京都市内から 新潟 準常備式片道乗車券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和44年8月に東海道本線京都駅で発行されました、「京都市内から 新潟」の準常備式片道乗車券です。

 

 

大阪印刷調製の券となります。

 

着駅は篠ノ井線の「明科」から、信越本線を経由して「新潟」までで、同一運賃の最遠区間の駅が着駅となっておりますが、「姨捨」と「牟礼」の間の「1640円」の着駅だけは抜けており、「1640円」に該当する着駅には「長野」が含まれますので、「1640円」は常備券が設備されていたものと推察されます。

 

小児断片は最下段の着駅の運賃との差額表示となっており、「(信)加茂」の運賃「2230円」に「新潟」の部分の小児断片の差額「80」を合算しますと、「新潟」の運賃「2310円」となりますので、この準常備式片道乗車券の最下段の着駅は「新潟」と言う事になります。