オープンデッキ車両

土佐くろしお鉄道・ごめんなはり線の車両はすべて9640形という形式。
9640って「くろしお」の語呂合わせですよ😁
 
それはともかく、そのうちの2両が特別仕様のオープンデッキ車両です。
 
クジラをモチーフにした外観は、インパクト絶大ですね🐋
 

 
今回乗車するのは、黄緑色の2号車。
1号車は青色なので、よりクジラっぽく見えます。
 
高知方にはシール式のヘッドマークがついています。
キャラクターは御免駅の「ごめんえきお君」と後免町駅の「ごめんまちこさん」です。
 
このイラストは、高知県出身の漫画家やなせたかし先生が描いたものです。
 
 
このオープンデッキ車両で運行される列車は決まっていて、「しんたろう」「やたろう」号という列車名が付けられています。
 
高知県の偉人、中岡慎太郎、岩崎弥太郎の名前が由来で、奈半利発着が「しんたろう」、安芸発着が「やたろう」になっています。
 
 
青色、黄緑色のどちらの車両が来るかは運次第です🎯
 

  クジラな車体

車両外観をよく見ると、クジラの目のようなライトがありますね。
 
 
屋根上には、尾びれまでついています。
 
 
JR九州の「指宿のたまて箱」を見習って、クジラが潮を吹く機能があれば、完璧なのですが、そのような仕掛けは見当たりませんでした😁
 
この車両の一番の売りはクジラではなく、オープンデッキです!
 
 
ただし、朝のやたろう1号としんたろう2号のJR線区間(高知~後免)では、オープンデッキには出ることができませんので、ご注意ください。
 
もちろん、デッキがある側が太平洋側です🌊
 

  車 内

やってきたのは高知駅
普通列車なのに愛称名が付いています🙌
 
 
車内は、まず海側にオープンデッキ、2人掛け転換クロスシート、通路と並び、山側には補助席が設けられています。
 
写真ではわかりませんが、海側の転換クロスシートは通路より1段高い位置に設置されています。
 
 
外観はクジラなのに、車内にクジラはいないのかなあと探していたら、網棚のデザインがクジラになっていました!
 
 
高知方には、トイレも設置されていて長旅でも安心です。
おっ、岩崎弥太郎さんの肖像画もありますね。
 
 
オープンデッキとの境はこんな感じです。
 
 
このドアを開けるとオープンデッキに出られます🙌
 
 
しかし前述のように、高知駅ではオープンデッキに出ることはできません。
 
 
まずは、転換クロスシートの海側(オープンデッキ側)に陣取り、高知駅を後にします。
 

  夜明けと後免駅

窓の外にデッキがあるので、列車が動くとホームが動いているのかと錯覚してしまいました。
 
土佐一宮(とさいっく)では、高知運転所から出庫してきた「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」と行き違いました。
これから、高知駅でお客さまを乗せて窪川へ向かうのでしょう。
 
 
志国土佐 時代の夜明けのものがたり」は、今秋の四国デスティネーションキャンペーンでは、土佐くろしお鉄道に乗り入れて、高知~奈半利間での特別運行を行なっています。
 
今秋の運行は追加設定するほど好評だったようで、来春にも再び運行されるという噂です。
 
来年のお出かけプランを妄想しているうちに、列車はJR土讃線と土佐くろしお鉄道の分岐駅、後免(ごめん)に到着。
 
 
ヘッドマークにもなっていた「ごめんえきお君」のモニュメントがありますね。
 
ごめんなはり線には、やなせたかし先生デザインのキャラクターがすべての駅に配置されていて、モニュメントもあるので、キャラクター好きな方は見て回るのもよろしいかと。
 
モニュメントの下には「ごめん駅でごめん」の歌碑がありますね。
こちらも、やなせたかし先生のもの。
 
「ごめん」がいくつあるか数えてみてはいかがでしょうか。
 ちょっと、やりすぎなような気がしますけど💦
 
後編ではオープンデッキから眺める雄大な太平洋の景色などをご紹介します👋
 

↓土佐くろしお鉄道の鳥瞰図。見ていて楽しいです。