子レンジが置いてあり、売店で買ったおにぎりを温めたり、カップ麺のお湯を入れたりもできます。
筆者は奄美大島のファミリーマートでパンを購入しておいたのでそちらを朝食にしました。
フェリー波之上はシャワー室があり、那覇につく1時間前まではずっと利用できるようです。
名瀬港を出て1時間半ほどです。
大海原を船は進みます。
名瀬港から2時間以上進み、ようやく徳之島が見えてきました。
亀徳港が近づいてきました。
定刻9時10分前、徳之島の亀徳港に到着です。
下船客が30人ほどはおり、列ができています。
まずエスカレーターがあり、
船の下の階へと降りていきます。
さらに階段で降りていき、徳之島上陸です。
フェリー波之上号を撮影しました。
3時間少しの船旅でしたが、筆者にとってこれだけ大きな船で本格的な船旅は初めてだったのでなかなか新鮮味がありました。
今日はここまで。
次回をお楽しみに!