久しぶりに続きです。
この日からがどちらかというと北海道遠征の目玉となる道北方面への移動となります。
〈目次〉
留萌本線乗車
まずは頑張って6時前に起床して始発の特急で深川駅へ。深川から留萌本線に乗車し現在終着駅となっている留萌駅へ
廃線候補現状NO1みたいな路線となっている留萌線の留萌駅ですが、駅は思ったより大きな駅。なんだかかんだ言ってもズルズルここまで営業を続けられているわけですからそれなりの規模はあるようです。
つい最近までは増毛へ。更に前は羽幌線を経由して幌延までひたすら線路が伸びていたわけですからかなりのターミナル駅。ですがもう先は長くないんだろうなぁと。
この後このまま引き返して深川駅からは深名線代行バスに乗車します。
JR北海道バス深名線乗車
深川→幌加内(快速バス)
実は留萌本線乗車よりもこの日楽しみだったのはこの深名線バスに乗車する事。
8割以上興味本位って感じですが、北海道フリーパスを使えばこの路線に無料で乗車出来ちゃうのでね!
早速乗車。バスは幌加内で系統を分割されており、まずは深川→幌加内
利用客は私を含めて3人。
このバスは快速バスなので次の停車は多度志。深名線時代は深川から3つ目
貸切になりました(´・∀・`)
その後貸切のバスは当然のように誰を乗せるわけでもなく、雄大な北海道らしい車窓と満開の蕎麦の花畑の中を突き進み1時間ちょっとで幌加内に到着となりました。
平日の昼間とはいえ流石にもうちょっと乗っていると思ったのですが…
旧幌加内駅
幌加内では乗り換え時間が90分ほどあったので蕎麦屋で昼ごはん
かなり有名な店だったらしく行列も出来ていていましたが、並んだ甲斐もあって感動的な美味しさでした。元々出汁の都合とかで東日本の蕎麦はあまり個人的に得意では無かったのですがここは非常に美味。
いやマジで今まで食った蕎麦の中で一番美味かったかも。思い出に残る味でした。
ついでに旧幌加内駅を見学。と言っても旧駅は火災で焼失してしまったそうなので御覧のあり様なわけですが。
ただこれは国鉄駅あるあるなのでしょうが、やはり町の中心部からちょっと離れているような。
旧JR深名線資料館
一応ちょっとした資料館が幌加内プラザに併設されているのでそちらも見物。
ここいらは日本でもトップクラスの豪雪地帯ですしとにかく寒いことでも有名なエリア。現役時代の冬に乗ってみたらそれはそれで楽しかったんだろうなぁと考えちゃいますね。
ただ乗換時間を利用してっというのは当時だと幌加内は使えなかったでしょう。といいますのも当時の運行系統は朱鞠内で分断。この後朱鞠内もバスで通過しますが…
幌加内→名寄
幌加内から名寄は流石にまだ利用者が…居る訳ねぇんだよなぁ…
恐らく沿線自治体とかがどうにか財政支援して奇跡的に運行水準をある程度は維持しているというのが実情の様子。
車窓から見えるのは第3雨竜川橋梁という北海道の土木史の中ではわりと重要な橋だったらしいです。かなり大切に保存されている様子が外からも見ることが出来、今ここを列車が走行してもあまり違和感を感じないレベル
そしてかつての運行拠点だった朱鞠内駅
駅前には何もない。比喩的な表現とか大げさとかではなく冗談抜きで何もない。家数件と郵便局とぐらい?
幌加内はコンビニもないほどに小さな町ですが、それでも町。それなりに人の気配を感じることが出来ますが、ここは幌加内より更にない。
オタク的には興味深いですが、これよく路線バス維持できてるよな…
一応朱鞠内湖の観光需要とかがあったのかもしれないですが、当時の利用実態も幌加内の方が利用されているような気がしますね。
wikiみても断然幌加内の方が利用は旺盛ですし、深川‐幌加内の利用はまだ比較的あった?とかそんな感じですかね。
結局JRになっても存続できたのは雪の量がとんでもなく、並行道路が未整備だったに尽きるわけですが。
そして名寄駅に到着
結局名寄市内でも乗客を拾うことなく、自分1人を名寄まで送り届けるリクライニング路線バスとなりました。
ということで結果、深川-多度志だけは誰か乗ってたというオチ。朝夕はもうちょっと乗ってることを祈りたいです。
つーか北海道フリパで乗れるんだから鉄ヲタの皆様是非ご乗車を。鉄道ではないですが、車窓も雰囲気も非常に良いですし、蕎麦も美味いですよ!
続く