10月7日のこと。
衝撃的な電車が登場しました。
長谷寺本尊像立1300年を記念した、観音電車が10月8日に運行開始しました。
その特徴はなんといっても内装。
キンキラキンの扉が迎えます!
電車なので難燃性が重要で、作ってもらったものなのだそう。
床は枯山水……!
中吊りは蓮の模様の切り抜き、網棚広告には長谷寺の由緒を描いています。
壁一面、金色シートで装飾していることがわかりますね……細かいところにもシートが貼ってあり、想像以上に徹底した取り組みにびっくりです。
連接部です。ターンテーブルの周りに苔を配置していて連続感があります。美しいですね。
配置のデザインもあれこれアイデア練ったのでしょうか。
いろいろ取材記事は読みましたが、なかなかこういうピンポイントな細やかさまで掘り下げたメディアは見つからないものです。ぜひ観音ミュージアムとかで図録売って欲しいな。
江ノ電唯一の扇風機搭載車である1101
キンキラキンになりました!ガチの金箔仕上げらしい…!
ここにお経を書いておけば真夏に回転しまくって(以下略
夜中にこうやってこそこそ車内撮影やってました。
最初はこんな風にヘッドマークなしでしたが、
後日ヘッドマークがつきました。
鎌倉ビールが長谷寺と観音電車をあしらった特別醸造ビールを作りました。
そして11月20〜21日、観音電車を利用して販売会が行われていました。
鎌倉駅5番線に電車を留置して、この車を展示しています。
2017年2月に開催された工芸体験以来でしょうか。
むかしは夏休みシーズンに5番ホームに車両を留置して、こういう物販よくやってたんですよ。
それこそ旧502の車内にプラレールレイアウト作ったり、期限切れ記念入場券を投げ売りしたり、サブレ売ったり、回復体験ができたり……
「あつまれ ちびっこうんてんし」と題して運転席の公開とかやってたんですよね。20年前ですか……今は保安上安全上とかでなかなか難しいんですかね。
ご賢察のとおり、江ノ電は完全なネットダイヤで、日中に回送を走らせることができません。
そこで、朝早くに定期列車につないだ鎌倉寄り2両を取り残して、5番線に転線させたり、夜にまた転線して2両編成と繋いで帰るというアクロバティックな増解結をやっていたようです。
ただ私が貴重な土日のそんな時間に起きられるわけがなく……。
江の島さんぽちゃんがバズらせていた海電車が味わえる珍しい光景。
藤沢側の運転台に長谷寺のお札が掲示されました。
この場所は製造当初は方向幕の設定器があったところでした。
暗いですが、停車している電車の中で床下をじっくり眺める機会はなかなかないですね。
こちらは路線図。
金色になりながら長谷寺の宣伝はない、謙虚なデザイン。
ドアステッカーも新調されました。
えのんくん柄は絶滅ですね…。
金ぴか扇風機が止まっていたので銘板を確認。
東芝車両用扇風機
単相100V 60Hzとあります。
小田急の扇風機とかだと200Vで動くなんて聞いたことありましたが
あれっこれはワンチャン・・・ないか。
てか、60Hzって西日本の電源周波数じゃないですか。知らなかった・・・!
1000形のパンフレット見てみたんですけど、搭載していたMGの電源周波数が60Hzなんですね。
調べたら現在でもSIVは60Hzが主流なんだとかで……。
何がきっかけで西日本の規格が採用されたんでしょうか。気になります・・・。
いま、江ノ電ではのりおりくんと長谷寺拝観がセットになったチケットを販売中。
割引だけでなく、拝観券を入れるのにちょうどいい小さいクリアファイルがもらえます。
門の提灯が、長谷観音造立1300年記念の金色のものになりました。
そして普段使われている赤提灯が
長谷駅に吊られています。
駅に置かれていると、デカいです・・・!
放生池。紅葉終わりかけなのと、やっぱりここは午前中が良いのかなとか。
鯉がたくさんいます。
階段から見上げた木々。
ここは笠原桃菜さんと上國料萌衣さんが行ってインスタにあげていた通路です。
造立1300年を記念して、観音様の足に触れる「御足参り」を開催中です。
手ぬぐいを観音像に置いてその上から手を置き、読経している間に願い事をするというもの。
血液検査で引っかかりませんように・・・
そのうち痩せますように・・・
肝臓がダメでも極楽浄土に行けますように・・・
また、のりおりくんのデジタル版でキャンペーンが開催されました。
もらえたのはこの紙せっけん。
わかりますか?
1936年発売「納涼海水浴電車割引往復乗車券」のオマージュなんです。
開けるとさらに、イラストが。
これも1937年に販売された切符のイラストのオマージュ。
これは現物持ってるんだけど、
もう片方のやつはヤフオクでポーンと値段が上がっちゃって手に入らなかった・・・。
レトロ江ノ電感。素晴らしい……。こういうグッズ、もっと増えてほしいですね。
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