川崎鶴見鉄道録

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消えゆくJR北海道 サッポロビール広告看板を記録する その3 秋の札幌遠征⑩

前の記事はこちら。

 

平和駅を後にして一旦白石駅へ戻り、今度は白石駅から函館本線を下ります。

やってきたのは、札幌市の東隣である江別市野幌駅です。

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野幌駅は1889年開業と130年以上の歴史ある駅ですが、2011年に駅前後を含め連続立体化工事が行われ、高架駅へと生まれ変わりました。

それに伴い駅名標も変わり、サッポロビールの広告看板も普通とは異なるデザインのものが取り付けられています。

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北極星の下にアルファベットで「SAPPORO」と配されている部分は、現在のサッポロビールのコーポレートマークがそのまま使われており、さらに「ふるさとのために、何ができるだろう?」というキャッチフレーズが追加されています。

このデザインは高架後の旭川駅(2011年)や新函館北斗駅在来線ホーム(2016年)にも使用されており、前回記事で紹介した苗穂駅を除き近年再製作された駅向けの標準的なデザインになっているようです。

 

野幌駅が高架化して10年が経ちますが、基本的に野幌駅には全く縁がないゆえ高架後初めて来たので、運賃清算のついでにちょっと見物することにしました。

まずはホームから。

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野幌駅は2面2線のオーソドックスな相対式ホーム配置となっており、障害物も無くすっきりしているので駅撮りお手軽撮影地としても重宝されているようです。

 

屋根のある部分にはLED式の発車標が付いています。

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ほぼ同時期に導入された札幌駅や旭川駅に似た、青基調の筐体に3色LEDのものが設置されています。

 

階段を下りて、改札口のある1階へ。

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アクセントカラーとして赤が用いられているのですが、これは江別市の木であるナナカマドをイメージした配色だそうな。

最初に取り上げた駅名標が赤いのも同様の理由でございます。

 

続いては駅舎の外へ。

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駅舎の外装はレンガが目を引くデザインとなっています。

 

実は野幌駅のある江別市は、北海道有数の「れんがの町」として有名です。

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駅前広場にはレンガを使用したモニュメントが設置されておりました。

 

これにて札幌圏のサッポロビール広告看板の収集旅は終了。

撤去前に記録することが出来て良かったです。

 

野幌駅を出発する時点で11時を回っていたので、札幌駅へと戻って昼食を摂ったのち、再び札幌市電沿線へと移動。

ついにラストラン当日を迎えたM101号の最後の雄姿を撮影します。