続きです。
名寄からはこの日の宿泊地の南稚内へ移動するのですが、まだ日没まで時間もありますしいくつか途中下車することが可能なので、深名線バスから乗り継げる稚内行普通列車を途中で捨てることにします。
〈目次〉
宗谷本線撮影
名寄駅
過去には名寄本線と深名線が分岐している大拠点駅かつ町自体もそこそこの都会で駅自体も比較的栄えているとはいえこの先はお察し状態。
名寄旭川は快速列車の運転が多数あったり普通列車も多かったりでわりと優秀路線なのですがこの先は経営上非常に厳しい区間に入ります。
名寄まではわりと全体的に栄えている区間が多いのですが、この先それなりに栄えている町が稚内まで無いというのが道北です。
智恵文-智北
智恵文駅から歩いて10分程度進んだ場所にある踏切より撮影
夏なので草が生い茂っていますが、この圧倒的緑率が北海道らしさを出してくれているように思えます。そして塗装変更や旧来の車両が淘汰されていく中で当面安泰そうな青色のキハ261特急。これこそ自分の世代のTHE北海道特急ですね。
この雰囲気で撮影が出来ただけでも、十分南稚内終電コースを許容できるもんです。
智恵文駅
ちなみに今回利用することになった智恵文駅はこちら。
うん想像通りの駅舎ですね。非常に嬉しい。
ただ予定では駅の楽しみもそこそこにGoogleマップに一応記載のある喫茶店とやらで1時間程度時間を潰す予定だったのですが、どう見てもない。郵便局と肥料屋しかない。
ということでこの駅舎で1時間程度過ごすこととなりました。
これはこれで北海道らしい思い出になったので良しですけどね。車では味わえない良い意味で超無駄な時間です笑
そしてやって来た普通列車で更に北を目指します。
駅センで入線を撮るだけでも中々いい感じで撮れるのが、やはり北海道の素晴らしいポイントですね。
天塩川温泉駅から温泉へ
下車したのはある意味有名な温泉駅。
下手すりゃクマに襲われかねない駅で、駅名にもなっている天塩川温泉へはここから1km。勿論歩けるのですが一般的には音威子府からバスで向かうのがベターでこの駅を利用する温泉客なんてそう滅多と居ないと言われているのですが…
無料のバスがそこそこ良い乗り換え時間で乗車可能。しかも先ほどの列車で音威子府まで行くと恐らく乗車出来ない便に乗れ、この駅の存在意義を感じることが出来たような気がします。
ちなみにお客は居ませんでした。温泉にはみんなバイクとか車で来るようです。
ここで温泉と夕食を堪能。時間もたっぷりあったので本当にたっぷり堪能。
最終の村営バスで咲来駅へ
咲来駅
村営バスは咲来駅にも停車し、時間的にも音威子府行の普通列車に良い感じに乗り継げてしまうので使わない手はないですよね。
ちなみにバス(ハイエース)の運転士さんに、熊とかこの時間出ますかね?と確認したところやはり出るとの回答。15分という滞在時間ではありますが駅前で大人しく過ごすこととしました。
この列車に乗車し音威子府まで1駅移動。
客は一人乗ってたのですが「えぇこんなところから客乗ってきたぁ…」みたいな顔されたのを何となく覚えています。気のせいかもしれません。
音威子府駅
屋根が印象的な音威子府駅
天北線分岐駅でかなり有名なターミナル駅ですが、乗換拠点としての要素が大きく村自体は大きくないです。
駅そばが有名だったようですが、残念ながら店主さんがご逝去されたため閉店したようです。是非食べてみたかったですが、21時前じゃご健在でも食べ損ねる時間ですね。
駅に充電コーナーがあったりと中々に充実した駅ですが、夜食も食べたいのでセコマまでお散歩。22時閉店でなんとか営業時間に間に合いました。
いや21時50分ごろに出る特急に乗るのに間に合わなかったら詰みですね笑
この後特急で今晩の宿南稚内へ
南稚内駅
商業的には恐らくこっちの方が拠点なのでは…?というくらいには栄えていました。宿泊施設も安くて良い物件がこっちの方が多かったですし便利な駅でした。
稚内に関しては翌日楽しむ予定なので今回の記事ではスルー。もう0時近いのでチェックインしてさっさと寝ます。
続く