竹鼻線100周年によせて | 鉄道きさらんど

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いつも列車・バスなど公共交通の事ばっか考えてます。

先日は羽島市で12日まで開催中の「竹鼻線開通100周年-軌跡をたどりそして未来へ-」を見学しに羽島市歴史民俗資料館に行った。名鉄や岐阜新聞、地味との鉄道ファンの協力で展示が充実していてかなり中身の濃い展示だった。

その後に羽島市コミュニティバス南部線に乗車。このバスは20年前に廃止になった竹鼻線の江吉良・大須間の廃線跡に沿って走り、しかも終点の岐阜羽島バスタクシーの大須観音営業所のバス停は隣が旧大須駅跡地。もちろん今は更地だが、地元の医院の建設費寄贈で建てられたという駅併設トイレは公衆トイレとして残っているようである。

 

当時の竹鼻線末端区間は日中は30分ヘッド、片道1時間2本だった。今はコミバスの本数が日中は1時間ヘッドと時刻表だけを見ると不便に見えるが、コミバスは均一運賃で1乗車100円と安い。20年前は消費税5%、今は10%なので税抜きの運賃はとてもお得感がある。またこまめにバス停に停まる。しかし地方の公共交通の現状は元々厳しいしコロナ禍の外出自粛ムードが尾を引いているのもあってか往復の乗車で、自分以外の乗客は1便に1人2人いるかいないかだった。