コンテナ車向け12㌳用マスキングシート
コキを汚し(ウェザリング)していくと、どうにも悩ましいのが 12 フィートコンテナの積載痕である点々とした長方形のサビ表現でしょう。
(模型としてどこまでやるのか…はあると思いますけども)
なかなか新製・検査直後のようなピカピカ状態の個体というのは目にする機会が少ないこともあって、何かしらスミ入れやエイジングをしてみたくなるものだと思います。
(貨車は電車や機関車などと比べると単価も安いので、上手くいかなくてもリスクが相対的に少なく感じられるという面もあって、難易度はともかくとして心理的に手を出しやすい部分はあるのではないでしょうか?)
ただ、ことこの積載痕についてはその形状や範囲などからマスキングするにしても手間の面でハードルが高めで、ある程度ちゃんとやろうと思うとかなりの時間を必要とされるものではないかと思います。
#コキ の #マスキング#コンテナ跡#ウェザリング pic.twitter.com/GIm8ifmf1P
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2020年1月27日
こんな調子ですよね💧
そこで、レーザーカットでマスキング治具を作れば簡単確実でバカ@れするんぢゃなかろうかと思ったか思わなかったかは別として、個人的に欲しくなったのと良さげな素材があるのでお試ししてみましたよ…というお話。
マスキングテープ素材で電車の客室シートを塗り分けるための製品などはあったように記憶してるんですけども、コンテナ用はどうでしたかねぇ???
思いつき工房
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2021年11月19日
『12㌳用マスキング治具』
(KATO・富共用)
50000・104・107がそのまま入るなぁ、爪の位置がほぼ同じなのね🤔
(なほ需要) pic.twitter.com/or0j0aRamQ
実はレール方向については KATO も TOMIX も緊締装置の位置はそれぞれほぼ同じだったのですが、枕木方向での内寸にはそこそこズレがあり、載せただけのテンションだけで固定というのは難しい感じでした。
(マイクロエース もほぼ同じように使えますが、端っこの方に小さな突起がある個体があり、少し干渉する場合があります。)
ただ、それでもマスキングテープなどで軽く留めることで、それほどズレるでもなく使えそうなので、使い勝手的にはさほど問題はなさそうかなぁという感じ。
コキのマスキング治具
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2021年11月19日
ウェザリングマスターやパステルなどのコナモノを想定しているので、ひとまずタミヤのウェザリングマスターのアカサビで
筆じゃないと隅に入らないですね🤔
あともうちょっと内側まで切り欠き入れた方が良さそうかな
まぁ、使えそうなのでヨシ! pic.twitter.com/5NBvUL7BG2
基本的には筆やアイシャドウブラシのようなもので、パステルやピグメントのような素材を塗り込むような方法を想定しています。
#Nゲージ
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2021年11月30日
12フィート用マスキングシート
まぁまぁこんなもんかなぁ🤔?
