番外 11月26日~27日に運行されていました、「リバイバルドリームにちりん」博多駅撮影リポート | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 12月11日・12月12日の2日間、鹿児島線では787系電車を使いまして、「懐かしの787系つばめの旅」と称しましたリバイバル列車が運行されておりまして、12月11日は博多駅から鹿児島中央駅間を運行しておりました。

 

 この「懐かしの787系つばめの旅」は、平成5年から平成16年まで博多駅から西鹿児島駅(現・鹿児島中央駅)間で運行されておりました「つばめ」を表しておりまして、現在は肥薩おれんじ鉄道線となっております八代~川内間も運行されております。

 

 尚、使用車両は上の画像にあります6両編成でありますBM13編成が使用されておりますが、この編成は平成6年の導入当初は「かもめ」・「にちりんシーガイア」・「ドリームにちりん」をメインに使用されておりまして、南福岡電車区(現・南福岡車両区)に配置されておりましたが、平成8年の鹿児島運転所(現・鹿児島車両センター)全車配置に伴いまして「つばめ」にも使用されるに至っておりました。

 

 また、八代→鹿児島中央間では現在も残っておりました画像2の「つばめ 西鹿児島」の方向幕を掲示して運行されておりました(画像はYouTube画像より)。この方向幕は、以下画像の行先表にもありますように11番にありまして、他にも14番には「ドリームつばめ 西鹿児島」の行先も残されております。本当に、残念ながら博多行きの「つばめ」の行先は見られなくなりましたが、45番に九州新幹線の部分開業時(新八代~鹿児島中央間)に使用されておりました「リレーつばめ 博多」の行先は残されておりまして、鹿児島中央→博多間の復路で見せていただきたい所ではあります。

 

 

 さて、JR九州では、2週間前の11月26日には「リバイバルドリームにちりんツアー」と称しましたツアーも行われておりまして、このツアーには783系電車が運行されておりました。今回は、その運行の模様を博多駅で収めておりましたので、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 この「ドリームにちりん」は、当ブログでもNO.2570でご紹介しておりましたが、平成5年3月から平成23年3月まで運行しておりました特急列車で、博多~南宮崎・宮崎空港間を運行していたものでありまして、前身は急行「日南」でありましたが、その特急格上げとして「ドリームにちりん」が誕生していたものでありまして、使用車両は、運行当初は上の画像にもあります南福岡電車区(当時)の787系電車が使用されておりましたが、平成12年から783系電車が使用されておりました。

 

 所要時間は、博多~宮崎間を下りは約7時間半ほど、上りは約6時間半ほどで運行されておりました。ちなみに上下列車で所要時間が違うのは、下りが博多→大分間が最終列車として、大分→宮崎間が始発列車として、逆に、上りが宮崎→延岡間が最終列車として、大分→博多間が始発列車としての役割を果たしていたためであった事、そして大分駅で時間調整のために、約1時間~2時間停車していたためでありました。

 

 【これら行先は書き換えられたためありません】

 (幕式・博多行き)

 

 (幕式・宮崎空港行き)

 

 

 ここからは、11月26日博多駅撮影時の模様をご紹介してまいります。博多駅と言いますと、この時期は博多口では大変美しいイルミネーションを見る事ができておりますが、この日も画像のように収める事ができておりまして、いつ見てもいいなあと思う所でもあります。

 

 

 そんな美しい博多口のイルミネーションを見まして、22時半前に博多駅構内にやってまいりましたが、発車標を見ますと画像のように「団体 ドリームにちりん 22:50」と書かれた表示を普通列車ばかりの中で見る事ができておりまして、これから団体列車が運行される事になる事を伺わせる姿を見る事ができておりました。ちなみに、「南宮崎」と表示されないといけない行先は表示されておりませんでした・・・。

 

 

