最近の日豊本線は立て続けに大分の787系2編成にトラブルや立ち往生が発生し、783系の代走や足らない特急形を補完するために415系のボックスシート車が延岡発の早朝普通列車やにちりん代走の快速として運転されました。
トンネル内で立ち往生した4両編成の787系の救援がDE10等の機関車じゃなく6両編成の787系で牽引し10両編成で車両基地まで持ち込んだみたいで…。
そして今日、早起きしてまで見に行きたかった案件。東九州バスク化構想で提携するお隣同士の自治体である宮崎県延岡市と大分県佐伯市双方から相手先の観光地を巡ってもらおうとJR九州が企画、東九州バスク化構想推進協議会が後援する形で観光ツアーが実現しました。
延岡発上りの佐伯行き団臨が到着です。
編成は宮崎方キハ185-1008+キハ185-2の組み合わせです。
1人1900円でキハ185に乗れて途中宗太郎駅を観光の後、佐伯市内をバス観光して海鮮料理を食べて延岡へ帰る日帰りツアー。
金額が金額なのでホームには参加した乗車待ちのお客さんがどっと出てきました。この数だと2両はおそらく満席。
自分自身、宮崎県内でキハ185を見るのは初めてで最近のJR九州のツアー企画担当者のセンスと自治体との交渉力はずば抜けていると思っています。
コロナ禍真っ只中では見られなかった光景だけにほっこりしてホームを後にすることができました。
帰り際、お見送りを終えた駅員さんと少し話す機会があって783系代走や415系代走の件が話題に。
駅員さんも早朝の787系普通列車の代走が415系で走ると思ってもみなかったらしく。
「あれにはビックリした!」
とのこと。笑
そして
同じ日に同じ車両を使いそれぞれの自治体からツアー客を運んで観光してもらう試みは凄く面白いなと思いました。
駅前では太鼓のおもてなしも始まり、ツアー客をお出迎え。そんな中少し移動することにします。
普段撮れない車両が通るのは気分が高まりますね。
佐伯からのツアー客は旭化成の工場見学及び酒蔵見学の後、延岡発祥のチキン南蛮をお昼に頂き帰路につく予定です。こちらも1900円。
佐伯⇔延岡間の普通列車利用の片道料金が1130円だと言うことを考えると1900円がどれだけディスカウントプライスかおわかりになるかと 笑。
トップナンバーが見れて得した気分
そんなこんなで土曜日の延岡駅&南延岡駅に現れたツアー団臨のキハ185でした。それではまた。