旭湯 | こぴっとちぴっと

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やってみたいことをやってみた

 

小田急 相模大野駅から徒歩10分の場所にある「旭湯」

 

 

下調べはしていましたが、旅先 相模大野界隈を散歩していて発見しました。

 

 

 

 

 

 

存在感のある銀塗装の煙突。

単管パイプを組んで煙突を保護しているのは珍しいかも…

 

 

 

 

 

 

裏通りになりますが、煙突根本が一般道路から見られるのは貴重です。

 

 

 

 

 

 

営業は夕方からですが、出入口前の空間がコインランドリースペースなので、銭湯は営業しているように見えます。

 

 

 

 

 

 

夕方、営業開始後に再びやって来ました。

 

 

 

 

 

 

 

民間店舗敷地内にある公衆電話も珍しくなりました。

災害時に携帯が繋がらなくなって、その時に公衆電話がどこにもない…ということになりそうです。阪神淡路大震災時はまだ携帯電話が普及しつつあるかどうか…という時期でしたが、固定電話はほとんど発信出来ず、公衆電話に長蛇の列が出来ました。

 

家庭ではガスも水も断絶し、薪沸かし・井戸水使用の銭湯がいち早く、入浴難民を受け入れました。

自分も暖かい銭湯の湯舟に浸かれたのは震災12日後でした。

井戸水が使えたので洗うことは出来ていましたが。

 

亡き祖母が、頑なに都市ガスエリアでもプロパンガスを使い、井戸水も使用出来るようにしていたので、その恩恵にあずかることが出来ました。

時代遅れとバカにしていたのが、見事な危機管理の先見の明であったことを思い知って、恥ずかしいです。

新しい物と古い物ともどちらも適材適所で選択利用出来るようにしておいた方が良いです。

 

この国は、経済効率性を追求し、手段や代替えの選択肢を狭めさせ、非常時にしこたま痛い目に遭う、想定外だったと言いながら、それを学ぶことなく繰り返していきます。

「科学の発展は我々をどこに連れて行くかわからない」「(関東大震災前に書いた随筆で)ガス灯が必要になる時代がまたすぐに来そうな気がする…」と。

夏目漱石や寺田寅彦がずっと昔に書いていたことです。

 

また近い将来痛い目に遭いそう…。

 

 

 

 

 

玄関で、フロントは奥にあります。

 

 

 

 

 

 

旭湯玄関 向かって左に 「鮎めし 寺屋」

 

 

という天然アユ料理専門店があり、コレは珍しい…と思い風呂上りに入ってみました。

 

店主が相模川で天然アユを投網で獲って来られるそうです。

店主は元芸人であり、軽自動車をチューンナップして富士スピードウェイでレースするのがご趣味だとか、飛び込みの一見さんでも面白い店でした。カウンターの先客、見ず知らずの青森出身のご婦人が、故郷の話をしだして、青森フリークの自分の思い出を披露すると喜んでくれました。

関東でも天然アユ専門店は珍しく、隠れた名店を関東一円から探して来られるとか…何となく惹かれ偶然入った店でしたがアタリでした。

また訪ねたい店です。