◎K・T・M 3社の各種12㌳5個積みコキに対応
◎パステル系素材向け
◎マスキングテープ併用可能
◎繰り返し使用可能
Pochi。工房、ペーパーカットアイテム第1弾 #みたいな
(本業はこっちなのよ〜💧) pic.twitter.com/2T2VSTO4KY
今回、使用している素材は産業・工業向けの繊維系シートで、同様の厚みのプラ板よりも千切れにくい特性を持っている感じなのと、繰り返し使用が可能でマスキングテープを剥がす際に紙のように一部がメクレてくるような事もないため、そこそこ長く使えるのではないかという意味でも、同様の機能で使い捨てとなるマスキングテープ素材の製品と比べて結果的にコスパも良さそうです。
(素材価格はプラ板よりだいぶ高価なんですが…)
#Nゲージ
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2021年11月30日
12フィート用マスキングシート
必ず『吹き付けには使えないですか???』ってコメントが来るんでしょうね🤔
まぁ無理ではないんですけども、繰り返すとシートに厚みが出てきてしまうのと、エッジが丸くなってくるでしょうから寿命が出てきちゃいますよ…と
浮きのボケ味が良いけども… pic.twitter.com/DBQxyGdfY0
エアブラシとかね、使いたくなる気持ちはわかるので、ダメとは言いませんけどもメンテが大変になりそうかなぁ…と。
ウェットティッシュで拭くくらいなら特に問題なさそうなんですけども、水を付けちゃうと歪みが出てしまったりはあるので、シンナーねぇ…
まぁ…カコイイはカコイイ
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2021年11月30日
ベースになるコキのウェザリングが腕の見せ所みたいな感じでしょうかねぇ
あ…水分厳禁なので (´・ω・`) pic.twitter.com/UelYBFxJxO
どう使うかはユーザーさん次第なところはあるので、いわゆる『各自研究』ということにしておきます。
そもそもこれを使うところまでやるよという需要がどれほどあるのかという問題はあるので、逆にそこまでやる向きには細かいことを言わずともあれこれお試しする勢かと思いますから、そういう感じです。
#Nゲージ
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2021年11月30日
12フィート用マスキングシート
本来の用法として想定しているパステルでお試し
これ、めちゃくちゃカコヨクナイデスカっっっ!?
\(๑╹ω╹๑ )/ ウホッ♪
(๑•̀ㅂ•́)و✧ コレカラゼンブコレニシマス。 pic.twitter.com/j86wfD8czY
どうでしょうね、個人的には想定通りでなかなか使えると思っています。
使い方は彫刻で入れた矢印の向きを手すり側に向けて爪を穴に通し、前後の切り欠きを使ってマスキングテープで軽く車体に留めるだけです。
中央にプレカットしてある角穴の利用と折り曲げについては任意。
ちょっと量産してみました
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2021年11月30日
慣れると1輌2〜3分?くらいの感じ
画像だと黄色くなっちゃってるのだけど、実際はもっとオレンジ…(‘、3_ヽ)_
使っているのはホルベインのパンパステル『オレンジシェード』
純正のパステルフィキサチフでコートしてあります https://t.co/taMlSMrHzX pic.twitter.com/ICMXI2h6wT
とにかく作業性がめちゃくちゃ上がります。
やったことのある方なら1両2〜3分というのがどれほどのスピードアップなのかは肌で感じられるのではないでしょうか?…というレベル。
です。
(^q^)おほー pic.twitter.com/9v7qmJjZmX
— 虎一 (@Toraiti09) 2021年12月8日
先行でモニター使用をお試しいただいた感じでは良さそうですね。
さて、ここからは蛇足…
車体の汚しはいいけど台車がなかなか上手くいかないという声をちょいちょい目にするんですけども、割と簡易的にかつそこそこの見映えになる方法をぶら下げておきます。
グレーのコキの台車を缶スプレーとスミ入れ塗料の塗りっ放しでそれっぽくしちゃう、そこそこお手軽仕上げ
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2021年11月18日
塗料を載せただけで修正も拭き取りもなんもしてません
ヽ( ̄▽ ̄ )ノ デスヨ
あれこれこだわってみたけどなかなか難しいという方、一度お試しでいかがですか???
d(๑╹ω╹๑ ) https://t.co/frgAeOygPB pic.twitter.com/Dug3OdSIzy
缶スプレーとタミヤのスミ入れ塗料のみで仕上げます。
コキの台車、割と黒ずんで汚れているのがデフォ感ですよね🤔
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2021年11月17日
・非鉄金属プライマー(スプレー)
ばさばさ吹きます
塗ったらすぐに↓
・クレオス マホガニーサフ
横から軽く、上と斜め上から多少ムラになっても可
サフが乾いたらタミヤのスミ入れ塗料のダークブラウン・黒をディテールに載せて完了 pic.twitter.com/uvW3JJTtDh
あちこちはみ出て気になるようであれば、綿棒にレールクリーナーを付けて気になる辺りだけ拭き取る感じ
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2021年11月17日
でした〜〜〜 ヽ(๑╹ω╹๑ )ノ