東武日光駅ツーリストセンター発行 船車券 SL大樹ふたら72号 座席指定券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

東武鉄道では、東武日光駅発着で団体専用の臨時列車として運行しておりました「SL大樹ふたら」を、2021年10月16日から定期列車として運行を開始いたしましたが、定期運行化で東武ステーションサービスの「東武日光駅ツーリストセンター」に、硬券の船車券「SL大樹ふたら 号 座席指定券」が登場しています。

 

 

 

「東武日光から 下今市まで」の券で、大人専用券と小児専用券が設備されています。

 

「TSS地紋」のA型硬券ですが、拙ブログの2017年8月25日のエントリでご紹介いたしました「鬼怒川温泉駅ツーリストセンター発行 船車券 SL大樹6号 座席指定券」、2018年4月1日のエントリでご紹介いたしました「鬼怒川温泉駅ツーリストセンター発行 船車券 DL大樹号 座席指定券」とは地紋色が異なり、黄土色とでも申しましょうか?あまり見かけない地紋色となっています。

 

基本的な様式は「鬼怒川温泉駅ツーリストセンター」とほぼ同じですが、「船車券」の記載が列車名の左側から最上段に変わり、「運輸機関 東武鉄道」の記載が最上段から最下段に移動しています。

 

 

 

 

 

「SL大樹号」、「DL大樹号」の運転区間は下今市~鬼怒川温泉で料金は均一となるため、「鬼怒川温泉駅ツーリストセンター」の硬券の船車券は、「鬼怒川温泉から 下今市まで」の区間の券のみの設備ですが、「SL大樹ふたら」は「下今市」と「鬼怒川温泉」では料金が異なるため、区間が「東武日光から 鬼怒川温泉まで」となる硬券の船車券も設備されています。

 

 

 

地紋色は同じで、こちらも大人専用券と小児専用券が設備されています。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

裏面の記載事項は「鬼怒川温泉駅ツーリストセンター発行」の券と同じで、発行箇所は「東武日光駅ツーリストセンター発行」となる点のみが異なります。

 

 

現時点では東武日光発の「SL大樹ふたら号」は「SL大樹ふたら72号」の1本のみですが、号数と発着時刻は記入式となっており、これは今後の臨時列車運転などを考慮したものと推察され、DL運転の際には料金がDL料金となりますが、現時点で「DL大樹ふたら号」の運転は計画されておらず、「鬼怒川温泉駅ツーリスト」のようにDL料金の硬券の船車券は、「東武日光駅ツーリストセンター」には設備されていないものと思われます。

 

今回の「SL大樹ふたら号」の定期運行化で、拙ブログの2021年5月13日のエントリでご紹介いたしました、「東武鉄道 SL大樹ふたら 座席指定券」の軟券で、車内発売用の「車内ご案内センター○S発行」と「下今市機関区乗務員発行」の座席指定券の登場を期待いたしましたが、原則として端末機発行に変わってしまい、通常時は車内用の軟券の座席指定券の発売は無くなってしまったようです。