 今回私は、対岸の3番ホームから収める事にしました。その理由も、混雑を避けるためでありましたが、ちょうど1番ホームでは先発となります小倉行き普通列車に乗車するために待たれている方が会社帰り・忘年会帰りちょうど金曜日でもありますので)の方を中心に多く見られておりまして、恐らくほとんどがスマートフォンを見ながら列車の到着を待たれていたようでもありました。

 

 一方、2番ホームでは、ツアー客がその前に発車します885系電車で運行の「ソニック201号」を収める方がいらっしゃっておりました。この姿からも、同一ホーム内でも1番ホームと2番ホームとで空気が違っている事が伺える所でもありました・・・。

 

 

 小倉行き普通列車が発車しますと、ホーム上では「ドリームにちりん」のツアー客・撮影される方が残るのみとなっておりました。このうち、椅子に座られている方が特に「ドリームにちりん」を利用される方ではないかと思われましたが、このように待たれますと到着が待ちどおしいのではないかとも思う所ではありました。

 

 

 こうして、22時45分頃に783系電車で運行します「ドリームにちりん」がやってまいりました。ちなみに、3番ホームには画像のように同じく783系電車の「ハウステンボス」編成が停車しておりましたため、フルの4両編成では残念ながら収める事はできませんでした。本当に、停車時間が長かったら2番ホームで収めようと思っておりましたが、先述のように混雑を避けるために2番ホームでの撮影は断念に至っておりました・・・。

 

 この「ドリームにちりん」に使用されておりましたのは、画像のCM2編成でありました。この編成は、3月まで日豊線の運用についておりまして、「にちりん」系統の他、「ひゅうが」・「きりしま」でも使用しておりました。しかし、3月改正前に4両に減車、現在は運用は持ちませんが、他の編成の検査時には代走として入る事もある編成でもあります。

 

 

 さて、引き続き「ドリームにちりん」の姿を収めます。今回はフル編成では収める事ができない分、783系電車の周囲を中心に収めておりました。以下画像は少し引いた状態、その下の画像は撮影されている方々を収めておりましたが、2番ホームには特に多くの方が見られるのもわかります。特に今は「コロナ禍」でもありますので、混雑を避けるため・あまり密にならないようにという事を思いますと、2番ホームを避けるのは致し方なかったかなとも思う姿でもあります・・・。

 

 (多くの方が撮影されています)

 

 画像は行先表示であります。行先表示には「団体専用」と表示されておりましたが、上の画像にもあります「ドリームにちりん」に関しました行先は現在は書き換えられたため見られなくなってしまいましたので、その表示も致し方ない所でもありました。本当に、冒頭の「つばめ」行先のように残っていればよかっただけに、残念ではあります・・・。

 

 

 さて、4号車をのぞいてみますと、乗客の姿が見られておりまして、これから宮崎へ夜通し利用される事が伺わせておりました。本当に、長い所要時間にはなりますが、乗客の皆様も楽しんできていただきたいと思う姿でもありました。

 

 

 そして、22時50分、「ドリームにちりん」は博多駅を発車します。発車直後の動画はその下でありますが、発車は汽笛もなく静かなスタートでもありました。とにかく、これから朝まで長い距離を走りまして、そして復路は日中戻る形と正直酷な形にはなりますが、久しぶりとなります日豊線をこのCM2編成も楽しんでいただきたいと思いまして、収めるに至っておりました。

 

 (動画)

 

 

 今回は、11月26日に運行されました「リバイバルドリームにちりん」の博多駅での模様をご紹介しましたが、私自身もこれまでも利用歴もありました夜行列車がリバイバルする事を聞きまして、残念ながら参加はできませんでしたが、それでも収めようと思いまして今回出向くに至っておりました。現在、福岡~宮崎間の夜通しの交通機関も夜行高速路線バスが廃止されておりまして、夜通しでの利用ができなくなっておりますが、かつては鉄道・バスとも見る事ができていただけに、需要の変化も致し方ない所でもあります。そんな中での今回の運行は懐かしくも思う所ではありますので、これからも再運行を望む所ではあります。