JR四国・アンパンマン列車

車体は瀬戸内海の島々をイメージ☆「瀬戸内海アンパンマントロッコ」
おもに土日を中心に高徳線・徳島線で運転されているキロハ186-2「ゆうゆうアンパンマンカー」が2021/11/12にキハ185-17+キハ185-18の
復刻国鉄色車に挟まれる形で「うずしお7号」で運転されました。
 
アンパンマン列車は、やなせたかし原作のテレビアニメシリーズ『それいけ!アンパンマン』に登場するキャラクターとコラボをした、四国旅客鉄道(JR四国)が保有する鉄道車両観光列車)の総称です。
利用促進を目的として、土讃線を走る特急列車南風」に投入されたのがアンパンマン列車の嚆矢である。現在では予土線牟岐線鳴門線を除くJR四国の全ての路線で何らかのアンパンマン列車が運行されており、「ものがたり列車」と並ぶ代表的な観光列車となっている。
 
2000系気動車特急「南風」アンパンマン列車 約20年にわたって運行されたが、新車両の2700系が登場したことにより、2000系のアンパンマン列車は2020年に引退となった。

土讃線アンパンマン列車

土讃線アンパンマン列車は、2000年に運行を開始した。

JR四国が最初に登場させたアンパンマン列車です。

運行概況(土讃線)

特急「南風」で運用される。行程には3往復の「Aパターン」と2往復の「Bパターン」があり、あかいアンパンマン列車ときいろいアンパンマン列車が隔日で交互に充当されるようになっている。

「土讃線アンパンマン列車(オレンジ)」の土佐くろしお鉄道2130号

2000系時代末期には「あしずり」でも用いられたが、2700系への交代で終了した。

使用車両(土讃線)

2700系気動車2編成8両体制で、「あかいアンパンマン列車」は2803・2751 ・2701・2703、「きいろいアンパンマン列車」は2804・2752・2702・2704で構成される。1号車後位側には「アンパンマンシート」があり、アンパンマン達を模した座席が配置されている。

 

予讃線アンパンマン列車

予讃線アンパンマン列車は、2001年に運行を開始した。

8000系アンパンマン列車」と「宇和海アンパンマン列車」で構成される3編成10両体制で、アンパンマン列車では最も車両数が多い。

運行概況(予讃線)

しおかぜ (列車)」、「いしづち (列車)」、および「宇和海 (列車)」も参照

8000系アンパンマン列車は「しおかぜ」9・10・21・22号、「いしづち」9・10・21・22・101・104号、「モーニングEXP松山」で運転される。このうち「しおかぜ」全列車と「いしづち」101・104号(一部運転日を除く)にはアンパンマンシートの設備がある。

宇和海アンパンマン列車は「宇和海」4・5・10・11・16・17・22・23号で運転される。後述の通り、アンパンマンシートはない。

なお、後述の2000系10両時代は「しおかぜ」「いしづち」「宇和海」のみでの運行だった。また、8000系アンパンマン列車は当初「ミッドナイトEXP松山」でも運行されていたが、同列車が2021年に廃止となったために終了となった。

使用車両(予讃線)

8000系アンパンマン列車はその名の通り8000系電車による運行で、L3編成(5両編成)・S3編成(3両編成)が充当されている。このうちL3編成1号車後位の普通車指定席はアンパンマンシートで、「虹」を取り込んだ座席を装備するほか、デッキや洗面台・トイレにもアンパンマンの装飾がされている。

宇和海アンパンマン列車は2000系気動車による運行で、2117・2152の2両が使用されている。

両列車とも白背景に虹とアンパンマンのキャラクターを配した外観に統一されている。

 

アンパンマンの世界が楽しめる土讃線の気動車特急

瀬戸大橋線を経由して岡山駅と高知駅を結ぶ特急「南風」の一部列車に使用されるのが、2020年7月に新車両2700系でデビューした「土讃線あかいアンパンマン列車」と「土讃線きいろいアンパンマン列車」です。JR四国の最新鋭特急形気動車2700系は、背もたれと連動して座面が前方にスライドするリクライニング機能を採用した普通車の座席(ひじ掛けにはコンセントを設置)や、無料で利用できるWi-Fiサービスの提供、おむつ交換台やベビーキープを備えた車いす対応の多機能トイレの設置など、充実した車内設備と快適な移動が楽しめる車内空間が特徴の車両です。

特急「南風」に使用される2700系車両のうち8両が土讃線アンパンマン列車となり、4両編成(1号車がグリーン車指定席とアンパンマンシートの普通車指定席、2号車は通常の普通車指定席)または3両編成(2号車は半室が通常の普通車指定席に変更)が、赤色と黄色の2タイプの列車となっています。子供たちの夢が広がるアンパンマンの世界を楽しみながら、岡山駅と高知駅を結ぶ列車旅を満喫することができます。

 

あかいアンパンマン列車

ニコニコ笑顔いっぱいのアンパンマンとその仲間たちが描かれている列車が、赤色をベースとした車体の「あかいアンパンマン列車」です。4両編成(3両編成で運転の日もあります)の全車両にアンパンマンとその仲間たちのイラストが描かれており、列車がホームに入線してきた時からアンパンマンの世界が広がります。大きなアンパンマンは両側の先頭1・4号車(3両編成の場合は1号車)に描かれています。
 

きいろいアンパンマン列車

キラキラ元気いっぱいのアンパンマンとその仲間たちが描かれている列車が、黄色をベースとした車体の「きいろいアンパンマン列車」です。「あかいアンパンマン列車」と同じく4両編成(3両編成で運転の日もあります)の全車両にアンパンマンとその仲間たちのイラストが描かれていますが、同じ1号車でも「あか」と「きいろ」では表情や配置が異なり、2種類のアンパンマンの世界を楽しむことができます。
 

アンパンマンシート(1号車)

高知方の1号車は半室がグリーン車指定席、もう半室は「アンパンマンシート」を24席配置した普通車指定席となっています。1号車のデッキでは、壁面いっぱいに描かれたアンパンマンと大勢の仲間たちが出迎えてくれます。客室内は天井にもシートにもアンパンマンとその仲間たちが描かれていますので、列車に乗車した瞬間からアンパンマンの世界を感じることができます。
 

高知駅「アンパンマン列車ひろば」

高知駅の改札を入り、アンパンマンが描かれた「虹の大階段」を上がると、メインオブジェの楽しいジオラマがある「アンパンマン列車ひろば」があります。5つのアンパンマン列車が四国の景色の中を走るジオラマをはじめ、奥の壁にはアンパンマン列車の情報が満載の「アンパンマン列車インフォメーション」、左手にはミニチュア車両と一緒に写真が撮れる記念撮影コーナーがあり、アンマンパン列車を堪能することができます。
 
by   GIG@NET
 
 
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