小田急電鉄が発表したプレスリリースによりますと、小田急の “フラッグシップ” である50000系 「VSE」 が来年3月に “卒業” することになったそうです。

小田急のロマンスカーは代々、そのホスピタリティの高さで人気を得ていたのは皆さんもよく知るところではあると思います。 「観光特急」 という看板を背負ってるのであれば、その道中も 「優雅な気分に浸らなければならない」 というコンセプトは、専用の車両を用いて特急列車を走らせている鉄道会社各社の “宿命” であると私は思います。

 

でも小田急に限らず、どこの鉄道会社もそういった 「ホスピタリティ重視」 の特急車両って拵えないですよね。まぁ、近鉄くらいかなって思ったりはします。

東武も 「スペーシア」 の後継車両を企画していると聞いたことがありますが、 「日光・鬼怒川への観光輸送だけではなくて、ビジネスライクの列車に充当するという二面性の車両になるのでは?」 という話も伝わっています。でも、そうなってしまうと、どこにその 「観光輸送に特化したクオリティの高い車両」 を期待すればいいんですかねぇ~?

 

でも、それが鉄道会社の “本音” なのかもしれません。

「観光客相手よりも通勤客相手」 「コストを考えた車両」 なんでしょう。

解らなくは無いけど、鉄道旅がより一層、面白くなくなってしまわないですか?

JRの新幹線もそうですよね。

0系の後継車両としてデビューした100系は、二階建て車両を導入するなど、ホスピタリティを追求したコンセプトが話題になりましたけど、数年でそのコンセプトは頓挫、ホスピタリティよりも “速さ” を追求するようになって、300系や500系といった “スピード命” の車両が次々と登場するようになりました。

 

皆さんの主張も聞きたいですね。 「ホスピタリティ」 なのか? 「ビジネスライク」 なのか?