武蔵浦和駅【埼玉県】(埼京線、武蔵野線、武蔵野線西浦和支線。2020年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
埼玉県さいたま市南区西部、市街地に位置する埼京線と武蔵野線、武蔵野線大宮支線が交差する駅で、埼京線開業と同時に武蔵野線にも駅が設置された比較的歴史の浅い駅であり、乗降客も乗換客も多い駅である、
武蔵浦和駅 (むさしうらわえき。Musashi-Urawa Station) です。
 
 
駅名
武蔵浦和駅 
 
所在地
埼玉県さいたま市南区 (旧・浦和市) 
 
乗車可能路線
JR東日本:埼京線武蔵野線武蔵野線西浦和支線  
 
隣の駅
埼京線 (JA 21)  
大崎方……北戸田駅  
大宮方……中浦和駅  
 
武蔵野線 (JM 26)  
西船橋方………南浦和駅  
府中本町方……西浦和駅  
 
武蔵野線西浦和支線 (JM 26)  
大宮方…………大宮駅  
 
訪問・撮影時
2020年3月
 
 

 

武蔵浦和駅は高架駅で、3階の埼京線ホームが南北方向に、2階の武蔵野線ホームが東西方向に延びています。
2階の埼京線高架下には改札口があり、2階の一部と1階はJR東日本系の商業施設「ビーンズ武蔵浦和」が入居しています。
 
写真は東口で、上写真は西を、下写真は南を望む。
2階ペデストリアンデッキと1階に出入口があります。1階の「ビーンズ武蔵浦和」を通って西口側へ抜けられます。
2階改札口との間は階段と上りエスカレーターで結ばれています。エレベーターは「ビーンズ武蔵浦和」内にあります。
東口にはロータリーを有する駅前広場があり、バス停留所とタクシー乗り場が併設されています。
 
 

東口駅前です。東を望む。左奥の高架橋は武蔵野線ホームです。
駅東側は再開発により複数のタワーマンションが誕生していますが、事業所や駐車場が多く、民家や商店は少ないです。但し、駅から離れると住宅街が広がっています。
また、左前方で武蔵野線をくぐると駅北側へ行けます。北側は住宅街が広がっていますが、駅近くには商店が多く、スーパー「オリンピック」や「ニトリ」などが入居する商業施設もあります。
 
 

こちらは南口です。北を望む。埼京線の高架下2階にあります。
県道213号線を渡る公設の歩道橋に接続しています。
前方が改札および「ビーンズ武蔵浦和」で、後方の高架下にも2階建ての商業施設「マーレ武蔵浦和」があります。1階や駅外へは左手の階段および「マーレ」内の階段・エレベーターも利用可能です。
 
 

南口歩道橋より東を望む。左が武蔵浦和駅で、右が「マーレ武蔵浦和」です。
奥へ延びる道路は県道213号で、左にタワーマンション「ライブタワー」があり、低層階は商業施設です。
前述の通り沿道には病院や公的機関、事業所が多く、民家や商店は少ないです。但し、駅南東側は住宅街になっています。
 
 

南口歩道橋より西を望む。右が武蔵浦和駅で、左が「マーレ武蔵浦和」です。
奥へ延びる道路は県道213号で、高架下にはバス停留所が設けられています。
高架下を抜けた先には西口から延びるペデストリアンデッキが県道を跨いでいます。
 
 

こちらは高架下を通り抜けてから駅西側を望む。
後方に埼京線の高架橋があり、右が武蔵浦和駅、左が「マーレ武蔵浦和」です。
奥へ延びる道路は県道213号です。
左手にはタワーマンション併設の複合ビル「ラムザタワー(手前)」と「プラウドタワー武蔵浦和テラス(奥)」があり、低層階にはオフィスや商店が入居しています。「テラス」の南隣には「プラウドタワー武蔵浦和ガーデン(ナリアガーデン)」があります。
駅南側も住宅・商店はさほど多くありません。埼京線・東北新幹線沿いにはロッテ浦和工場があり、工場南側にはプロ野球・千葉ロッテマリーンズの二軍の本拠地であるロッテ浦和球場があります。
 
 

西口です。北を望む。
こちらも2階ペデストリアンデッキと1階に出入口があります。
西口にもロータリーを有する駅前広場があり、バスターミナルとタクシー乗り場が併設されています。
駅前広場の直上にはペデストリアンデッキが張り巡らされています。
 
 

西口駅前です。西を望む。
駅西側も再開発が進んでいます。左側のビルは「サウスピア」で、さいたま市南区役所、さいたま市立武蔵浦和図書館が入居しています。右側はタワーマンション「プラウドタワー武蔵浦和マークス」で、低層階には商業施設が入居しています。
西側は駅から離れると住宅街が広がっていて、一戸建て住宅も多く見られます。
 
 

