皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。
先月はTomix製キハ56系200番代発売にちなんで、急行「大雪・紋別・はぼろ」の整備を行いました。この編成は一旦完成していますが、色々と調べてみると面白い編成が見つかります。その中で、夏季ですが札幌のキロ28を連結した編成の写真が見つかりました。
北海道で「キロ28!?」と思われるかもしれませんが、1973年7月の中央西線電化で中部地区のキハ58系に余裕が出来たからか、美濃太田のキロ28 131と198の2両が同年7月8日付で札幌へ転属しています。キロ26とキロ28では車体の構造が大きく異なり、キハ56とキハ58の違いよりももっと目立ちます。このキロ28は札幌配置で主に比較的短距離で降雪の少ない急行「ちとせ」をメインに使用されていましたが、夏季には使用区間限定が解除されていたのか、同じく札幌担当の急行「大雪」に紛れ込んでいる写真が見つかっています。
そこで、編成のバリエーションを増やすためにこの札幌配置のキロ28を再現する事を検討してみたいと思います。
↑Tomix製のキロ28 2300です。比較的初期の息の長い製品です。
札幌にいたのは131と198で、198はモデルチェンジ車に移行する前の100番代では最終グループに当たりモデルチェンジ車同様に便所窓が横長の小窓になっています。先頭車である「キハ」はモデルチェンジ車に移行した際に冷房準備工事のため大幅な設計変更がされましたが、グリーン車については100番代の中期車以降で既に新製冷房車になっているためモデルチェンジ車との差異があまりありません。
最も目立つ差異は100番代では屋根上に蛍光灯用の豆通風器があるのに対しモデルチェンジ車ではこれが無い事でしょうか。ということは、この豆通風器が付いた屋根板と交換すると比較的簡単に再現できそうです。
↑ウチにはTomix製の急行「たかやま」用キロ28 6002のジャンクボディがありました。これの屋根板をキロ28 2300とすり替えると簡単に出来そうです。
↑屋根板を交換しました。お手軽にキロ28 100番代の最終グループ(のうち4VK取付を行い2100になったもの)となりました。
細かい事を気にしないのであればこのままでも良いですが、実車のキロ28 198に近づけるにはもうちょっと加工すると良さそうです。
・模型では床下水タンクがFRP製になっているので、古い鋼製タンクに交換する。
・模型では4VK付きの姿になっているので、床下の4VK+DM83を撤去して4DQ-11P+DM72に換装する。
・模型ではDM83用のルーバーが3位側車体側面にあるので、これをDM72用の4位側に移設する。
・余力があれば妻面の冷房用KE8+KE53Cジャンパ栓納め表現を切除する。
・グリーン帯及びグリーンマークを入れる。
と言ったところでしょうか。一番のネックは側面の冷房発電機用ルーバーですね。。。 DM83用を削る際に2連下降窓の水切りを削ってしまわないようにするのが大変です。
時間のある時にボチボチ加工を始めようかなと思っておりますが、最近は寒くて進捗が極めて遅いので気長にお待ちください。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!