おはようございます。
都心から気軽に日帰りでも行ける観光地といえば、西は箱根や熱海、そして以前記事でも紹介した高尾山。北は草津温泉や日光などなどたくさんありますが、それと並ぶ場所として秩父も挙げられるでしょう。大自然に囲まれた場所ということもあってこの時期は紅葉、春は桜、夏は川下りなどが有名でしょうか。特に夏の長瀞なんかは川下りや自然の中にある避暑スポットとしても知られているのではないでしょうか。
そんな秩父へ向かう交通手段として欠かせないのが池袋や新宿を起点に走る西武線。なかでも秩父へつながっている池袋線は池袋から西武秩父まで特急を平日土休日問わず1時間に1本は走らせており、土日なんかは秩父から先秩父鉄道へ直通の列車も走っていたりします。今回はそんな西武池袋線から西武秩父線に乗ってきた乗車記を記事にしていきます!というわけでまずは往路の4000系に乗っていきましょう!
池袋から飯能まではまさに通勤路線という感じがしますが、飯能から先は池袋からやってきた電車がスイッチバックするかのように折り返して秩父の方へ向かいます。ここからは観光地向けの路線といった趣が強く出てくるようになります。というのもここから出ている4000系は2ドアボックスシートの車両という国鉄時代を彷彿とさせる車両になっています。決してふかふかではないものの旅情をそそる座席に腰を掛けて列車は走り出します。
ここ飯能から秩父までは各駅停車でおよそ1時間弱、飯能以北は単線であるものの各駅停車が基本毎時2本、特急が毎時1本走っており利便性もそれなりに高く、その分対抗列車との途中駅での行き違いも多く見られます。飯能以北を走る車両は一般列車の場合朝夕に一部ある池袋直通など数本を除けばすべて4000系による運転なので特急に乗らなくてのんびりとした旅を味わえます。
沿線風景も大変のどかになっており、ところどころ池袋線向けの車両留置箇所があったり、西武の車両が最後の一時を過ごす横瀬もこの沿線にあります。飯能、東飯能あたりはまだ郊外の住宅地周辺を走っている雰囲気がありますが、そこから先は加有山愛を走ることになり、この時期はオレンジや黄色に色づいた木々が見られます。また、セメント工場のような建物がみられるのもこうした山間を走る路線ならではの風景でしょうか。程よい時間で西武秩父まで到着、ちょっとひと昔前の電車に乗ってやってきたという感じがして非常におすすめのルートです。ぜひ特急を使わずに秩父へ行くことも考えてほしいなともうぐらいです笑
復路は西武線の新型特急(といってもデビューからそろそろ3年ですが、、、)『Laview』に乗車してきました、ぜひ復路の記事もお楽しみにしてください!