高架下2階にある当駅唯一の改札口です。北を望む。
右が東口、右後方が南口、左が西口で、後方は「ビーンズ武蔵浦和」です(1階ゆきEVあり)。
交通系ICカード『Suica』などに対応の自動改札機が7通路ありますが、5万人を超える乗車人員に対して通路が少ない印象です。左端が幅広通路です。幅広通路の左にはカウンター形式の窓口兼有人通路があります。
改札口の左手前には自動券売機があり、さらに左には『みどりの窓口』があります(中に指定席券売機もあります)。
トイレ・多機能トイレは改札内および「ビーンズ武蔵浦和」1階フロア(改札外)にあります。
そして改札口の右手前(改札外)にはJR東日本系のコンビニエンスストア「ニューデイズ」があります。改札内には「KIOSK(キオスク)」があります。
 
 

また、2階改札内コンコースにも駅ナカ商業施設「ビーンズキッチン」があり、「成城石井」や「丸亀製麺」などが入居しています。もう駅の感じがしないですww
このエリアには3階の埼京線各ホームに通じる階段・上下方向エスカレーター・エレベーターが設置されています。
右には武蔵野線ホームに通じる連絡通路が延びていて(途中にキオスクあり)、段差なしで武蔵野線府中本町方面ホームに到達できます。武蔵野線西船橋方面ホームへは一旦1階に下りて線路をくぐってから2階へ上がるルートになります。階段・上下方向ES・EVがありますが、EVのみ府中本町方面ホームの東寄りに設置されていて階段・ESと別ルートになります。
 
 

埼京線下り5番線に設置されている吊下式駅名標です。今流行りの非電照式です。
今後、蛍光灯の電照式はLEDではなく非電照式に置き換えられていくと思われます。
JR東日本の標準デザインで、複数の外国語も併記されています。
矢印の中央には埼京線のラインカラーである緑が表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (JA 21)。
 
ちなみに埼京線・武蔵浦和駅のステーションカラーは「桜色」です。
 
 

埼京線は島式ホーム2面4線の高架構造で、3階にあります。概ね南南東~北北西方向にホームが延びていて、ホームはカーブを描いています。
 
番線番号は後述の武蔵野線からの続番になっていて、左ホーム(東)は左から3番線・4番線の順でともに上り新宿・大崎方面、右ホーム(西)は左から5番線・6番線の順でともに下り大宮・川越方面です。6番線の右側には東北新幹線が並走しています。
主本線が外側の3番線・6番線、副本線(待避線)が内側の4番線・5番線です。尚、新宿方面からの当駅止まり、折り返しの当駅始発電車は4番線・5番線のいずれかに発着しますので、大宮方面との乗換に上下移動(別ホームへの移動)を伴う場合がありますのでご注意下さい。
 
ホーム有効長は10両分で、2020年3月時点においてホームドアは未設置です。ホーム幅は広いです。
上屋は全10両分に設置されています。各ホームにはベンチ・飲料自動販売機が設置されています。
武蔵野線との乗換は2階コンコース経由となります。
 
発車メロディーは、
3番線…新たな季節
4番線…恋の通勤列車
5番線…ジュピター G
6番線…コーラルリーフ
です。
 
写真は5番線より新宿方・大崎方を望む。
 
 

 

4番線より新宿方・大崎方を望む。東京都に入って赤羽駅の手前まで右側の東北新幹線と完全並走します。
この先、高度を下げながら見晴らしの良い高架区間で住宅街(左)や工場街(右)の中を南南東へ走りますが、やがて上り勾配に転じて左へカーブすると戸田市に入ります。その後は東京外環自動車道をオーバーパスして、左カーブで進路を南東に変えると相当高い位置にホームがある北戸田駅へと至ります。
 
 

5番線より大宮方・川越方を望む。これより先、列車の本数が減少します。
また、大宮駅の手前まで左側の東北新幹線と完全並走します。
この先、武蔵野線をオーバークロスして、住宅街の中を北西へ走ります。しばらくして緩やかに右へカーブすると中浦和駅へと至ります。駅の直下に武蔵野線大宮支線と西浦和支線の分岐・合流地点である別所信号場があります(ホームはありませんので『むさしの号』『しもうさ号』は通過します)。
 
 

上り2番線に設置されている武蔵野線の吊下式駅名標です。
こちらは電照式ですが、照明は蛍光灯と思われます。今後、非電照式に更新される可能性があります(もう変わっているかも)。
矢印の中央には武蔵野線のラインカラーであるオレンジバーミリオンが表示されています。
また、駅ナンバリングも併記されています (JM 26)。
 
 

武蔵野線は相対式ホーム2面2線の高架構造で、2階にあります。
概ね東西方向にホームが延びています。ホームはカーブを描いています。
左(北)が1番線で下り西船橋方面が発着し、右(南)が2番線で上り府中本町方面および『しもうさ号』の大宮行きが発着します。2番線から見て、左の1番線はホーム位置がやや西船橋方にずれています。
ホーム有効長は8両分で、2020年3月時点でホームドアは未設置です。ホーム幅は2番線の府中本町方(右)を除いて全体的に狭く、連絡通路に近い1番線の府中本町方(左)は特に混雑します。
上屋はホームの端から端まで設置されています。
ホーム上にはベンチ、飲料自動販売機が設置されています。
 
