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随分日が短くなりました。
関西では17時半を過ぎるとずいぶんと暗くなるような感じです。
約10日後には一年で最も日が短い「冬至」を迎えるので、まあ当然かと思います。
冬至は、これから本格化する冬に向けて、柚子湯に入ったり、カボチャを食べたりするのが習わしとなっています。
本日のご紹介は、冬支度にむけて、こちらの「かぼちゃ色」のBトレインショーティーでございます。国鉄 115系 湘南色 シールドビーム です。国鉄の近郊型車両の決定版、113系の兄弟車両です。
113系とは正面塗装の塗分けラインで容易に見分けることができます。113系の勾配区間・寒冷地対応機能付き版ともいえる車両です。国鉄近郊型車両は401/421系の交直流車両を始祖としています。
その後直流区間用の111系が登場しますが、電動機の出力が100kWと高くなかったため、勾配区間を含む中距離運用に支障が出てきました。国鉄は出力を120kWにアップしたMT54という電動機を開発し、後継機に搭載します。この120kW電動機を搭載し、勾配用の抑速ブレーキ、ノッチ戻し機構を付加した115系が1963年1月に登場します。ちなみに同じ電動機を搭載した113系の登場は同年12月。113系の勾配対応版が115系と思っていたのですが、実際には順序が逆で、115系から勾配対応機能を抜いた車両として登場したことになります。115系はまず東北本線・高崎線に投入が開始され、その後中央東線や、新潟・長野エリア、岡山・広島エリア等に順次投入されました。113系ではカバーできない勾配区間のあるエリアを中心にその勢力を伸ばしてゆきます。115系はその性能から運用可能区間が広いので、比較的使い勝手の良い車両だったのでは?と想像できます。そういうこともあって、113系と対比しても、総製造数は113系の方が圧倒的に多かったのですが、現在現役を続けている車両は115系の方が多く、新陳代謝の激しいJR東日本にもまだ残っていることも特筆されることかと思います。115系はJR化後に独自色を纏うことも多くなりました。新潟エリア。長野エリア。山陽エリア等、非常にバリエーションに富んでいます。
それでもこの湘南色はやはりこのフォルムに似合います。現在でも、JR東日本、西日本、しなの鉄道で見られるそうです。この昭和の機体がいつまで堪能できるかは定かではありませんが、可能なら東西しなの、全ての115系を制覇してみたいものだと夢想してみたりします。JR東としなのは関西からでは難易度が高そうなので、Bトレ眺めて我慢をしておきます…。
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