過去に投稿した内容で申し訳ありませんが、今回は5年前の12月11日に運行終了となった583系「わくわくドリーム号」を撮影した模様をリメイクしてお送りします。
そんな「わくわくドリーム号」(とは言っても回送ですが)は、唯一近場で583系を撮影できる列車という事もあり、始発電車でよく撮影しに出撃した思い出があります。(天理臨など他の臨時列車も撮影しましたが)
使用された車両は、かつて北海道・山陰・四国以外の各地を昼夜問わず駆け抜けた最後の583系N1・N2編成でした。
1967年から「月光」「みどり」として、山陽本線と九州で、交直流両用60Hz対応の581系が登場、1968年10月の東北本線全線電化に伴い、交直流両用50Hz/60Hz両対応の583系が登場しました。建設コストなどの都合で、電化区間が3電源方式となった国鉄線をどこでも走れるオールマイティな車両の誕生です。
藍色の帯がひときわ目立つ583系は、昼夜問わず車両基地で眠らせる事なく、日本中の国鉄電化区間どこでも走れる上に、斬新な発想が盛り込まれた車両でした。
数多くの寝台特急で活躍した583系は、世界初となる「寝台電車」で昼間は4人掛けボックスシートとして使用、夜は座席の背もたれを組み換えたり、天井に収納されたベッド(上写真網棚上の扉内)を取り出し3段式寝台車に変身させる、これまでの常識を塗り替えた国鉄史上画期的な車両なんです。

前置き長くなりましたが、私にとって身近な存在だった、「わくわくドリーム号」のラストラン(全て回送ですが)をJR武蔵野線線内で撮影した模様をどうぞご覧下さい
【2016年12月10日】

今はなき485系ジョイフルトレイン「NO・DO・KA」(のどか)も通過


夜行列車らしい画を撮りたくて、体調を整えて市川大野駅へ向かうと、ホーム末端には三脚がズラリ・・・

583系は夜が一番似合う
月夜に照らされながら闇を駆け抜けた寝台列車としての役目が徐々に減っていった
583系は数え切れるぐらいしか乗ってませんが、楽しかった旅の思い出を印象強くしてくれた存在でした
お客様を迎えに舞浜へ向かう「わくわくドリーム号」を見送って帰りました(未撮影)
わくわくドリーム号は、初めて撮影した時から最後の撮影まで結局「回送」で運転中の姿しか撮影出来ませんでした


回送でも「わくわくドリーム号」の幕のまま走行してくれた事はファンにとって嬉しかったですね


長野発着の舞浜臨も運行していましたね(189系あさま色)ちなみに↑を撮影した時は撮影者が少なくてビックリしました




わくわくドリーム号の運行で使用された583系は、2017年4月8日にラストラン、翌日に秋田駅で行われた展示会をもって引退、中間車両2両は台湾の鉄道博物館へ譲渡、先頭車両と一部の中間車両は秋田総合車両センターで留置中で、今後保存されるのかどうか動向が注目されています。
クリスマスまで2週間、大晦日まで3週間と今年も残りわずかとなりました
師走で何かと忙しなくなりますが、皆様も良い年を迎えられるように事故やケガ・病気にお気をつけ下さい