発車メロディーは、
1番線…メロディ
2番線…スプリングボックス
です。
 
写真は2番線より西船橋方を望む。
 
 

2番線府中本町方の端から2階改札内コンコースに延びる連絡通路です。高低差はスロープで解消しています。
結構距離が長いです。埼京線との乗換には時間を要しますので、お時間に余裕を持ってお出かけ下さい。
 
各ホームの府中本町方の端には改札口や埼京線ホームに通じる連絡通路(1番線は階段・上下ES、2番線は写真のスロープ)があり、各ホームの西船橋寄り(奥)には両ホームを結ぶエレベーターが設置されています。車いすの場合、2番線からですと上下移動なく改札口へ行けますが、1番線からはこのエレベーターを利用して2番線を経由する必要があります。
  
 

2番線より西船橋方を望む。
この先、高架区間で住宅街の中を東へ走り、国道17号線をオーバーパスしてしばらくすると台地に突っ込む形でトンネルに入ります。そしてトンネルを出ると左へカーブしながら住宅街の中を高架で走り、進路を北東に変えると京浜東北線との乗換駅である南浦和駅へと至ります。
 
 

 

2番線より武蔵野線本線・府中本町方、武蔵野線西浦和支線・大宮方を望む。
すぐ先で西浦和支線が分岐する配線であるため、ホームを埼京線の高架下に設置できず東寄りにホームを設置したため、結果として乗換に時間を要しています。
 
発車後、ホーム終端部のすぐ先で西浦和支線の大宮方面線路が左へ分岐して、埼京線と東北新幹線をアンダークロスします。その後は西浦和支線(大宮方面)が高度を上げつつ、住宅街の中を高架区間で西北西へ走ると、下り線から西浦和支線の武蔵浦和方面線路が右へ分かれると同時に西浦和支線大宮方面線路が武蔵野線本線をオーバークロスして右へ分かれます。
 
武蔵野線本線はその後、左へカーブしながら住宅街の中を走りますが、今度は右から武蔵野線大宮支線が接近して、桜区に入ると本線の外側を並走するようになります(西浦和方面線路は本線をオーバークロスして左側へ)。その後は南西へ走り、大宮支線西浦和方面線路が高度を下げて本線と同じ高さになると西浦和駅へと至ります。大宮支線にはホームがなく、大宮支線を走行する『むさしの号』は西浦和駅を通過します。
 
一方、西浦和支線は武蔵野線と分かれると大宮方面が上層、武蔵浦和方面が下層の重層高架で右へカーブしながら住宅街の中を北上すると左から大宮支線が接近し、大宮方面線路が大宮支線をオーバークロスする形で両支線が合流します。この地点が別所信号場で、場内で東北新幹線と埼京線をアンダークロスします。埼京線はこの地点に中浦和駅がありますが、大宮支線と西浦和支線は貨物線という事もあり旅客駅がありません。尚、西浦和支線はここまでで、これより先は大宮支線として大宮駅を目指します。
別所信号場を通過後は丘陵地に入り、地下トンネルで住宅街の中を北上します。そして京浜東北線・北浦和駅の北方で地上に出ますが、東北貨物線(湘南新宿ラインが走行)の上下線間に顔を出します。その後は東北貨物線と合流して大宮駅へと至ります。
 
 
あとがき
私が武蔵浦和駅で駅の外に出たのは2020年の1度きりです。東京都の全駅を訪問する目的の一環とは別に、都内に近い駅なので下車しました。上層に埼京線のホームがあり、下層に武蔵野線のホームがあります。埼京線ホームは広々としていましたが、武蔵野線ホームはやや狭い印象でした。また、駅前は浦和の中心部から離れていますが、立派な市街地が形成されていました。便利な立地なので急速に街が発展したようです。
 
新宿駅からですと埼京線大宮方面電車に乗り当駅下車です(種別不問、赤羽行きはNG)。余裕で日帰り訪問可能です。
一方、大阪からですと東海道新幹線に乗り東京駅まで行き、上野東京ラインの宇都宮線・高崎線直通電車に乗り赤羽駅で下車します。さらに埼京線の大宮方面行き(行先・種別不問)に乗り換えて当駅下車です。じゅうぶん日帰り訪問可能です。
 
食料・飲料について、コンビニは駅構内と駅前にあります。また、飲食店も駅や駅前に気軽に入れるチェーン店を含めて多数あります。事前に用意しなくても大丈夫です。
 
大阪からの到達難易度もそう高くありません。埼京線および武蔵野線を乗り鉄の際は、ぜひ一度は武蔵浦和駅でも途中下車されてみて下さい!
 
(参考:JR東日本のHP、Google地図、Wikipedia)