全4回でお伝えしている「36ぷらす3」赤の路コースの乗車記です。

 

その①では、博多駅玉名駅

その②では、玉名駅八代駅

その③では、八代駅牛ノ浜駅までをお伝えしました。

 

今回最終回その④では、牛ノ浜駅鹿児島中央駅までの様子をお伝えします。

 

  車内イベント

36ぷらす3」では、車内でのお楽しみとして、車内イベントが行われています。

(月曜日の「金の路コース」を除く)

 

「赤の路コース」の車内イベントは、「九州のお茶体験」。

実際にお茶をブレンドしたり、お茶の味わい方を教えていただくものです。

 

車内イベントに参加するには、始発駅を出発後にビュッフェカウンターで予約しなくてはなりません。先着14名までの人数制限がありますので、早めに予約しておきましょう。

 

 
実際に車内イベントが始まるのは、牛ノ浜駅を出てすぐ。
予約券をもって、4号車のマルチカーに出向き、参加代金2500円を支払います。
 
すでに道具が準備されていますが、何やら難しそう😅
 
 
まずは、九州のお茶についての説明を受けます。
 

言わずもがなですが、九州はお茶どころ🍵

お茶の都道府県別生産量ランキングでは、鹿児島県を筆頭に、ベスト10に宮崎、福岡、熊本、佐賀と九州7県中5県がランクインしています。

 

さらに、甘味渋み、香り旨味などの違いを教えていただきます。

 
 
その後、代表的な4銘柄を試飲します。

色はだいぶ違うようですが、味の違いがわかるでしょうか?
 
 
ビールや日本酒、お水の味の違いはよくわかる方なのですが、お茶の場合はわかったようなわからないような…😁

 

  お茶のブレンド

試飲の後、ブレンドしたいお茶を2種類選びます。
よくわからなかった私は、分布マップを見ながら、試飲では提供されなかった2種類のお茶をチョイス。
 
 
次に、「36ぷらす3」デザインの缶を開けて、お茶をブレンドしていきます。
 
缶には、あらかじめ福岡県の「やぶきたやめ」が入っているので、自分で選んだ宮崎県の「はると34」と、佐賀県の「つゆひかり武雄」をブレンドしていきます。
 
 
缶を閉めて、コロコロと回転させれば、
「はやぶさこまちオリジナルブレンド茶」の完成です!
 
マイブレンドのお茶の味は…いかに。
 早速、淹れてみましょう。

ブレンドしたお茶を3gだけ急須に入れ、70℃のお湯を注いでいきます。
 
 
待つこと、1分20秒。
いよいよカップに注ぎます。
 
程よい色合いのお茶になっています😲
 
 
それでは、いただきます!
 
お味は…🙄
直感でブレンドしたお茶でしたが、結構いい味だと思います。
 
1煎目は甘さと旨味を楽しみものだそうです。
 
本来は2煎目に80℃のお湯を入れて10秒蒸らし、渋みを楽しみ、3煎目で玄米を加え80~90℃のお湯を入れて15秒蒸らし、香ばしさに癒されるだそう。
 
 
最後に、生産者の方の思いを映像で拝見いたしました。
 

  秘密兵器登場

実は、このお茶と一緒に味わおうと、秘密兵器を用意していました。
 
それは、先程停車した牛ノ浜駅で購入した「港町のたい焼き」。
 
 
「たい焼きとお茶がよく合いますよ」と、アテンダントさんに教えていただいたので、牛ノ浜駅で食べずにとっておいたのです。
 
おかげさまで、より贅沢なティータイムを楽しむことができました!
 
残りの茶葉は、「36ぷらす3」オリジナルの缶とともにお土産として持ち帰ります🎁
 
 
帰宅してからも車内の余韻に浸れるのは、何よりのお土産です。
 

  鹿児島中央駅へ

36ぷらす3」のフィナーレは、4号車マルチカーでのエピソードを振り返り。
この時間になると、座席でまったりしている方も多いのですが、ぜひマルチカーに足を運んでみることをおすすめします。
 
ここではアテンダントさんが、「赤の路」にまつわるエピソードを映像とともに改めて紹介してくださいます。
 
 
旅の振り返りだけでなく、乗客が投稿したエピソードも披露され、フェアウエルパーティーのような雰囲気になります。
 
 
鹿児島中央駅に着くと、またまた社員の方がお出迎え。
「おじゃったもんせ」とは、鹿児島の方言で「いらっしゃいませ」という意味。
 
 
途中の特別停車駅での停車時間があったものの、博多駅から6時間半。
 
九州新幹線ならば1時間20分で着くところ、在来線ではるばるとやってきたという感じがします。
 
 
さらに金額的にも、九州新幹線のグリーン車13,260円に対し、36ぷらす3のグリーン車(座席のみプラン)は16,860円
高いお金を払って、ゆっくりと旅行する、これが贅沢な旅なのかもしれませんね。