そして、11月23日はこれまた久しぶりの東葉高速鉄道に乗って北習志野からアプローチ。
普通にJRの津田沼から行けば良かったんじゃないかとか、イベント会場でも8000形の記念乗車券を
買えたじゃないかというのは後刻談であるが。
この日、最初に乗ったのは8800形。
8000形なき今、唯一の純粋な新京成線オリジナルの電車といってもいいだろう。
また、直流1,500V路線で初めて本格的にVVVFインバータ制御を採用した先進車でもある。
新京成線内最多の6両編成16本が在籍し、一番遭遇率が高い主力電車だ。
しかし、その経緯はなかなかに複雑で…
特に8両編成から6両化された際に改番されたり、先頭車化改造を実施した編成も在籍する。
ちなみにこの8804編成は先頭車化改造車で、従来車と比べて前面窓下の手摺りが当初から無いのが
見分けるポイントで、一概に編成番号だけでは簡単に見分けられないのがまた面白い。
ただ、既に初期車登場からもう35年。
一部リニューアルもされているが、労せずに撮って乗るなら今のうちにと言っておこうかな。
続いてはN800形。
京成千葉線への片乗り入れに対応し、2005年から6両編成5本30両が製造されている。
8900形まで4世代続いた新京成オリジナルから、京成電鉄乗り入れを前提としたために車体こそは
京成3000形などのグループ標準車体と呼ばれる様式を採用し、先頭車がMcになるなど変更もあるが
車内スキームや機器類は新京成ならではのものを多く採用している。
新津田沼にて
まぁとにかく、乗ってみると車両にしても路線にしても、独特の風情があって面白い。
路線成り立ちの経緯上カーブも多いし、京成津田沼〜新津田沼間には単線区間も残る。
にしても、ピンクはなかなかに派手だなぁw
まだ自分の中では「くぬぎ山の狸」などと呼ばれていた茶色系のイメージが未だに濃いのだが。
京成電鉄とのブレンド具合と、オリジナリティの主張具合がなかなか絶妙。
乗り進めていくと、だんだん派手なピンクも気にならなくなってくる。
こちらはオリジナルの先頭車。
かつての8800形は8801から8896までひたすらに続番というスタイルだったが、編成組み換え時に
ハイフン付きに番号整理されて少しだけわかりやすくなった。
ただ、先述の通り番号の付番法則が他社と比べると独特である。
旧番との対比は、データを見比べないと一概にはわからない。
8900形は京成3700形に京王8000系のような前面を組み合わせたような感じ。
もともと8両編成3本の小世帯だったが、6両編成化で6両が余剰廃車となっている。
くぬぎ山車両基地にて
そして、今新京成で注目なのは最新形式の80000形だ。
早速くぬぎ山→松戸間で初乗車が実現。
やはり車体は京成3100形と共通ながら、車内インテリアなど随所に新京成らしさが光る。
この秋から、この第2編成が走り始めたばかり。
これから先の活躍が楽しみだ。
ともかく、これからはちょっとは千葉の私鉄にももっと注目度を高めてみようか…
そうしみじみ思った、秋の暮れでありました。
それは、最近すっかりご無沙汰の方面も含めて。