1/80 福島交通5000系の製作⑤ | 黄金色の電車工房から

黄金色の電車工房から

2019.8.15 yahooブログ「16番鉄道模型と鉄道写真の部屋」より移転してきました。
1/80真鍮キット工作の楽しみを広めるべく更新してまいります。
一応、旧型国電が専門です。


またしばらく投稿の間隔が開いてしまいました。
今日はちょっとだけです。

まずは連結面の妻板を取り付けていくのですが、ここで早速問題が。
車体をプレスで曲げる際の誤差なのでしょう、5022と5023で車体に微妙な寸法の違いがありました。
測ってみると幅広い方が正当のようです。

妻板も妻板でこのとおり、個体差があってかなりガバガバだったりします。

今回はデハーサハーデハの3両キットをもとに製作しているので手元には計4枚の妻板があるのですが、ピタリ車体断面と合うのはそのうち1枚しかなく、後の4枚は寸法にかなりの誤差がありました。

ロストワックス製法では同じ型を基に複製しているはずなのに、どうしてこれだけ差が出るのか…

仕方がないので妻板が小さいものは真鍮帯板を貼って誤魔化すこととしました。
自分でも驚くほど適当なやり方ですが、今回はこれでよしとします。

なんとか妻板が繋がりました。
車体との接合部は曲面になっているので軽くやすりで処理してありますが、後で正確なRをつけていこうと思います。

次は雨樋がおでこに回り込んでいる部分を制作します。

絶妙な曲線を描いているうえ、正面から見た時の印象も左右してしまうので特に気をつけなくてはなりません。
また5022と5023で個体差が出てしまってもカッコ悪いですから、まずは2両とも雨樋の最前線を一律に後退させて、そこを基準にして曲げた真鍮線を2組用意します。

テープで仮止めの状態。
Rの具合を調整していきます。

できました。
青ガエルファミリーの中でも、福島交通に譲渡された5022-5023は中間車からの改造ということで雨樋の取り回し方に特徴があります。
ヘッドライトケースの上に乗っかるようなっているところがチャームポイントでしょうか。

Rの立ち上がり箇所についてはもう少し緩やかでもいい気がするので、ひとまずこのまま工作を進めて、後でまた気になるようだったら修正しようと思います。

連結面側も雨樋終端を取り付けました。
こちらも角の部分を緩やかにしたい気がしますが、保留しておくことにします。

あとは、今更ながらお顔の修正を行いました。
右が修正前、左が修正後です。
これはもう本当に数値化できない、印象の問題ですが、それなりに丸っこく仕上げました。
また微調整するかもしれません。

本日は以上です。
すみません、今ちょっと時間なくて
まだまだ続きます